2012-03-10 18:13:23

赤ちゃんの事故(過去記事前出し)

テーマ:赤ちゃんのトラブル
大人の死亡原因の多くは病気ですが、

子供の死亡原因のほとんどは事故です。


過去記事ですが、読んでみてください。

そして動画を見れる環境の方は是非見てみてください、びっくりしますよ!


赤ちゃんの事故
2012-03-10 17:53:26

外回転(逆子ちゃん)

テーマ:骨盤位
外回転
(がいかいてん)

聞いたことある妊婦さんや

体験したことある妊婦さんもいらっしゃるでしょう。

過去にも逆子の危険性や分娩については記事にしたので、

ご存知の読者さんもいらっしゃるかもしれませんが。
        ↓

骨盤位(逆子)過去記事




逆子(逆子)、専門用語でいうと骨盤位(こつばんい)、

赤ちゃんのポジションは頭が下なのが正常で、自然分娩が安全にできるのですが、

逆子は赤ちゃんのカラダの一番大きいパーツである頭が最後に出るので、

引っかかってでなくて死亡したり、大きな後遺症を残す可能性が高い

危険なポジションなのです。


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分娩施設によって逆子の扱いは異なりますが、逆子体操で回らなければ、

最初から帝王切開の所



条件が良くてリスクが少ない場合
(ゼロではありません)
自然分娩を試みてみる所


外回転までやって回らなければ
帝王切開になる所







の、3つにおおざっぱに分けられるでしょう。




外回転とは逆子の赤ちゃんを、

医師がお腹の上から用手的に回して「頭位(とうい)」頭が下のポジションに

修正する技術です。



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なんだ、じゃあ、
全部回して
自然分娩できる
ようにすればいいじゃないか


と思われるでしょう。




必ずしも全例の逆子ちゃんが出来る訳じゃないのです。


あと医師によって、分娩施設によってはやっていない所もあります。


というのは、外回転自体にもリスクが伴うからです。




やはり外から物理的な力を加えて廻す訳ですから、

様々な合併症の可能性はあります。


破水、陣痛開始、
常位胎盤早期剥離、
臍帯圧迫、胎児仮死、


などなど、外回転中に緊急帝王切開になる可能性の合併症のリスクは

ゼロではありません。



ただ、ギャンブルではないですから、やみくもに廻すのではなく、

できるだけリスクが低い、比較的回りやすいだろう、と

推測される症例だけ、技術のある医師が廻すのです。


しかし、それでもリスクをゼロと言える医師はどこにもいません。

なので、お母さんもよく説明を聞き、納得した上で受ける施術といえます。



当科でも外回転は行いますが、

臍の緒が明らかに巻き付いている、羊水が少ない、何らかの合併症がある、

その他、リスクがある場合は行わず帝王切開が計画されます。




やり方は、

切迫早産の治療に使われる張り止めの点滴をして、

お腹の張りを取ることで子宮壁を柔らかくして、

赤ちゃんのモニタリングで心音が問題ないのを確認してから、

行います。

結構強い力で押すので妊婦さんは少し痛みを感じるかもしれません。

施術しても回りそうも無ければ、無理はせず中止します。



施術終了後は、刺激でお腹が張りやすくなってるので、

30分ほどそのまま張り止めを続行、心音が大丈夫かモニタリングもしながら、

赤ちゃんの心音も正常、張りもなし、であれば、

点滴を抜いて帰宅となります。





先生によって滑りを良くする為に腹壁にゼリーを塗る先生もいれば、

塗らない先生もいます。





下の動画は外回転の動画があったので参考に見れる環境の方は

見てみてくださいニコニコ

赤ちゃんが無事頭位に戻るとエコーで、

恥骨の上で見慣れた赤ちゃんの頭蓋骨の輪切りのまんまるが見えます♬
















2012-03-06 12:37:22

問診表

テーマ:妊婦検診
病院、どの科でも、初めてかかる時には、

問診表というものを書かされますね。


これは、患者さんの問題の本質を知り、効果的な治療をしたり、

リスクの存在を知り、それに対応した医療をすることで、

安全な医療行為をしたり、問題を解決する為に大事な資料です。



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今回受診された症状、

今までかかったことのある病気や怪我、

受けたことがある治療や手術、輸血歴、

血のつながったご家族の病歴、

薬や食べ物へのアレルギーや喘息の有無、

飲酒、喫煙歴、現在飲んでいる薬、




科によって多少内容は異なりますが、


産婦人科の場合、コレに、

家族歴、妊娠分娩歴、
子宮がん検診の有無、結果、
月経の状態、婚姻状態
などなど、

が加わります。




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コレを書く時に、大事な内容は、以下の通りです。

アレルギーの有無

なんの薬で、あるいは食べ物で、どんな症状がでたのか?
(具体的に薬剤名、分からなければ何の種類の薬”痛み止め” ”抗生物質”等)

蜂や虫に刺されて、あるいは何かの生物に触れてヒドく腫れたり、
ショック症状、ぜんそく症状を起したことがあるか?
このような体質の血縁者はいるか?

これらを知ることで
安全な薬の処方に
繋がります。





ぜんそくの有無

風邪を引くたびにヒューヒューしたり、喘息薬の使用経験があるか、
最終発作はいつか

喘息薬使用経験があるなら、薬剤名、使用経路(吸入、点滴)
喘息の血縁者がいるか



これらを知ることで
安全なく薬の使用や
ぜんそく発作へ備える治療に
繋がります。








病歴や手術歴

いつ、なんの病気、あるは手術をしたか、
その手術でトラブル(麻酔が合わなかった、出血がひどかった、等)
はあったか?

妊娠出産への合併症を予測し、
それに対処したり、
開腹手術経験がある場合、
次回手術(例えば帝王切開など)への
リスクを知って対応するのに
役立ちます。







家族の病歴

体質は遺伝する場合も多いので、体質や内科疾患、精神疾患など、
血のつながった血縁者にいるか?


参考程度に
本人にも同じ体質傾向がないか
注意深く見て行くのに役立ちます。





飲酒歴、喫煙歴

どのくらいの割合で、どの位の量の飲酒をするのか、
どのくらいの割合で、一日何本の喫煙を、何年間続けているのか


妊娠分娩に悪影響を与える度合いを
予測するのに役立ちます。






妊娠分娩歴

産婦人科で、ある意味一番大事な内容になるでしょう。

今までトータルで、妊娠したのは何回で、分娩したのは何回で、
中絶や流産したのは何回か? 異常妊娠(胞状奇胎、子宮外妊娠など)

分娩年月日、分娩時妊娠週数、体重、性別、分娩施設名、
分娩方式(自然分娩、吸引分娩、鉗子分娩、帝王切開)分娩時間、
分娩時の胎位(頭位か逆子か)
自然陣痛か誘発、促進陣痛か、破水が先か、
妊娠中の異常(切迫早産、妊娠合併症”妊娠中毒症や糖尿病など”、の有無)
分娩中の異常(胎児心音の低下、羊水の混濁、回旋異常、胎盤早期剥離など)
分娩後の異常(弛緩出血、出血量、3度以上の会陰裂傷、子宮頸部の裂傷、
       外陰部血腫の有無、子宮内反、癒着胎盤、胎盤、卵膜遺残、
       発熱などの感染の有無、など)
児の異常(奇形、染色体異常、光線治療の有無、感染の有無、胎児仮死の有無、
     など)


これらの情報から、
妊娠出産産後に向けて、
かなり多くの予測や
リスクマネージメントを
することが出来ます。




また、家族背景や経済状態、配偶者やパートナーとの関係を知ることで、

これから治療や妊娠出産産後に、どんな問題点が予想されるか、

あるいは今現在どんな問題点があるかを考え、

より良い医療の提供と、医療者を通して、地域との連携を計ることで

疾患や妊娠分娩以外の問題の解決を計ることが出来ます。





まだまだ、他にも質問項目はありますが、



この問診という行為は、

結構プライベートなことまで質問することがありますが、

このような医学的な理由があるからなのです。









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