臥薪嘗胆 ~マツダ訴訟裁判奮闘記~

「非正規切り」負けない


ユニオン山口 マツダ労働者



 「非正規切り」をはね返し、全国各地で裁判をたたかう仲間たち。山口県では、山口地域労連「ユニオン山口」に加入するマツダ訴訟原告団17人が、正社員化を求めて裁判を闘っています。


 原告団が山口地裁に提訴したのは、2年前の2009年4月30日。毎週、防府駅前で宣伝を行なっています。4月23日の宣伝は、原告と支援者の13人が参加し、土曜日の閑散としたなか、1時間で101人が署名に協力しました。


 原告団のひとり、Aさん(46)は、高血圧の治療から久々に復帰しました。「仲間がいるから頑張れます。市民からも『まだ裁判が続いているんですか。早く解決するといいですね』とあたたかい声がかけられました」


 山口地裁にこれまで提出した署名は、2万人分を超えています。裁判は、裁判長が転勤で交代したため、事件の概要をよく知ってもらおうと、原告の意見陳述を再開するよう要求しています。


 マツダは、最大3年の派遣可能期間を超えて派遣労働者を働かせるため、3ヶ月と1日だけ「サポート社員」として直接雇用したあと、ふたたび派遣に戻していました。2008年末から09年初頭にかけて、1300人もの「派遣切り」を強行しました。


 原告団事務局長代理Bさん(45)は、防府工場で5年半働き、解雇されました。「山口県労連の労働相談で、自分たちが会社に都合よく使われていたことを知りました」と振り返ります。


 原告団の告発によって、09年6月に労働局がマツダに是正指導を行ないました。防府工場と本社工場(広島市南区)に残っていた派遣労働者約100人を直接雇用に切り替え、一部を正社員化するところまで追い込みました。


 Bさんは「組合に入って、労働者全体のことも考えるよう意識が変わってきた」と言います。


 東日本大震災後は、復興支援募金を街頭で呼びかけ、10万円集めました。


 震災で、マツダ下請けで減産や休業が起こり、派遣切りのうわさが出ています。働く労働者から相談を受けています。


 「解雇が起こる前に、権利を知らせ、組織したい。私たち自身の裁判で、正社員が当たり前の社会をつくりたい」とBさんは力を込めました。



(2011年5月1日付 しんぶん赤旗より)




そらみみより


この記事をご覧になられた方も多いと思いますが、この記事には「正社員化を求めるマツダ訴訟原告団と支援する仲間たち」というタイトルで、写真が掲載されています。


実は、この写真に、私そらみみも写っています。


どこに写っているかと言いますと…いちばん下の列の向かって右から2番目です。









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