2008-03-19 20:49:13

サリバン先生の恋心に乾杯 の巻

テーマ:ブログ
鳴かぬなら
鳴いたふりでも
してみては

歴史に名が残ることはない武将
心の一句



わたくしは今、中国大陸あたりにいます。

ここ何省ですか?

私は福健省に行きたいのです。某メーカーの烏龍茶に感銘を受けたのは3日前。表示してある製造元の福健省に行けば、もっと感銘できるかと思い。

あの、感銘好きになったよう。

目の前は
一面荒れ果てている。

焼畑農業だな…。

万一のため持ってきた中一の社会の教科書を握りしめる。

これから烏龍茶の葉を育てるのか、と現物を見れずがっかり、しょんぼり。

すると私の背中に急激な重さが。
背中に老人が勝手におんぶである。
そして囁く、私の耳に唇をしこたまくっつけて。

『£◎⊂∠∇∬Åゑむかっ車椅子目チョキポスト…。』

万一のため持ってきた中一の英語の教科書を握りしめる。

わからない。

しかし、1つだけわかる単語があった。

『メタミドホス…!』
最後の『ス』で老人はより強く私の首を絞め、そして重くなった。
石のように。

石野陽子似。

ではなかった。

そして『!』で老人は涙を。
私の耳の中は涙でいっぱいになってしまった。


後日他の住民から聞いた。
メタミドホスはじめ今まで使っていた農薬が使えなくなり、昔行っていた焼畑農業に切り換えたそうだ。
緑がなくなり、虫もいなくなり一面真っ黒。第二次世界大戦後のように。洪水の心配もあるとのこと。


ここに来て3日目の朝。老人の涙が耳に入ったことによる中耳炎の痛さで起きる。

こなき老人は私の背中から消えていた。

さよなら。
言えなかった。

耳に手をあててみる。
手の平に付いた水滴はまだ温かった。

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