いつもお世話になっている、動物保護管理センターで、保護されている猫の譲渡会が開催されました。
当会の猫は参加しませんが、里親さんの応対のお手伝いをさせて頂きました。
初めての試みです!
猫の頭数より、里親さんの方が多くてビックリしました

しかし、殺処分がゼロになることは、現時点では無理です。
猫の殺処分のほとんどが、離乳していない子猫だからです

そこを解決しなければ、殺処分はゼロにはなりません。
愛知県でも、乳飲み子を引き取って人工保育をする団体は、ごくわずかです。
時間拘束も長く、精神面でも体力面でも大変だからです。
当会でも、子猫の人工保育をできるのは私だけです。
産前には仕事しながら、子猫の人工保育をしていました。
長男を出産後は、仕事は短時間になったものの、家事もあります。
とにかく大変です。
子猫の人工保育は、専業主婦でない限り、難しいです。
このご時世、専業主婦は少ないです。
まずは、自分が生活しないといけません。
当会は、専業主婦はいませんし、全員が家事育児をしています。
となると、沢山の頭数を抱えられません

活動の中でも、「乳飲み子を育てる」というのは、家庭の時間が削られます。
「まずは家のことやってからでしょ」と、ほとんどの旦那さんが思われるでしょう。
自分が旦那さんの立場なら、同じことを言うと思います。
だから、この活動は、家庭崩壊につながるパターンは、よく聞く話です

ボランティアだけが、乳飲み子を抱えるのは大変です。
行政も、勤務時間内に職員さんが、子猫の人工保育を出来れば良いと思うのですが、愛知県内の自治体ではほとんど行われていないのが現状です

しかし、ここ数年、私がお世話になっている自治体では、犬猫の殺処分を減らすために、すごく努力されていると感じています。
職員さんから、「出来る限り殺処分はしたく無いんですよ」という声を何度も聞きます。
私が活動を始めた頃を思えば、ここ数年、とても努力され、ボランティアとの連携を取ってくださってると感じています。
今回のお手伝いで、「行政から猫を引き取る」という人が増えたと実感しました。
猫の殺処分ゼロの希望の光が、少し見えたように思います。
ちなみに、犬は、殺処分ゼロになるのは、実現可能だと思います。
そもそも行政に持ち込まれる頭数が猫より少なく、成犬でも里親さんが見つかるからです。
1日も早く、犬猫の殺処分がゼロになりますように
