『磁力と重力の発見』
テーマ:読書なんで私がこんな難しそうな本を?
答えはいつもの通り「なーんだ。やっぱねー」というところか?
『磁力と重力の発見』 (1)(2)(3) 山本義隆 みすず書房 2003年刊
先週、熱心な新聞読者であるウチの末っ子(18歳)が、朝日新聞の読書コーナーで、この本の感想を募集しているのをみつけた。実は、通っている予備校で、この山本先生の授業を受けたばかり。そして、ウチには、この2冊組の美しい装丁の本が本棚に住んでいた。毎日出版文化賞か大宅荘一賞かを取った時に、話題の本はなんでも買いたい=本を買うのが趣味の同居者Hさんが購入したのだ。
そしてそのまま3冊組の本たちはやすらかに本棚で・・・。
「ねー、感想出そうよー。新聞に載ったらうれぴい」と末っ子が言う。
「どーぞ。懸賞とか感想文とか、出すの、好きねー。がんばってね」と言ったら、「一緒に読みましょう~。感想を語り合って、それで投稿した方がいいじゃん」と悪魔の誘い。
というわけで、この1週間でこの本を超特急で読む羽目になった。
昨夜12時少し前に、末っ子は即席感想文を(語り合った挙句?)投稿。いまどきは携帯から投稿するというので、そのお手軽さにびっくり。
その感想文はともかく、私がこの大部の本を急ぎ読みして得た思いは、急いで読んじゃもったいない!というものだった。
物理の本かと思って敬遠していたが、読み始めたらとっつきやすく、自然科学の歴史において、なぜ「暗黒の中世」1000年間が存在したのか?など、こちらのかすかな世界史知識をかする部分にちゃんと問いがたてられていて、一般人にもOKな本だったんだと改めて知った。
そして、なぜ日本には自然科学の積み上げがなかったのかという疑問が自然に湧いてくる。
末っ子は「それは、ギリシャがすごすぎたってことでしょ」と言う。
「でもさー、中国にだって、五行とかいろいろあったじゃん?」と私。「指南車ってあったよね(これは漫画で得た知識・・)、あれって磁石でしょ?」と聞くと、末っ子は、「それは5章の注17で、山本先生は“根拠ない”って書いてるよ」と。
細かいところが面白い。
それがこの本を読んだ私の感想で、あー、感想文も終わったようだから、改めてゆっくりと読みとおしてみようか、という気持ちになった。






