アンティーク・モード・ディクショナリー●chirimen風味

フレンチアンティークのジュエリー
&アクセサリーのsalon de chirimenです。
今年で15周年を迎えることが出来ました。
ありがとうございます!

このブログではchirimenスタッフが
インスパイアされている物達を
ディクショナリー風に綴っていきたいと思っています。


テーマ:
デザイン用語◆ゴシックジュエリー◆gothic design
ゴシック◆gothic


*** 本来建築様式を示す言葉の為、
ジュエリーやアクセサリーにとっての【ゴシック】の定義は
当時に製作されたもの以外は非常に曖昧ですので
一般的な参考ページはありません。

御自身で判断されるのがよろしいかと思います。


ゴシックなデザインは中世のフランスで流行したものです。
後追いのような形で、
急速に台頭してきた英国イギリスにもゴシック建築があります。


まだまだローマ帝国の古典古代文化が主流だった為
この時代のローマ(現在のイタリア)の人々にしてみたら
面白くない・・・と言うより、
小馬鹿にされるような対象であったようです。

ですが歴史建築物などの研究者などではない
一般的な現在の私たちにしてみると
古典古代文の要素もかなり色濃く思えます。

乱暴な言い方をしてしまえば
今の若い人たちが興味を寄せるカルチャーを
大人たちが「センスがない」あるいは「良さがわからない」のと
同じかもしれません。

アニメも時代とともに少しずつ変化していますけれども
根本的に個人個人、誰にでも少なかれある
幼児性をくすぐるものでありますし

ファッションにしても流行廃りがあるといっても
恐ろしく急激に突然かわるものではない訳で
ココ・シャネル
(川久保玲のコムデギャルソンも、
シャネルほどではないにしろ
革命的でしたね)のように

決してそれまでの文化を全く否定してつくられるものは殆どなく
ゆっくりと少しずつ需要がかわっていくものなのだと思います。

建築よりはファッションの方が
ジュエリー&アクセサリーに近いので
もう少し書きますと

ファッションスタイルとして
近年一般的なファッション用語として使用されている
【スチームパンク】が
ゴシックと同じカテゴリーに入ってるのは

本格的な伝統と格式があるローマ帝国の古代古典文化よりは
遊び心を感じるクラシカルさがゴシック時代にはあるので
何となく?退廃的~デガダン~な印象のスタイルに
しっくりくるから・・・なのだと思います。

鎖や釘、または時計の部品などの機械製品などを
アレンジしたものなどが
どんなに格好良くても
さすがに格式あるものと一緒に併せて楽しむのは
チープさが目立ってしまって
非常に難しいですものね

ビクトリアン~ヴィクトリアンは
古代古典文化→ゴシックから
再度また古典文化に戻って新古典主義が始まり
18世紀の終わりになると
ゴシックってやっぱり素敵だと風潮になり
【ゴシック・リバイバル様式】というものが出来ます。


要するに、いつの時代も歴史は繰り返すのですね

注意しなければいけないことは
ただ単に同じ所に戻るのではなく、劣化していたり、
逆に洗練されたりしているところが重要です。

ジュエリーなどを宝飾品、
家具や置物で気をつけなければならないことは
12世紀のものか18世紀のものか、です。

12世紀~18世紀まで
単純に600年もの長い期間がありますから
その際にも小さく揺り戻しのように
作られているものは存在する訳です。

17世紀のものと18世紀のものですと
価値が一桁変わる場合もありますが
そこまでの審美眼を持っている人が
プロであってもどれだけいるのか・・・という事です。

私のお店salon de chirimenでも古い素敵なものを
御紹介したいと常に切に考えておりますが、
適切だと思われる値段にならないことが本当に多く

そこまで古いものになってしまいますと
最初の持ち主であった旧貴族の方でも没落貴族となっていて
家系が途絶えていたりしてしまう場合も少なくないので

あけすけな言い方をしてしまいますが
かなり出会えるのが難しく
数を多く
御紹介することは出来ないのが現状です。

しかもゴールド・金が
かなりの貴重なものであったことから
繊細で美しいものではありますが
かなり薄く作られておりますので
(当時の宝石職人さんは
現在のような加工用の機械などがない為、
金を薄くする高い技術を取得することが必須でした)

18世紀中頃以降のコレクションでしたら
コネクションがある前提ですが
努力と時間次第でまだ何とか辿れますが、

それでも
20世紀初頭のものよりも
必要以上時間と粘り強さを要求されますので
素直に大変です。

宝飾技術や宝石のことを専門的に学んでも
そのものにいくらの価値があり、
また一番重要である
これから先も大事にしてもらえる価値のあるものか
の両方を上手に判断していくことは
非常に難しいと思います。

ですので
なによりもゴシックジュエリーが好き!と
思われている方には

ヴィクトリアン・アールデコ・アールヌーボー時代のものや
19世紀末~戦前までのものに魅了される方以上に

自分の審美眼をプロどころか誰にも負けないと自負できるほどに
しっかり持たれるか、
販売されている方が十分に信じられるか
どちらかしかありません。



個人的にはゴシックっていう語感や
それに伴う
澁澤龍彦氏などを彷彿とさせる
美しい凜としたデカダンス~退廃美~などの
漠然としたイメージは大好きです。

日本で言う「もののあはれ」に近いのかしら?とも
思いますけれども
それよりはもう少し感傷的ではない
ロマンチックなイメージです


ジュエリーにおいて
美しさは当然なのですが

夢とか希望を
永遠に割れることのないシャボン玉の中に
ロマンを閉じ込めているように感じさせてくれる事は
とても大事だと考えています。

一目惚れさせられるゴシック時代のジュエリーに出会えると
かなり胸が高まりますので

東洋人としてのフランスでの関係などで
心が折れそうになることが頻繁であっても
美しいものを見つけて御紹介したいという気持ちが
勝ってしまうのがこの仕事を長く続けている理由だと思います


Salon de Chirimen【http://www.chirimen.com/】

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