モロッコのマラケシュへ小旅行に行ってきました。
今回はロンドンで働いているハルカさんと一緒。
モロッコは中近東だと思っていた私。
念のために調べてみるとアフリカ大陸北側の
地中海のいちばん端でした。
パリからは飛行機で3時間半くらいの距離で
スペインとは目と鼻の先くらいの近さ!
パリからはシャルル・ド・ゴールやオルリー空港などから
行かれますが、格安航空券だとボーヴェ空港(Beauvais)という
「ここから本当に飛ぶのか?」と思うような所から出発します。
ボーヴェ空港はパリから北へシャトルバスで1時間半。
ピカルディー地方にあります。(私はボーヴェから)
マラケシュはカサブランカとラバトに続くモロッコ第3の都市です。
イスラム教徒がほとんどを占めています。
色々な民族の人たちがいますがベルベル人は陽気で親切な人が
多いとホテルスタッフが言っていました。
詳しくはウィキペディアでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%A5
ではさっそく旅の様子を。
【街並み】
Marrakech Menara Airport(マラケシュ・メナラ・エアポート)
空港がすでにモザイク模様でアラブ圏に来たことを実感!
世界の美しい空港のひとつでもあるそうです。
砂漠のような大地の向こうにうっすら見えるのはアトラス山脈。
山の上にはまだ雪がたくさん残っています。
不思議な光景。
昼休み中のラクダくん。
働くラクダを初めて見ました。
何とも言えない癒し顔。
ホテルにチェックインしてから旧市街観光へGO!
新市街の街並みはなんとなくカリフォルニアに似てる??
昼間の気温は約20℃、夜は10℃を切るということで
ストールは必ず持参で。
ホテルスタッフからタクシーは通常30DH(ディラハム)程度だけど
観光客には100DHくらいふっかけてくるから
必ず乗る前に値段を確認してからとアドバイスをもらいました。
(メーターが無いので行き先を告げて値段交渉)
30DH=約300円
この時は初めての街にまだワクワク。
この数時間後にはすでに「生きて帰れるか」という状況に・・・
何が起きたかは【食事】のコーナーで。
街路樹はなんとミカン!
といってもこれはタンジェリンという種類。
オレンジくらいの大きさで美味しそう。
歩道もややモザイク模様。
マラケシュのメイン広場に向かう目抜き通り。
飲食店が多いので観光客が多いです。
滞在中、私たち以外のアジア人は3人しか見ませんでした。
マラケシュで一番高い塔「クトゥビア」。
そして世界で一番高いモスクの塔なんだそうです。
マラケシュではこの塔に敬意を表して、
これより高い建物を建てることを禁止しているとのこと。
迷路のようなマラケシュの旧市街ですが
この塔を目印にすれば大丈夫とホテルスタッフが言っていました。
が!
似たような塔がいっぱいあって、しかもクトゥビアに近くなると
近くの建物で見えなくなっちゃうので、
私たちにとっては全く目印になりませんでした(笑)
これがマラケシュ最大の広場「ジャマ・エル・フナ広場」
色々な種類の市場「スーク」や食べ物の屋台、
蛇使い、大道芸人などが見られます。
ちなみに蛇使いや大道芸人の写真を撮ると
すかさずお金を要求されます。
手のひらサイズの巨大イチゴもあちこちで売っています。
これは鍋のスーク。
広場からいくつもの路地が延びていて
スークが広がっています。
迷路の始まり・・・
アーケード風になっているところも。
これはタッセル屋さん。(カーテンを留める飾り)
色とりどり大小さまざまは種類が売っています。
絨毯屋さんに入ったらこれでもかー!ってくらい
いろんな種類を広げてくれました。
1枚目に見せてくれたのは毛足も長めでどう考えても持ち帰れないくらいの大きなもの。
2枚、3枚・・・10枚、11枚と続くにつれて薄手で持ち帰りやすいものに
なっていきました。
このくらいの大きさなら買っちゃおうかな、と思わせる商売上手。
これはオリーブ屋さん。
ピンク色のオリーブなど日本人にとっては珍しいものも。
魚屋さん。
お菓子屋さん。
焼き菓子のみ売っています。
アーモンドなどナッツを使ったものが多いです。
かたつむりも売っています。食用です。
たらいから逃げ出しても下のバケツに落ちるようになっています。
店の前に置かれたカメレオンとカメ。
これは単なるオブジェだそうです。
食用かと思ってびっくりしました。
ガイドのお兄さんの案内でこういう静かな路地も。
舗装されてる道もあれば砂利道もあったり。
(車が走ると砂埃が立っちゃう)
建物もけっこう崩れちゃいそうな感じのところが多いです。
旧市街は城壁に囲まれていて一歩外に出ると
車の通りも多くなります。
旧市街は本当に迷路のよう。
フランスのように全ての道に名前がついているはずなのに
通り名の看板がなかったり剥げていたりするので
一度道を間違えると目的地に行くことが困難になります。
引き返すこともままならず・・・
そして地図を広げているとすかさず若者が近寄ってきて
「広場まで行くの?案内するよ」
と声をかけてきます。
これにのっかると案内料を請求されるので断りましたが
かなりしつこいのです。
一人かわしてもまた次の人が寄ってくるので
それだけでもうヘトヘト。
それとアジア人が珍しいのか私たちを見て
「コンニチハ、ニーハオ、オハヨウゴザイマス」
とか、必ず何か言ってきます。
至る場所でこういうふうに言われてさらに疲労。
イスラム圏なので女性はほとんど外に出ておらず
街中にいる人の9割は男性だったので
日が暮れて暗くなるとかなり怖かったです。
夜の写真が無いのは、
迷う→日が暮れる→身の危険を感じる→精神的余裕ゼロ
だったからです(笑)
迷路から自力で脱出できないと悟った時は
すぐにタクシーを呼びとめて値段交渉をし、
30DHでホテルまで行ってくれる運転手を
ひたすら探し続けました。
【マジョレル庭園】
イヴサンローランが気に入ってこの屋敷を手に入れ
彼によってデザインされた庭園です。
鮮やかな色使いと南国風や東洋風な植物が生えていて
エキゾチックな雰囲気。
そんなに広くはないし公園とはちょっと違うので
憩いの場所という感じではないかも。
入園料もかかるし。(日本円で1000円くらい)
園内にカフェがあるのでそこでお茶するのは
良いかもしれません。
このあと最後の観光としてマラケシュ博物館に行くことに。
絶対に迷うのでタクシーに乗ったはいいけれど、
博物館入り口までは車が入れなかったのか
近くで降ろされました。
そしたらすかさず道案内の若者がやって来て
かなりしつこくつきまとう。
そうこうしているうちに案の定迷い、
今度は本当にどこにも出られなくなってしまい
昼間なのにかなり身の危険を感じた私たちは
必死でタクシーを捕まえてホテルに戻ったのでした。
【スーパーマーケット】
マラケシュにはフランスのスーパー「カルフール」と
もう一つ地元企業っぽいお店がありました。
ミントやイタリアンパセリのようなハーブが束で売っています。
ミントはミントティーに入れるので日常的に使うようです。
お茶売場。
モロッコでいうお茶とは中国茶にミントの葉とお砂糖を入れた
ミントティーを指すようなので、紅茶よりも中国茶が多いです。
野菜はガーリックやジャガイモ、玉ねぎなど。
あとは茶色い皮のカブのような謎の野菜がありました。
これは全部ソーセージ!
ターキー、チキン、ビーフがあります。
イスラム教圏なのでポークは見なかったなあ。
【ホテル】
私たちが滞在したのは新市街にある「The Red Hotel」ということろ。
写真だとわかりづらいですが、グリーンの部分はモザイクです。
ホテルの中のサロン(?)というか寛ぎスペース。
ちょっと富豪気分♪
これはホテル内のレストラン。
モロッコ料理が食べられます。
ここもブルーグリーンベースのモザイクが素敵。
お部屋に入るとフルーツ盛り合わせと小菓子が!
スイートルームのようだけど普通のお部屋。
天井も素敵。
ハルカさんチョイスのホテルはいつも素敵です♪
【お食事】
広場の屋台でモロッコ気分を味わいたいと思ったものの
水があまり綺麗ではないところなので
残念だけど諦めました。
ホテルスタッフもこの地に1週間も滞在すると
お腹を壊す人がいると言っていたし。
ということで、ホテルスタッフにお薦めのレストラン「Dar Fez(ダル・フェズ)」を
予約してもらい、初日の夕食はそこへ行くことに。
ちなみにすぐに電話がつながらなかったけど
「予約しておくから出掛けてOK」と言われたので
私たちはそのままホテルを出ました。
が!
これがあとで面倒なことに。
迷路のようなマラケシュの街をウロウロ散策して
予約時間の19時半まであと1時間あるけど
迷うだろうからそろそろ行こうと向かい始めたものの、
またもや迷子に。
地図を広げてると道案内して小銭を稼ぎたい若者が
「どこ行きたいの?連れてってあげるよ」と
しつこく付きまとってきて、
ハルカさんと私は少々おびえ気味。
誰かに道を尋ねたいけど人に何かを尋ねると
必ずと言っていいほどお金を請求されるので
自力で探すしかありません。
(肉屋さんで道を聞いたらお金を要求された)
そして迷うこと約50分。
ようやくレストラン近くに行きついたけど全く見つからないので
その付近にあったホテルのおじさんに聞いてみると・・・
おじさん 「あそこにあるよ」(ほんとに目と鼻の先)
私たち 「あ、ほんとだ!さっき通ったじゃん。何でわからなかったんだろう?」
おじさん 「あそこは閉まってるよ」
私たち 「?。今日はお休みってこと?」
おじさん 「問題があって閉まってるよ」
私たち 「毎日閉まってるの?」
おじさん 「そう、毎日」
私たち 「どのくらい前から?」
おじさん 「3か月前から」
私たち 「何で?」
おじさん 「経営者とスタッフで揉めて今閉まってる」
私たち 「・・・・・・。」
そりゃ私たちのホテルがTELしても繋がらないわけだ。
すぐにハルカさんがホテルスタッフに連絡すると、
彼らも私たちに連絡が取りたかったけど
電話がつながらなかったとのこと。
で、すぐに違うレストランをあたってみるから
そこで待っててと言われて待つことに。
えぇー?!
例え空いてるレストランがあったとしても
絶対にたどり着けない。
数分後、ハルカさんの携帯に電話がかかってきて
「今予約した。レストランの人が迎えに行くから
薬屋の角を左に曲がって歩いて行って」
と言われたので、私たちはこんなアバウトな
情報で大丈夫か??と思いながらも
言われたとおり行ってみることにしました。
しかし。
何分待ってもレストランスタッフらしき人とは会えず。
東洋人は私たちしか居ないくらいだったから
わかるはずなんだけど。
完全に日は暮れて、人はたくさんいるけど街中は薄暗く、
ただ立っているだけで道案内の若者が声をかけてくる状況に
私たちは身の危険を感じて
「食事よりも命が大事」
ということで一刻も早くホテルに帰ろうと
タクシーを捕まえては値段交渉をし
ようやく地元価格の30DH(約300円)で乗せてくれる
1台を見つけて家路についたのでした。
タクシーに乗っても本当にホテルに行くかどうか
着くまでわからないので、ホテルに着いた時はまさに
「無事生還」
という気分(笑)
すでに時間は21時半。
ホテルスタッフにこれまでの経緯を話し
レストランの席を用意してもらいました。
そしてようやく初日の夕食。
お互いに心からお疲れ様と言って乾杯しました(笑)
左はモロッコ風のパン。
イングリッシュマフィンを薄くしたような感じ。
そこそこちゃんとしたレストランなので
ちょっとお洒落な前菜が出てきました。
インド料理のサモサに似た春巻き風の料理。
エビ入りと春雨入りの2種類。
パスティラという鳩肉をパイ生地で丸く包んで焼き
表面に粉砂糖をかけた料理。
鳩か鶏肉が主流のようです。
お洒落に鳩の姿になってます。
店員さんが「元の姿だよ」と言って去っていきました(笑)
日本でも最近おなじみの野菜のタジン。
上に載っている黄色いものはレモンの皮です。
ラム肉のクスクス。
奥にあるのはだし汁で、これをかけて食べます。
クスクスというと日本ではパスタのような粒々のものをさしますが、
あれはセムールといい、クスクスというのは料理の名称だと
モロッコに来て知りました。
非常に精神的にも肉体的にも非常に疲れた
初日から一夜明けて翌朝のお食事。
朝から優雅にプールサイドで。
Teaを頼んだらミントティーでした。
前の日と味が違うので、作る人によりけりみたいです。
お昼ご飯はガイドのお兄さんに案内されたモロッコ料理屋さん。
インテリアがアラブです。
ハリラというスープと前菜のオリーブや甘いお菓子など。
お魚のタジン。
これにもレモンの皮が入っています。
ターキーのブロシェット。
ブロシェットとは串焼きのことです。
ライスはタイ米のようなポロポロした感じ。
食後の小菓子。
アーモンドパウダーやココナッツをつかったクッキー。
ホテルのもそうだったけど、バターが少なめなのか
わりとモソモソしてました。
フルーツ盛り合わせ。
パン、前菜、小菓子、フルーツは食事は頼んでいなくても
持ってきてくれます。
食べてる途中で黒猫が乱入してきました。
床に落ちた食事がお目当てのよう。
かなり人間に慣れてます。
2日目の夜は疲れてそんなに食欲もなかったので
お部屋でフルーツの盛り合わせを食べました。
3日目の朝ごはん。
またまたプールサイドで。
昼食は新市街にある人気のレストラン「アル・ファシア」で。
セレクションサラダを頼んだら、前菜のようなお皿が
テーブルに乗りきらないほど出てきました。
すべてモロッコ版漬物のような感じ。
スパイスが効いたもの、甘露煮のような甘いもの、
きゅうりをつかった酢の物みたいなものなど色々ありました。
鶏肉に玉ねぎとレーズンをキャラメリゼしたものが
のっているクスクス。
これはちょっと甘めで日本人が好きな味。
2人でお腹いっぱいになるまで食べました。
モロッコの料理はスパイスを使っているものが多いので
好き嫌いが分かれるかもしれないけど、
私はけっこう好きかも。
ただ、帰ってきてから数日は自分自身から
スパイスが漂ってました(笑)
【お土産】
かかとをつぶした靴のようなスリッパのような「バブーシュ」。
ステイ先でのスリッパがいまだにホテルの使い捨てなので
自分用に1足。
そしてお土産ようにいろんな色を。
日本だと確か1足数千円だけど、現地では約600円。
ヤギの皮で出来ていて、ちょっと独特の臭いがします。
手作りなので、1足1足というより右左で少々サイズや
模様が違うのもご愛嬌(笑)
左右の履き心地が多少違っても皮なので
だんだん馴染んできて良いカンジです。
今回はとっても不思議な旅でした。
目的地にたどり着けなかったことも良い思い出♪