仙台市荒浜 | パパ・パパゲーノ

仙台市荒浜

先週日曜日、仙台駅の案内所で「海岸に行きたい」と言ったら、係りのお姉さんが「400番のバスで終点まで行って、1キロほど歩くと海岸に出ます。被災地ですから何にもありませんよ」とおっしゃった。30分ほどで「南長沼」に到着。遠方に、一列に植わった松の木々が見えるだけで、あとはまっ平らの地面が広がっているだけでした。10メートルの高さの津波が押し寄せ、海から4キロ奥までの住宅地・田畑が水没したということです。


4階建ての建物が残っていました。市立荒浜小学校。ここに避難して助かった人も多いそうです。


いくつかお墓が建っている墓地がありました。墓石もみな流されたのでしょうが、墓地のそばに、拾い集めて積んである集積場がありました。おそらくそこから、ご自分の家の墓石を見つけて建て直したもののようでした。はげしく傷ついた墓石もそのままに建っていました。



           防潮林の残った松が見える。

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           門柱のみが残ったおうち。

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          お花が飾られた墓石なしのお墓。

          遠方のビルが荒浜小学校。

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          流れてきたよその家の屋根が乗ったままの無人の家。

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