東日本大震災発生より、もう10日以上経ってしまいました…
阪神大震災を上回る数の死者数…せめて温かな場所で安らかにと祈らずにはいられません。
そして1万人以上の行方不明の方々、被災地で過ごされる多くの方々、一刻も早くの医(衣)食住の確保が出来るよう祈ってます。日本のみならず世界中から、微力ではありますが何が出来るか一人一人考え行動し、より大きな支援となるよう、あらゆる場所でパワーを送ってます。
当初からの心配事項、心のケアについて、読者登録させていただいてるサンフランシスコ在住の方のブログ
より
引用させていただきます。息子さんの同級生の小児科医の先生から、日本で役立てて欲しいとのお申し出により掲載されてます。
心のケアの必要性は子供だけではありません。大人だって色んな事がわかるからこそ、ストレスも大変なのです…
まだ被災地での医療面は、諸事情により進んでいない地域もあるようです。
しかし、どうか早めの対策で乗り切っていただかんことを願います。
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American Academy of Child and Adolescent Psychiatry
米国児童青年精神医学会
ご家族の皆様へ ~災害後の子どもたちを守るために~
子どもにとっても大人と同じように、地震や津波等の災害はとてもこわい体験です。しかし、そのこわい体験を子どもと一緒に語り合うことで、次第にこわさが治まることがあります。子どもが理解できる言葉を用いて、何が起きたのかを説明をするとよいでしょう。しかし、詳しすぎるのは逆効果です。
災害に対する子どもの反応にはいくつかの因子が影響します。子どもが親の反応をどのようにみているか、理解しているかは、とても重要です。普段から、子どもは両親が心配していることにきづいているものですが、危機状態にある時には特に敏感になっています。ご家族は、心配していると言う事実を子ども達に隠さないようにしましょう。その上で、自分達にはこの災害を乗り切る力があることを強調しましょう。ご家族が危険でないようによそおっても、子どもの不安を和らげることはできません。
子ども達の反応には、災害の間やその後に、どれぐらいの被害や人の死を目撃したかなども影響を及ぼします。家族や友達など身近な人が亡くなったり重いけがをしたり、自分の家や通っている学校等が破壊されると、子どもが大変大きな反応を起こす可能性が高まります。
子どもの反応は年齢にもよります。例えば、6歳児の場合は学校に行きたくないという形で不安を表すこともありますし、思春期の子どもの場合は、何もなかったかのようにふるまう一方、親と言い争いが絶えなくなったり成績が落ちることもあります。
災害の後に PTSD (Post Traumatic Stress Disorder、外傷後ストレス障害) がおこることもあります。 PTSDとは過度に恐ろしい災害体験したり目撃をした人におきることのある症状群のことです。この障害に至った子どもは、その恐怖体験を何度も心理的に再体験します。例えばつみ木でビルを作ってそれを倒す事を繰り返す事があります。この様な遊びを繰り返す事が不安を解消していくプロセスです。幼い子どもでは、現実の怖い出来事が怪獣の悪夢に変わったり、他人を救う夢に変わったり、自分や他人を脅す夢に変わることもあります。PTSDは恐怖体験の最中には出てくることはほとんどありません。PTSDの症状は出来ごとのすぐ後に現れることもありますが、数ヶ月たって、時には何年も後にフラッシュバックとして戻ってくる事もあります。
災害にあった後には、ご家族は次のような子どもの行動の変化に注意をして下さい。
・ 学校に行きたがらず、お母さんやお父さんの後をつきまとうなどの「しがみつき」の行動
・ 災害に関係した不安が長期に続く(親と永久にはなればなれになる恐怖など)
・ 出来ごとの後数日以上たっても、怖い夢を見る、寝ていて叫ぶ、おねしょをするなどの睡眠の問題が続く
・ 集中出来ない、イライラする
・ 過敏になり、びっくりしやすくなる。
・ 学校や自宅で、災害前には見せなかった問題行動をするなどの行動の問題
・ 身体的な原因がないのに、身体の症状を訴える(腹痛、頭痛、めまいなど)
・ 家族や友人とあまり話をしなくなり、一人でいることが増えた、悲しそうにみえる、さびしそう、元気がない、活動に参加しなくなった、災害のことばかり考えてしまう
災害にあった子ども達、特に強い破壊を目撃したり、誰かが怪我をしたり亡くなったことを目撃した子どもに対しては、専門家のアドバイスがPTSDに至るのを防いだり症状を少なくすることに役立つことがあります。お子さんに関して気になる方はかかりつけの小児科医などに相談しましょう。
以上
出典: American Academy of Child and Adolescent Phychiatry
訳者: UCSF, 高山ジョン一郎先生 他
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