病気発覚前と、発覚後で変わったことは
慣れ親しんだ自分の身体にお別れが近づいたとき
どう過ごしたいのかを、他人事ではなく
現実の問題として捉えるようになったこと。

2年先か、5年後か、10年もつのか、旦那が先なのか
時期はわからないけど、必ずその日はくる。

事故や突然の病気でポックリ逝く確率は
他の人よりちょっと低いわけで
長くなるかもしれないその時を
如何に自分好みに過ごすか
今から準備できることは何か、真剣に考える。

週末旦那とふたりになったとき
何かの拍子に、ちらりと触れてみた。

家族は治ることだけを信じ、祈るような気持ちで
接してくれていることはわかる。
もちろん私も覚悟はしているけど、諦めてはいない。

自分の身体が自由なうちに、
お互いに冷静でいられるときに
いざというときは、どうしてほしいのか
知っておいてもらいたいなと思う。

とても深い部分で結ばれているので
言わなくても、よくしてくれるとは思うけど
話してみたくなるときがある。

がん患者を見守る家族の方は
そんなこと言わないでと拒否したり
話をそらしたりせず
じっくりと聞いてもらえたらなと思う。

自分の問題として一緒に考えてくれると
うれしいかな。

「自分がそうなったときは、こうしてね」って
言ってもらえると、お互い様だから
協力しなくちゃって思える。

どっちが先にいくかなんて、誰にもわからない。
でも真剣に考えていることをきちんと伝えておくと
安心かな。

コロコロ変わるかもしれないけどね~