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2004年の日本。
障害を持っているため、周りから拒絶され、
不幸を一心に背負い、
未熟ながら超能力を身に着けている少年と、
不老不死の身で、無性生殖により、
何百年にも渡り自らの子孫を残す、
バンパイア「マリア」が出会い激しく肉体を交わす。

不老不死の魔力に取り憑かれた組織と闘う為、
「マリア」は、
特殊な能力をもつ少年を見出し味方に着け、
その能力を磨き上げて、
自らの武器にしょうとする。

少年は、純粋に「アリア」に心酔し、
そして、壮絶な殺戮の地獄に巻き込まれてしまう・・。

いつもながら、徳弘先生の世界観には感服します。

「本当に、善で正しい正義の命題なんて、
人間が地上にイルカ切りありえない・・」

「正直モノが報われる社会が完成されたら、
報われない人間は、
その社会では嘘つきになってしまう・・。」

「何のけがれのない信仰を続けている者達が、
欲望を醜いモノと、とらえれば、
性欲によって生まれた人間そのものの存在を、
醜いもの、悪いモノと見なす。」

「そんな連中の行き着く先は、
人間をイモ虫みたいに平気で殺す、戦争よ!」

さすが、不老不死の「マリア」、
一言一言に重みがあります。

伊達に何百年も世の中を渡ってるワケじゃない!。

「世直し」?、笑わせンじゃネ~!。
世の中、いつの時代も、良かったためしが無い!。

悪なる存在は、人類か「マリア」どっちの方か?。

ハードな哲学を、お色気下ネタでコーティングして、
笑いを連発。

笑いの後、ハッとして、
世の中の事、しっかり考えさせられます。

この絶妙なバランス!。

今後の展開が気になる逸品です!。
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