あおいさんの部屋

matamura aoi blog


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本年もお世話になりました。又村です。

今年1年、研修会などへお招きいただいた皆さま、本当にありがとうございました。本当はお一人おひとりとゆっくりお話させていただければ良かったのですが・・ゴメンナサイ。また、これに懲りず来年もよろしくお願い申し上げます。皆さま、良いお年を。

という、このままでは投稿終了になってしまうような導入はこれくらいにして、今日も「つなぎ」法のフォローを続けたいと思います。

今回の「つなぎ」法において、もっとも大きく変わる点が、障がい児支援です。(法律的には、児童福祉法の改正となります)かなりの制度変革ですので、何回かに分けて整理したいと思います。今回は「障がい児支援の主体」についてです。

現在の制度でも、障がいのある子どもの支援は基本的に市町村が主体となっていますが、いわゆる施設利用については都道府県が主体となっています。そのため、特に未就学のお子さんに関しては、なかなか市町村が支援の必要性を把握できない状況が続いていました。(未就学の子どもが利用する通園施設の利用決定を都道府県(児童相談所)が行っているため)

そういった背景もあり、今回の法改正では通園施設に関する支給決定を市町村へ移管することとなりました。これにより、市町村が小学校へ上がる前から支援を必要とするお子さんと関わることが可能になることが期待されます。

しかし、一方で市町村が通園施設の支給決定を行うためには、いつくかクリアすべき課題があります。主な課題は次の4点です。

1 支給決定の根拠をどうするか
 これまで、都道府県(児童相談所)ではドクターや心理士によってお子さんの支援の必要性を判定していました。そのため、療育手帳を持っていないお子さんであっても、通園施設の支給決定を行うことができました。これと同じような支給決定を市町村を行うことができるかどうか・・準備期間での対応が必要です。

2 広域的な利用調整をどうするか
 これまでは都道府県(児童相談所)が支給決定していたため、エリア内に通園施設を持っていない市町村であってもさほど心配しなくて良かったのですが、これからは市町村が支給決定することになりますので、広域的な利用調整の仕組みも考える必要があります。(ちなみに、市町村の障害福祉計画などにどのように位置付けられるのかも気になるところ)

3 児童デイ1型と通園施設の役割分担をどうするか
 これまでこの2つは別のサービスとして位置付けられてきましたが、24年4月からは同じカテゴリになります。そうなると、通園施設と児童デイ1型が両方とも存在する市町村では、役割分担をどのようにするか、考える必要がありそうです。

4 費用分担も増えることをどう捉えるか
 これまで都道府県(児童相談所)が支給決定していましたので、当然支援サービスの費用負担も都道府県が担っていました。しかし、今後支給決定の主体が市町村へ移管されるということは、費用負担も市町村が担う(他サービスと同様、国2分の1、都道府県4分の1、市町村4分の1になると思われます・・未確認ですが・・)


こういった課題をしっかりクリアしないと、せっかく市町村が障がい児支援の主役になるチャンスなのに、無用の混乱だけがもたらされてしまう可能性もあり、ちょっと心配しています。(方向性はとても良いので賛成なのですが)

では、次回も障がい児支援のことを触れたいと思います。今度こそ、良いお年をお迎えください(笑)
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ちっとも仕事が納まりません。又村です。

一応、今日は「御用納め」らしいのですが、そんなの関係ねえ(割と死語)とばかりに明日も出勤です。暖房なしがつらい・・

という哀切漂うネタは悲しくなるのでこれくらいにして(笑)、今日は「つなぎ」法のフォローをしたいと思います。

今回ご紹介するのは、「同行援護」というサービスの創設です。

これは、従来「市町村地域生活支援事業」(市町村裁量で実施する事業で、国と都道府県からは定額の補助金しか出ないため、市町村によって取組みにかなり差がある)の「移動支援」として実施されていた外出の付添いを、国の事業(個別給付)にする(戻す)というものです。(以前の支援費制度では「移動介護」という名称で国の事業でした)

ただし、対象となる人は「重度の視覚障がい」の人に限られます。国の資料を読む限り、重度の肢体不自由の人は「重度訪問介護」、重度の知的・発達・精神障がいのある人は「行動援護」があるので、重度の視覚障がいのある人には「同行援護」を位置付けましょう・・という考え方のようです。

したがって、「重度訪問介護」に該当しない肢体不自由の人、「行動援護」に該当しない知的・発達・精神障がいのある人、そして「同行援護」に該当しない中軽度の視覚障がいのある人(おそらく、概ね1・2級の人が対象になると思われます・3級の人は市町村判断かな・・)については、引き続き地域生活支援事業の「移動支援」が外出時の付添いサービスとなります。

というわけで、特に知的・発達・精神障がいのある人の多くには残念ながらあまり関係ない話題なのですが、しかしここで終わりにせず、もう一歩踏み込んで考えてみたいと思います。

同行援護の創設により視覚障がいのある人の「移動支援」が個別給付化するということは、その分、地域生活支援事業の財源に(それなりの規模の)余裕が生まれる、ということになります。

これを、たとえば自立支援協議会で必要性は共有されてるものの、財政的事情から最初の一歩を踏み出せていなかった地域独自の取組みに充てるとか、残された移動支援事業の単価アップに回すとか、何しろ有効に活用できるよう、今から働きかけることが大切なのかな・・と思う次第です。

今後また触れますが、今回の「つなぎ」法により、地域自立支援協議会が法定化されていますので、それを機に自立支援協議会での議論を活発化させることも一手ですね。(逆に、言うまでもありませんが、最悪なのは特に何も手を打たず、気付けば財政当局へ召し上げられてしまうパターンです。もっとも、現時点での地域生活支援事業の補助率が劣悪(本来国からもらえるはずの50%補助が全然もらえていない。良くても40%くらい)なので、その可能性も大いにありますが・・)

いずれにしても、今回の例は一見すると関係ないように見えるけど、ところてん式に広がっていく典型例だと思います。制度の見直し時期には、こういった視点が意外とお役立ちなので、頭の片隅に置いていただけるといいかなあ、と思う次第。

では、引き続き「つなぎ」法のフォローをしたいと思います。
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ビートルズ全集を聴きまくり。又村です。

「IF I FELL」のハモリを聴いて不覚にも涙が・・そんな私は37歳のオッサンです(爆)

さて、そんな自虐ネタはさておき、今日は「つなぎ」法のフォロー・・ではなく、又村が1月にお呼ばれ(主催も含む)の研修会をご紹介しますね。(HPなどで申し込みできるものを抜粋しました)

【第2回「魁!又村塾!!」】 (これは主催です)
1 日 時 2011年1月22日(土) 10時から12時15分まで(その後、会場を移してランチあり)
2 場 所 平塚市市民活動センター(http://www.scn-net.ne.jp/~hira-sc/)
3 演 者 又村 あおい(全日本手をつなぐ育成会機関誌「手をつなぐ」編集委員)
4 内 容
・ 現時点で判明している「つなぎ」法の概要と想定されるタイムスケジュール
・ 「つなぎ」法のポイント(特にキモと思われる部分を中心に)
・ 会場の皆さんでディスカッション【事前のご質問大歓迎です】
5 参加費 資料代としてお一人500円を会場にて。なお、ランチのご希望はなるべく事前に・・
6 主 催 (特非)よろずやたきの会・ふれんど宙船(しっぷ)
7 お申込 必ずメールまたはFAXにて、下記アドレスまたはFAX番号にお送りください。(申し訳ありませんが、電話でのお申込はご容赦ください)
※ お問い合わせも同様に、必ずメールまたはFAXにてお願いいたします
8 締 切 2011年1月19日(水)必着でお願いいたします

★ 申込先のアドレス・FAX番号・記載事項
アドレス:よろずやたきの会
yorozuya@takinokai.jp
FAX:0463-36-4638
記載事項:お名前・ご所属・住所・電話番号(携帯可)、ランチ希望の有無
※ 複数名でお申し込みの場合は、お一人ずつ記載をお願いします


【障害者相談支援従事者等研修会】
日時:平成23年1月28日(金)  13時30分~17時(受付:13時)
会場:ぐんま男女共同参画センターとらいあんぐるん
    4階 大研修室 (前橋市大手町1-13-12)
対象:相談支援事業従事者、市町村関係者、相談支援事業に関心のある方
13:30 基調講演
『障害児・者の地域生活支援関係法案成立からみえてきたもの』
講師 又村あおい氏
   (福)全日本手をつなぐ育成会機関誌「手をつなぐ」編集委員
   (社)日本発達福祉連盟「発達障害白書」編集委員
15:30 パネルディスカッション
『法案成立を受けて市町村で今、何を備えるのか』
基幹相談支援センターの設置、支給決定手続きの見直し等に向けて
アドバイザー:又村あおい氏
パネリスト:
県障害政策課支援調整係長  山口明氏
高崎市障害福祉課長     深澤武氏
相談支援事業所みのり    工藤さつき氏
コーディネーター:利根沼田障害者相談支援センター 仲丸守彦氏
参加費:無料
申し込み:
申込書に必要事項を記入して、1月19日までにFAXにて障害者相談支援ぐんま事務局までお申し込み下さい。 
申込、問い合わせ先:
障害者相談支援ぐんま事務局(前橋市障害者生活支援センター内) TEL027-236-0001

※ 申込用紙などのダウンロードはこちらから(日本相談支援専門員協会のHP)
http://nsk09.org/


【所沢市手をつなぐ親の会研修会】

日時:平成23年1月29日(土)
13:00~13:30 受付
13:30~14:50 講演会(前半)
14:50~16:00 講演会(後半)
16:00~16:20 質疑応答
場 所 所沢サンアビリティーズ
所沢市上安松1286-2
Tel. 04-2995-1301
所沢駅東口からバスで「清瀬駅北口」または 「志木駅南口」行きで「西武秋津団地」下車
内 容:
又村あおいさんの紹介
障害者自立支援法の改正はどうなっているの?
障がい者総合福祉法(仮称)の最新情報
これからのスケジュールと今やれること
質疑応答などを予定しています
参加費:
無料ですが、資料代として300円を集めます
申込・問合先:
所沢市手をつなぐ親の会 村上
Tel/Fax 04-2947-1825 E-mail SC-TOKORO@nifty.com

(所沢市手をつなぐ親の会HP)
http://homepage3.nifty.com/tokoro-oyanokai/kouenkai.html


というわけで、興味のある研修会がありましたら、おいでくださいね。2月の研修会などは、また近々お知らせいたします。

では、次回は本当に「つなぎ」法のフォローをしたいと思います。
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