■なぜハマる?青いレンガのベビーカステラ!!その秘密は・・・誕生秘話
【世田谷みやげ指定 ベビーカステラ専門店青いレンガのTokyoCastellaBall】
ベビーカステラ専門店菓子工房『青いレンガ』のブログにご来訪いただきありがとうございます。長文ですが一度目を通していただけるとうれしいです。
『青いレンガ』はパティシエだった私が、焼きたてはもちろん!時間がたってもおいしい、冷めてもおいしい!今までにない洋菓子の様なベビーカステラは作れないものだろうか?と考え、1993年に創業したふわふわのベビーカステラ専門店です。
ベビーカステラ専門店菓子工房青いレンガのコンセプト
”ベビーカステラをスイーツに”
東京下北沢駅前にあるベビーカステラ専門店青いレンガは、日本で初めてのベビーカステラの専門店としてオープンいたしました。
≪東京下北沢駅前店≫
いつでも焼き立てのベビーカステラが食べれると話題になり、現在では世田谷みやげに指定されているお店です。
◯パティシエがなぜベビーカステラ屋になったのか
パティシエだった私が、なぜベビーカステラ屋に?と不思議に思うかもしれませんね。
もともとお菓子作りも小さい頃から好きでしたが、作ることよりも食べることの方がもっと大好きだったのです。
パティシエだった当時も、誰よりもつまみ食いをしていたように思います味見という名の隠れ蓑で。
むしろ主食になっていましたね(おかげで小さい時からおデブちゃんですけどね…)
ベビーカステラも例外なく大好きなお菓子で、子供の頃お祭りに行くと、友達はみんな焼きとうもろこしにたこ焼き、りんご飴とくじ引きなどお小遣いを色々な屋台で使っていました。
しかし、私だけはお小遣い全てをベビーカステラに使っていました。
いちばんたくさん入った大きな袋を抱きしめている時が幸せだったのです。
本当に大好きだったんですよね。
そんなお菓子が主食だった少年は、大人になり夢を叶えパティシエになりました。
ケーキ屋で働き出してからは、本当に毎日が楽しくて没頭する日々を過ごしていました。
やがて、自分のお店が持ちたいと思うようになり、このままでは開業資金を貯めるのに時間がかかりすぎると思い、パティシエをやめて稼げる仕事につくことを決断しました。
そして就いたのが催し物屋でした。
デパートの催し物会場や食品売り場で週替わりで販売しているヤツです。
催事屋と呼ばれている職業です。
私は海産物・健康食品・塩干と商品は選ばずに委託されたものをデパートで販売していました。
販売専門のプロですね。
ある時の催事中に、ベビーカステラ屋さんとお隣になりました。
大人になっても相変わらずベビーカステラが大好きだった私は、その開催期間中は毎日買って食べていました。
あまりに毎日毎日買うので、数日後にはベビーカステラ屋さんが
「ほんまに好きなんだね!よかったらこれどうぞ」
と閉店後に余ったベビーカステラを山のようにいただきました。
幸せいっぱいで、帰りの車の中でパクパク、事務所に帰ってからもパクパク、晩御飯前にパクパク、朝ごはんパクパクとずっと食べていました。
その時にふと、子供の頃に思っていたことが蘇ってきました。
それは
やっぱり昨日の方が美味しいかったな…
朝食べるやつと昨日食べたやつはどうしてこんなにも違うのだろう…
ベビーカステラは時間が経つとどうしても固くなってしまっておいしくなくなるな…
ということ!
これは子供の頃からずっと思っていまいした。
大好きだから全部食べてしますのはもったいないな…
少し残しておいて明日も食べたいな、でも明日には固くなって美味しくなくなっているしな…
明日もおいしく食べられるベビーカステラがあったいいのになぁと。
子供の頃に思っていたことと全く同じことを思ったのです。
やっぱり1日経つとおいしさが…残念だな。
今日も美味しく食べたかったな…
時間が経っても固くならないおいしいベビーカステラがあったら幸せなのにな。
でもそんなベビーカステラって無いよな…時間が経ったら固くなるものやしねベビーカステラって。
とベビーカステラは時間が経つと固くなるものという概念がありました。
がしかし、その時の私は子供の頃とは違っていました!
そうです!!
私はすでに洋菓子のノウハウを持ち合わせていたのです。
ベビーカステラもケーキ作るみたいに作ったらふわふわになるんちがう?
ベビーカステラってどうやって作ってるんやろか?
ケーキとはまた違うんかな???
同じちゃうんか?
なんで固くなるベビーカステラしか無いんやろか?
などなどたくさんの???が出てきました。
そして当時の私から出てきた答えは、
作らないのではなく作れないのではないかということ。
今の自分になら作れる、誰も作れないのなら作ってしまおう!自分が食べたかったベビーカステラを自分で作ってしまおう!
という発想から青いレンガのベビーカステラは生まれました。
これが青いレンガの始まりです。
環境にも恵まれていました。
商品開発ができれば、今の会社の下請けとして出店先は確保できる。
移動販売のノウハウも多少は習得している。販売力は自信があった。
これはやるしかないと思い、すぐに準備に取り掛かりました。
しかし、生地開発はパティシエのノウハウだけでは作れませんでした。
いろいろな営業環境が影響してケーキ屋さんとは全く違い、移動販売・出張販売で使える生地作りはとても苦労したことを覚えています。
でも楽しかったですけどね。
◯青いレンガの由来
洋菓子のノウハウを詰め込んだオリジナルの生地が完成させたあとは、屋台作りにもこだわりました。
・とにかく目立つようにして覚えてもらいたい
・ベビーカステラを洋菓子風に見てもらいたい
・オシャレに見せたい
そこでオシャレセンス”0”の私が出した答えは、屋台をレンガ調で作る!でした。
オシャレな建物=レンガ作りだったのです。
オシャレセンスがまったく無かったんでしょうね…どんまいです
そして普通の茶系のレンガ調ではインパクトにかけると思い、目立つ色にしようと思いました。
私は昔から青がとても好きでした。
バイクも自分で白と青のツートンカラーに塗ったりなんかして乗っていましたね。
そして出来上がってきたのは真っ青なレンガ調の屋台
どこから見ても超目立つ真っ青な屋台です。
製造元の業者さんからは、本当にこれでいいの?恥ずかしくない?と言われましたけど、私には注文通りの大満足の屋台です。
その超目立つ屋台でベビーカステラ屋として楽しく毎日を過ごすことになります。
全国のショッピングモールやデパートに出店しよく売れていました。
定期的に出店させていただけるお店も増えていき、そんなこんなでしばらくすると、いつもの子供たちが
「青いレンガのおっちゃん」
「青いレンガほしいー買ってーー!!」
「青いレンガ20個ください」
「青いレンガは今度はいつ来るの?」
と気がつけば青いレンガと呼ばれるようになっていました。
じつは当時のうちの屋台には屋号がなく、暖簾にはベビーカステラ、と商品名を書いていました。
たこ焼き屋はたこ焼き、クレープ屋はクレープなど周りがみんな、商品名を看板に書いていたのでベビーカステラ屋はベビーカステラと書くことに何も違和感はなく、むしろそれが当たり前だったんですよね。
でも、このことをきっかけにうちのベビーカステラ屋の屋号を【青いレンガ】にしようと決めました。
そして、看板には青いレンガと屋号を入れました。
青いレンガの由来は、じつは当時常連だった子供たちが呼んでくれた愛称だったのです。
なぜ青いレンガなんですか?
とよく本当によく聞かれますが、この説明をうまく話せないのです。
長くなりますしね…なので、創業当時は青いレンガ調の屋台だったんですよ。
ぐらいしか言っていません。
青いレンガの本当の由来はこれを呼んでくれたここまで読んでくれたあなたしか知りません。
◯なぜ移動販売から日本で初めてのベビーカステラ専門店を下北沢に
青いレンガの移動販売を初めてから、評判はすこぶる順調でした。
常連様も増えていき、たくさんの方に応援していただきました。
時間が経っても固くならないベビーカステラが売りでしたので、地方の常連様から、
買いに行くには遠いから送ってよ!
と言われれることが多くなってきました。
その数が次第に増えていき、気がつけば送る商品を焼くだけの日を作らないといけないほどになりました。
そんなお客様の声から始まったのが、当時はまだ誰もやっていなかったベビーカステラのネット通販です。
その時に初めてパソコンを買い、ホームページを作ってもらいました。
シャットダウンなんて言葉を知りませんでしたから、テレビなどといっしょのように点けるのも電源ボタンで切るのも電源ボタンで。ですよね〜3日で潰れたのは内緒です…
そんなネットど素人がネット通販なんて!て感じでしょ。今は懐かしい思い出ですね。
でもね、これが人生の転機になるのですよ。
東京出店はそのネット通販がきっかけでした。
何度も何度も通販で注文して来る方がいたんですよ。
本当に何度も何度も…かなりしつこく
そのお客様は、10コ歳上の方で、いろんな事業をされている社長さんでした。
ネットで送り先を検索したらすぐに出てくるちょっとした方でした。
怪しいなーなに目的や??と思いながら、お礼も兼ね思い切ってメッサージを送理ました。
それを機に、メッセージのやり取りからはじまり、実際にお会いすることになるのです。
その方が、わざわざ僕に会いに大阪まできてくれることに。
そして、君!東京に来ないか!と言ってくれたのです。
30歳を越えた頃から漠然と、いつかチャンスがあったら東京でやってみたいなと思っていました。
しかしながらかなり適当にです、本気で真剣に考えていたわけではありません。思っていただけです。なので何年経っても東京なんて進出できるわけがありません…
チャンスは突然やって来るものなのですよね本当に。
これで行かなければ一生行くことはないだろうとその瞬間に思いましたね。
すぐに東京進出の準備に取り掛かり、3ヶ月後には下北沢に日本で初めてとなるベビーカステラの専門店をオープンしました。
一人ではとてもとても出来てはいません。
この出会いがあったからこそです。
この方が、万全のバックアップ体制で待っていてくれたのです私の東京出店を。
そして下北沢にお店をオープンした時に、移動販売ではやりたくても出来なかったことにチャレンジしました。
それがベビーカステラのスイーツです。
パティシエだったのでどうしてもベビーカステラをスイーツにしたかったのです。
世間は空前のパンケーキブーム、果たして受け入られるだろうか…
という不安はまったくなかったです。
私は昔からそうなのですが、自分が食べたいものしか作らない性分なんですね。
ケーキ屋の時もそうでした。自分がこうして食べたい、こうやって食べてもらいたい、という商品しか作りませんでした。もちろん今でも。
売れそうだな、あれが流行っているからあんな感じの、みたいなことは自然と思わないみたいです。
なので自分が食べたい食べてもらいたいスタイルのスイーツの提案をしました。
それが現在の人気商品でもあるベビーカステラの生チョコフォンデュと生クリームフォンデュです。
うちの看板商品です。
スポンジケーキのような青いレンガのベビーカステラは、ケーキのように食べてもらいたい。まるでロールケーキやチョコレートケーキのように。
元パティシエですから、生クリームと生チョコにもこだわり妥協することなく、青いレンガのベビーカステラに最高に合うものを作りました。
コスト度外視です。ベビーカステラのおまけですから。
ものすごくいいものを使っています。
今までなかったベビーカステラのこの新提案は
日本で唯一のベビーカステラ専門店で食べる新感覚ベビーカステラスイーツ
としてすぐにヤフーニュースに取り上げられました。
そして、立て続けにテレビでも紹介していただきました。
お客様の応援のおかげで青いレンガのベビーカステラは、現在は世田谷みやげに指定されるまでになりました。
下北沢の新しい名物として、お土産や差し入れ、ネット通販では全国のお客様から応援していただけるようになりました。
フェイスブックをご利用の方はぜひこちらを見ていただきたいです。リアルタイムでたくさんの方に応援していただいています。
自信のある商品だから、この1品にこだわり続けます。
シンプルなものほど奥が深いものです。
お菓子も同じで、シンプルな生地だけのベビーカステラはとても奥が深いです。
がしかし、だからこそです。
高級スイーツやオシャレなスイーツとは違いますが、素朴な中にも懐かしさのあるお菓子『ベビーカステラ』に全てをそそいでいます。
食べた人みんなが自然に笑顔になる不思議な魔法、そんな青いレンガで在りたい思っています。
こんな思いで作ったベビーカステラ専門店です。
思いが伝われば嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがと、本当にありがと。
ベビーカステラ屋のおっちゃんでした。
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◆お電話は03‐5453‐8711
ベビーカステラ専門店菓子工房『青いレンガ』
東京都世田谷区北沢2‐25‐4
11:00~ganbarerumade
不定休(ご来店前にご確認ください)
【ベビーカステラが焼けるまで】
【東京世田谷にある下北沢店】
【青いレンガの期間限定ショップ】
【作りたてだけをその日に出荷するネットショップ通販】