“本来の自分”が稼働するタイミング２

こんばんは。晏里璃緒です。

今日は前回の続きです。（前回のブログはこちら…☆）


若い頃、特に親の保護下にある幼少期などは、“本来の自分”がなかなか出づらく、親から少しずつ自立していくにつれ、自分らしさが出てきます。

“本来の自分”は、名前や生年月日の中に秘められており、自分が心地よく生きられる“素”の姿のことです。


赤ちゃんは24時間、誰かの手を借りなければ生きていけません。お世話をしてくれる人が必要ですよね。

大抵の場合、それは親(特に母親)だと思うのですが、その頃は100%その人(親)に依存した状態です。

そしてまた幼少期の頃も、子どもだけでは一人で遠くへ行くことも、好きな人と遊ぶことも、お金を出して買い物をすることも、何かを選ぶことも、情報を仕入れることも、なかなかできません。

親の傘下にいるうちは、何をするにも主導権は親にあります。

これは我が子を守るためで、当然のことですね。


しかし子どもが大きくなるにつれて、行動範囲も広がり、好きな人と自由に遊ぶことも、お金で好きなものを買うことも、情報を仕入れることもできるようになってきます。

そして段々親の手から離れ自立した時に、その人“本来の自分”が出てきます。






前回お伝えした「自分自身で考え、自分自身で選択し、自分自身で行動し、責任を全うする。成功も失敗も、安定もリスクもすべて“自分”」の状態です。

ある意味、守られるものからも自立しますので、厄年や天中殺と言われるものや、自分の弱い運なども直接的に影響を受けるようになります。
(反対に親に守られている間は、その影響をあまり受けません。)


しかしもし、なかなか親離れや子離れができずに自立できない場合、いつまでも“素”の自分が出せない状態になります。

自分で背負う運命を誰かに背負ってもらっている状態だからです。

一見「守られている状態」とは良いことのように思えますが、いつまでたっても自分の2本の足で立てない状態ともいえるのです。

するとそのような人は、どうなってしまうかと言いますと…

自分に自信が持てなくなり、いざという時に決断ができない、ひるんでしまう(ブレーキがかかってしまう)人になってしまいます。

そして不安感や恐れの感情が慢性的にある。

劣等感が強い。臆病になる。

などの状態になりがちです。

そして極端に他者との関わりを避けるように生きていく人、もしくは反対に人に対して攻撃的になったり支配欲が強かったり、人を見下す人などになりがちです。


この中でもすべての土台となっているのが、“自信が持てない”が根底にあります。

これは親としては我が子を愛しているつもりでも、どこかでいつもコントロールしたり、子どもを信頼しきれていないことが原因です。


ですのでまずは成長と共に自分でできることをさせる。そして自分が望んだことでチャレンジをさせてあげ、応援をしてあげる。

成功も失敗も挫折も、大いに体験をさせてあげることが一番の自立に繋がります。

そこには“この子なら大丈夫！”と、我が子のたくましさを信じることです。


順番から言うと、この世を去るのは親の方が早いですよね。

その時に支えられていたもの、寄りかかっていたものがなくなり、大きくバランスを崩してしまうのは、他でもなく、愛しい我が子なのです。

親としては、我が子がしっかりと自分の2本の足で大地に立ち、堂々と“本来の自分”として生きていけるよう、温かくそっと見守てあげたいですね








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