「現金な人」

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さっきまで塞ぎ込んでいたかと思うと、
手のひらを返した様に、急にご機嫌になる人の事を
「現金な人」と言いますよネ。

「現金な人」という言葉が、
広く使われる様になったのは、江戸時代からだそうです。

当時、味噌や醤油といった日用品の買い物は、
殆どの人が、ツケで払っていました。

月末や大晦日に、
溜まった分をまとめて払う事になっていましたが、
支払いが滞ったり、踏み倒す人もいて、
商人たちは集金するのにも、ひと苦労していました。

ところが、客の中にはツケにせず、
買い物のたびに現金で支払う、太っ腹な人もいました。

こういうお客さんには、
集金の手間もなければ、
踏み倒される心配もないのですから、
普段、不愛想な商人でも、
ニコニコ顔で対応し、無理な注文でも聞いてしまいます。

この商人の態度から、現金を見せられたり、
自分の利益になると知ると、
手のひらを返す様に、態度をコロリと変える人の事を
「現金な人」と呼ぶようになり、
悪いイメージの言葉として広まりました。


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