風に乗り、ふわふわと
空の彼方へと
まだ、行ったことのない
遥か、遥か、遠くへと
もしも、触れたなら
ぱちん、と
聴こえもしない音を立てて
消えてしまうと
知っていて
それでも
そーっ、と
ふくらます
もう少しだけなら、と
ふくらます
しゃぼんだまとんだ。
やねまでとんだ。
やねまでとんで
こわれて、消えた。

永遠は、
「この瞬間(とき)は
ずっと、続いていく。」と
そう想いたくなるような
しあわせで
しあわせで
しあわせで
どうしようもない、
そんな時間に感じる
と
そう、想いがちだけれど。
そこには、いつも
ただ、しあわせなだけでなく
ただ、しあわせなよりも
少しの哀しみと寂しさと
ほんの少しの
刹那さと不安が付いてくる。

しあわせで
しあわせで
どうしようもない、
そんな時間を
今、想い出すよりも
「永遠なんて
あるわけがない。」と想いたかった
哀しくて
さびしくて
悔しくて
そんな毎日の続くときに
今なら、
そこにも
永遠が
あってもよかったような、
そんな気もしてくる。

この瞬間(とき)を
閉じ込めてしまいたくなる
甘く、刹那な
そんな泡(とき)ほど
永遠には、程遠いものだけど
そんな泡(とき)にほど
永遠は
存在しているの、かもしれないね。

どこにも
消えてしまわないように
誰の手にも
届かない場所へと
あなたにも
私にも
このまま、ずっと
閉じ込めてしまいたくなる
そんな泡(とき)がある。
私は
あなたを
あなたは
私を
このまま、ずっと
閉じ込めてしまいたくなる
そんな永遠(とき)を
飛ばしたくなる。
風に乗せ、ふわふわと
空の彼方へと
遥か、遥か、彼方へと
水槽 - 松たか子
しゃぼんだまとんだ。
やねまでとんだ。
やねまでとんで、
遥か、彼方へとんで、
永遠は、生まれた。

「永遠は あるよ。」と
いつか観た、映画の中で
彼は、彼女に 言った。
泡沫(うたかた)
消えやすく、
はかないもののたとえ。
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監督 thanks

ただ、しあわせなだけでなく
ただ、しあわせなよりも


ぼんぼりしています。
うさこ。







































