夕べ、ファミマに寄ったら、壁にポスター。なんと、KARAの全国主要都市でのコンサートの先行予約のお知らせ。やや、これは見逃せない! 帰宅したら、さっそく会員登録しているE-PLUSのHPを開いて確認した。お、あるある、KARAのコンサートのスケジュールが。早速横浜公演を予約した。当たるか当たらないかはわからないが、当たってほしいな。なんたって、K-POPの中でKARAと少女時代はずば抜けていい。少女時代は昨年コンサートをやったが、お金がなくて泣く泣くあきらめた。が、今年はちょっぴり懐が豊かになったので、安心してKARAを申し込んだ。
世の中にはいろんな種類の人間がいるから、韓流文化を侵略呼ばわりするアホもいる。しかし、いつの時代も、いいものはいい、に決まってる。韓国差別主義者が屁理屈こねて、フジテレビに八つ当たりしようと、現代の日本文化にないものが韓国の現代文化にあるのだから、そこに新鮮味を感じてファンになる人が出てくるのは当然だ(いまや車も家電製品も韓国製品が世界市場を席巻しているではないか)。その潮流を苦々しく感じているものたちは韓国文化に対して嫉妬にかられているにすぎない。
韓流ブームの先駆けはドラマ「冬のソナタ」に始まる。女性、特に中年女性が熱狂した。ぼくもその外観だけ見て、おばさんたちにひややかな眼差しを向けていた。ところが、そのうち、なぜ、そんなに熱狂するのか、たまたまオークションで「冬のソナタ」のDVDを割安で買えたので見てみた。そしたら、感動して、涙が出た。何度も。なるほど、おばさんたちが熱狂するのも無理はないと思った。なぜなら、それは日本の映像文化から消えて久しかった純愛ドラマが、美しい画面と心をゆさぶるストーリーと、泣けるような主題歌で埋め尽くされていたから。昔の日本の純愛映画を彷彿とさせた。しかし、高度成長期を契機に豊かになり、急速に社会構造がアメリカ化し、伝統文化を失っていった日本の社会からいつしか消えてしまった純愛物語がそこにあった。だから、おばさんたちは泣き、ペ・ヨンジュンに熱狂した。それは昔、日本の青春スターに熱狂した姿と同じシーンだ。しかし、今の日本におばさんたちを夢中にさせるヒーローはいない。ヒロインもいない。だから、「冬のソナタ」は空前の韓流ブームを誘引した。
その次にやってきたのがK-POP。走りは男子ユニットの東方神起あたりだろうが、KARAが登場するまでは韓流文化に嫉妬する卑屈者も出なかった。しかし、KARAのお尻ふりふりの奇抜なダンスパフォーマンスと軽快なリズム、J-POPにないメロディーラインは日本の音楽シーンに衝撃を与えた。それは、日本にはない新しい音楽の出現を意味していた。だから、特に男性ファンより、若い女性に新鮮な刺激を与えた。映像で見るコンサート会場の女性ファンの多いこと! これがKーPOPの特徴。韓流文化の支持者は「冬のソナタ」に熱狂したおばちゃんたちから、10代20代の若い女性たちに移行していた。比べてみるといい。J-POPにKARAや少女時代と比肩できるグループがあるか? ない。だから、若い女性が熱狂するのだ(AKBは別の意味で人気がある)。
KARAに続いて少女時代が登場すると、K-POPの人気は不動のものになった。少女時代はKARAにない美脚揃い、それが9人ものきれいなダンスラインで歌うのだから、観客は魅了される(「Mr.taxi」のダンスパフォーマンスのユニークさ!)。しかも、各人が実に歌がうまい(ソロでやれるメンバーばかりだろう)。昨年末の紅白出場はK-POPの人気を決定づけた。その証拠にいまや、ぼくみたいなおじさんがファンになっている(笑)。
K-POPはもちろん、突然生まれたわけではない。昔の韓国歌謡といえば、演歌だ。韓国演歌は日本の演歌ともよく似たメロディーで、同じ文化的基盤に根ざしていることがわかる。しかし、韓国演歌は怨歌と表記されるように、その内容において日本演歌とは質的に異なる文化を持っている。韓国の人々が悲しみを表すときの、あの激情を見るとわかる。日本人とは表現の仕方が異なる。が、そういう韓国文化にもおそらくソウル五輪を契機にしてアメリカ文化が流入し、アメリカンポップスの影響を受けてK-POPが醸成されていった、日本人が知らない間に。
韓国の音楽プロデューサーたちは日本の人口の半分にも満たない青年たちの中から有能なミュージシャンの卵を発掘し、徹底した英才教育を施し、いつしか語学が堪能で歌がうまく、ダンスパフォーマンスもできるミュージシャンたちを輩出した。その結晶がKARAや少女時代をはじめとするK-POP群だ。かれらは日本進出だけでなく、世界進出をも視野に入れて活動している、卑屈な韓国差別主義者たちが小さな事象にわいわいがやがや騒いでいるうちに。誰がなんと言おうと、いいものはいい。だから、K-POPは日本の若者、いやおじさんたちにも支持されるのだ。が、いずれ流行は廃る。K-POPもいつか飽きられる日も来るだろう。が、それはそれでいいではないか? 流行歌に永遠不滅はないのだから。
想像を交え、ぼく流のK-POP論を論じてみた…さて、チケットは当たるだろうか…外れたら、オークションででも手に入れたいな。
KARA「Mister」


