イスラエルの、戦争に対する考え方~驚異の芽は先に摘んでおく
Theme: メッセージ 2012-05-31 posted by aoiti
イスラエルの真実
田窪寿保さんのブログ「ジェームス・ボンドな日々」より
田窪寿保
BLBG代表 ヴァージン アトランティック航空日本支社勤務を経て、英国グローブ・トロッター社取締役副社長(日本支社長兼任)、ブリティッシュ・ラグジュアリーブランド・グループ(BLBG)株式会社代表取締役、英国ターンブル&アッサー社、スマイソン社、フォックス・アンブレラズ社、パトリック・コックス社などの日本代表。
2011年7月19日
イスラエルの真実。
先日、所用があって、イギリスからイスラエルに行ってきた。
「イスラエルに行く」と言うと、ほぼ全員が心配そうな顔で「大丈夫?」と聞く。
確かに、自分も同じように言うだろう。いつも戦争しているイメージがあるからだろうか。
また「ユダヤ人」というだけで、「フリーメイソンの陰謀」だとか、「ヴェニスの商人」などという
不名誉なイメージがつきまとうのも事実だ。
これは不思議な事にイギリスでも同じ事で、非常に残念な事に「ジュー(ユダヤ人)」というと、
ときに差別的な響きを伴うこともある。ユダヤ人=商売がえげつない、などというイメージだ。
こういったステレオタイプな誤解は、やはり歴史や事実を知らないと、なかなか解けるものではない。
イエス・キリストを十字架に送って以来、ローマ帝国の迫害を受け、故郷を追われたユダヤ人は、
世界に散らばった。そして2000年の長きにわたる放浪の末に、イスラエルの地を取り戻したのだ。
ものすごーく、忍耐強い民族である。
いくつもの民族が、この2000年の間に滅んでいるのに。
有名な迫害は、ナチスドイツの「ユダヤ人殲滅計画」、いわゆるホロコーストであるが、
600万人と言われるこの大虐殺ですら、乗り越えて現在にいたる。
ある意味、驚異的な人々だ。尊敬するに値する事は言うまでもない。
イスラエルでは、確かに戦争が身近ではある。
まぁ、あれだけ迫害されてきた歴史があれば当然の事のようにも思える。
国民全員にNBC(ニュークリア/バイオケミカル、核兵器および最近化学兵器)対応のガスマスクを国費で配給し、各家庭に核シェルターを義務づける、イスラエル。
一般市民ですら、戦争は当然の事と受け止めている。
軍隊の在り方も非常に面白い。
イスラエル国防軍が考える防衛とは、日本の自衛隊の「専守防衛」と全く違う。
日本では攻撃されたら、領土内で反撃しますよ、というものだ。
しかしイスラエルは、他国が核爆弾を作る可能性がある、となると、他国であろうが突然爆撃する。
つまり、脅威の目は先に摘んでおく、ということである。
アジア情勢に置き換えると、北朝鮮のテポドンの脅威に対して、自衛隊が先制攻撃を仕掛ける、
という感じだろうか。
そして、攻撃するとなると徹底的に相手を叩く。そう、それはそれは徹底的に。
近隣諸国の軍事力では、そんな軍事強国のイスラエルには刃向かえなくなってきている。
反撃すると、二倍返しが待っているので、他国も容易には手出しをできないのだ。
第二次世界大戦以降、アメリカの大きな軍事力という傘の下で、平和ボケした日本と違い、
イスラエル人のほとんどが、平和と言うと「たまたま戦争の無い状態」だと思っている。
また平和や自由と言うのは、戦って勝ち得るもので、タダで手に入るものではない、と信じている。
というより、彼らにとっては、2000年の血の犠牲の上に成り立つ、最も大事なもの、なのだ。
イスラエルへの入国で、先ず最初に目にすることになる、自動小銃を手にした若い兵士達は、
ほとんど徴兵制によるもので、この国が今、置かれている現実を知る事ができる。
日本で言えば大学でサークル活動を楽しんでいる年の頃の青年たちだ。
町中では、このような兵士達を見かける事が多い。
それだからこそ、逆にイスラエル国内は安全だとも言えるのだが、やはり肌でぴりぴりと感じる
この緊張感は、明らかにヨーロッパのものとは違う。
一方で、非常に面白い事に、そんな軍事産業ですらも、イスラエルに利益を落とす貿易の中核を担っている。以下はイスラエルの防衛産業のセールスデイレクトリーである。ご参考までに!
イスラエル国防軍
heli
次回は、イスラエルの重要な輸出品である兵器やそれを扱う、通称「闇の商人(武器商人)」の話をしたいと思う。ただ世界最強のスパイ組織、イスラエル諜報特務局(モサド)にマークされないような(けっこうマジ)レベルで、ではあるが・・・・。
「ジェームズ・ボンド」なホンモノの世界が、確かにそこにはあった。
2011年7月19日
田窪寿保さんのブログ「ジェームス・ボンドな日々」より
田窪寿保
BLBG代表 ヴァージン アトランティック航空日本支社勤務を経て、英国グローブ・トロッター社取締役副社長(日本支社長兼任)、ブリティッシュ・ラグジュアリーブランド・グループ(BLBG)株式会社代表取締役、英国ターンブル&アッサー社、スマイソン社、フォックス・アンブレラズ社、パトリック・コックス社などの日本代表。
2011年7月19日
イスラエルの真実。
先日、所用があって、イギリスからイスラエルに行ってきた。
「イスラエルに行く」と言うと、ほぼ全員が心配そうな顔で「大丈夫?」と聞く。
確かに、自分も同じように言うだろう。いつも戦争しているイメージがあるからだろうか。
また「ユダヤ人」というだけで、「フリーメイソンの陰謀」だとか、「ヴェニスの商人」などという
不名誉なイメージがつきまとうのも事実だ。
これは不思議な事にイギリスでも同じ事で、非常に残念な事に「ジュー(ユダヤ人)」というと、
ときに差別的な響きを伴うこともある。ユダヤ人=商売がえげつない、などというイメージだ。
こういったステレオタイプな誤解は、やはり歴史や事実を知らないと、なかなか解けるものではない。
イエス・キリストを十字架に送って以来、ローマ帝国の迫害を受け、故郷を追われたユダヤ人は、
世界に散らばった。そして2000年の長きにわたる放浪の末に、イスラエルの地を取り戻したのだ。
ものすごーく、忍耐強い民族である。
いくつもの民族が、この2000年の間に滅んでいるのに。
有名な迫害は、ナチスドイツの「ユダヤ人殲滅計画」、いわゆるホロコーストであるが、
600万人と言われるこの大虐殺ですら、乗り越えて現在にいたる。
ある意味、驚異的な人々だ。尊敬するに値する事は言うまでもない。
イスラエルでは、確かに戦争が身近ではある。
まぁ、あれだけ迫害されてきた歴史があれば当然の事のようにも思える。
国民全員にNBC(ニュークリア/バイオケミカル、核兵器および最近化学兵器)対応のガスマスクを国費で配給し、各家庭に核シェルターを義務づける、イスラエル。
一般市民ですら、戦争は当然の事と受け止めている。
軍隊の在り方も非常に面白い。
イスラエル国防軍が考える防衛とは、日本の自衛隊の「専守防衛」と全く違う。
日本では攻撃されたら、領土内で反撃しますよ、というものだ。
しかしイスラエルは、他国が核爆弾を作る可能性がある、となると、他国であろうが突然爆撃する。
つまり、脅威の目は先に摘んでおく、ということである。
アジア情勢に置き換えると、北朝鮮のテポドンの脅威に対して、自衛隊が先制攻撃を仕掛ける、
という感じだろうか。
そして、攻撃するとなると徹底的に相手を叩く。そう、それはそれは徹底的に。
近隣諸国の軍事力では、そんな軍事強国のイスラエルには刃向かえなくなってきている。
反撃すると、二倍返しが待っているので、他国も容易には手出しをできないのだ。
第二次世界大戦以降、アメリカの大きな軍事力という傘の下で、平和ボケした日本と違い、
イスラエル人のほとんどが、平和と言うと「たまたま戦争の無い状態」だと思っている。
また平和や自由と言うのは、戦って勝ち得るもので、タダで手に入るものではない、と信じている。
というより、彼らにとっては、2000年の血の犠牲の上に成り立つ、最も大事なもの、なのだ。
イスラエルへの入国で、先ず最初に目にすることになる、自動小銃を手にした若い兵士達は、
ほとんど徴兵制によるもので、この国が今、置かれている現実を知る事ができる。
日本で言えば大学でサークル活動を楽しんでいる年の頃の青年たちだ。
町中では、このような兵士達を見かける事が多い。
それだからこそ、逆にイスラエル国内は安全だとも言えるのだが、やはり肌でぴりぴりと感じる
この緊張感は、明らかにヨーロッパのものとは違う。
一方で、非常に面白い事に、そんな軍事産業ですらも、イスラエルに利益を落とす貿易の中核を担っている。以下はイスラエルの防衛産業のセールスデイレクトリーである。ご参考までに!
イスラエル国防軍
heli
次回は、イスラエルの重要な輸出品である兵器やそれを扱う、通称「闇の商人(武器商人)」の話をしたいと思う。ただ世界最強のスパイ組織、イスラエル諜報特務局(モサド)にマークされないような(けっこうマジ)レベルで、ではあるが・・・・。
「ジェームズ・ボンド」なホンモノの世界が、確かにそこにはあった。
2011年7月19日
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