物心ついた時から。
兄弟もいない。
保育園でいじめられ、4歳にして
すでに引きこもり。
小学校は、なんだかんだで通えたし、
高学年になったら部活もあったし、
それなりに楽しかったけれど。
中学生になって、いきなり集団に馴染めなくなった。
みんなと会話していても、居場所がない感じ。
摺りガラス一枚隔てた向こう側に、みんながいる感じ。
「一人ぼっち」を、確信した時だった。
高校に入ってから今までも、居場所を作ろう、仲間が欲しいと
思って行動するたびに失敗に終わる。
人と、長く安定した関係が築けない。
私はいつも、蚊帳の外な感じがしていた。
思い切って、出会いを広げようとイベントに参加して
みたりもするけれど、周りを見渡しても仲良し同士で
盛り上がっていたりするし、そこに入って行って
話しかけるのも勇気がいる。
話しかけたところで、あんまり盛り上がらず会話終了、
自分の雑談力のなさに落ち込む。
結果、相手も、私と一緒にいてもつまらないから、
他の人のところにいってしまう。
そして、帰りの電車の中でも、帰宅してからも、
「こんなだからダメなんだな・・・私、社交性がゼロだから。」と、
自分を責めて終わる。
それに、いつも決まった箱（ライブハウス）で演奏できないのも、
コンプレックスだった。
演奏させていただけるだけでもありがたいのだから、そんなこと、
言ってはダメなのかもしれないけど。
いつもいつも、初めての場所（最近そうでもないけど）。
しかも、私が何度か演奏したことのあるライブハウスが
次々に移転になったり閉店になっていくのを知ると、
なんともやり切れない気持ちになる。
それに、仕事においても、正社員で働いたことなど、ほとんどない。
なんらかの理由でいつもダメになる。
なんで、私は、根無し草みたいなんだろう？
なんで、私は、地に足のついたことができないんだろう？
それが私の宿命なのかな？と思ったりもしたけど。
なんだか、常に疎外感を感じていて、人との関係において、
本当の安心感というか、所属意識が満たされることがないまま、
今まで来てしまったなあと言う感じ。
家族以外の誰とも繋がっていない気がして、恐くなる。
もし、夫が先に逝ってしまって、娘も嫁いでしまったら、
私はどうなるだろう。
親戚にも、頼るあてはない。
どうしようもない恐さが、年齢とともに襲ってくる。
この気持ちとうまくつきあう「魔法の言葉」は、
いったい何なのだろう・・・・？
あったかくなったら、鎌倉にまた行こうかな。
（写真は、昨年11月に入った、北鎌倉駅前のお茶屋さん）