竹達彩奈＆巽悠衣子トークイベント in早稲田

　　　　　双子のお姉ちゃん、早稲田に見参!!

　　竹達彩奈＆巽悠衣子トークイベント in早稲田

講談社『週刊ヤングマガジン』で好評連載中の『kiss×sis』でヒロインの住之江あこ、りこを演じる竹達彩奈と巽悠衣子のトークイベントが早稲田大学の学園祭「早稲田祭」(主催：早稲田大学アニメ声優会)で行なわれた。今大注目の声優だけあって、当日は多くの観客で賑わったぞ。イベントは二人の魅力に迫るコーナーやミニライブなど、内容も盛りだくさん。こちらの一部始終を余すところなくお届けしよう!!

(Report・Photo／佐伯敦史)

今回は学園祭イベントということで、二人は普段早学生が飲み会などで使っているという「早稲田流」の自己紹介を披露しつつ登場。「出てくる時は緊張して涙が出そうになった」という言葉とは裏腹に、二人とも館内に響き渡る見事な挨拶を見せた。

最初のコーナーは、箱に入ったお題に沿ってトークを展開する、というトークショーの定番(？)コーナー。「声優になったきっかけは？」というお題に対し、竹達は「小学校の頃からアニメっぽい声で、その頃から既に声優を目指していた」、巽は「姉が声優を目指していて、面白いなと思って自分も目指し始めた」とのこと。次のお題は「最近作った料理、もしくは得意料理」。武勇伝が聞ける……かと思いきや、歯切れの悪いトークになってしまい、二人とも料理に関してはちょっぴり苦手なご様子。

そして「役作りで工夫している点や練習方法」というお題では、巽が「彩奈は役作りに苦労しているのを知ってるよ」という言葉と共に、某軽音学部が舞台の作品に登場した猫耳バンドを取り出し、竹達に装着！　場内からは大歓声が!!　恥ずかしがりながらもトークを続ける竹達、しかしイベントの最後では、外した猫耳を自ら付け直そうとするほど、愛着を感じるようになっていたのであった(笑)。
続いてのコーナーは「判定○×クイズ」。竹達と巽がお互いにパーソナリティクイズを出し合い、観客がパネルを提示、正解者が多い方が勝利となる、というもの。第一ラウンドは「竹達の誕生日は6月23日である」、「巽は現役大学生である」というちょっと調べれば分かるもの。僅差で巽の勝利！　第二ラウンドは「巽は日本の歴代首相全部暗記している」、「竹達が集めているものはイナゴグッズである」という変化球なクイズ。こちらは巽の圧勝に終わり、勝者と敗者が決定。巽にはハローキティのクッションが贈られ、満面の笑みを振りまいた。一方の竹達は罰ゲームとして、とっても苦いセンブリ茶を一気飲み。腰に手を当てて一気に飲み干すと、こちらも満面の笑み。両者にとって最高の結果(？)となった。

続いては「回答一致！相性ゲーム」。「○○と言えば？」という問題に対し二人が回答、見事一致すれば豪華賞品が、外れてしまったらファンに二人のサイン入り賞品がプレゼントされる、という両者どちらにとっても嬉しい企画。第一問は「秋の食べ物と言えば？」答えは両者とも「くり」……かと思いきや、よく見ると巽は「粟(あわ)」と書いており、不正解かと思われたが、オマケで正解、見事賞品のマックカードをゲット！　しかし回答を書いた色紙は客席にプレゼントされる、ということで素直に喜べない巽であった(笑)。次の問題は「学校で告白する場所と言えば？」。二人の回答は竹達が「体育館裏」、そして巽が「校舎裏」。非常に近い答えだったが、惜しくも不正解。しかし本当の突っ込みどころだったのがまたしても漢字。竹達は「館」の字に余計な線が一本多い、というもの。誤りを指摘して上機嫌の巽だったのだが、本人はそれ以上の珍文字を披露。まさに面目丸潰れ状態(笑)。第三問はイラストでの回答。二人の絵心が試される興味深い問題となった。「かわいい動物と言えば？」との問題に対し、竹達はかわいいウサギを描き、客席から拍手が沸き起こった。一方の巽は……本人はウサギと言い張るものの、これは明らかにネズミ。「巽画伯」の誕生である(笑)。結局ウサギの特徴を捉えている、ということを何とか認められ、賞品のアロマキャンドルをゲットした。

最後のコーナーは「極めろ！新ジャンル！」。「属性」「性格」「シチュエーション」、それぞれの箱に入ったものを組み合わせ、そのジャンルを演じる、というもの。竹達が引いたのは「帰国子女」、「ツンデレ」、「男湯と女湯を間違えられた」。
帰国子女らしくエセ外国語とどこかで聞いたことのある、赤いスーツに身を包み、人型決戦兵器に乗って戦う某キャラクターのマネを披露、その後「ちょっとだけなら見てもいいぞ」というデレを追加、場内は大歓声に包まれた。
巽は「妹」、「高飛車」、「体育倉庫に二人きりで閉じ込められた」というかなり危険なシチュエーション。これを見事に演じ切り、こちらも大喝采を浴びた。ここでコーナー終了の予定だったが、ファンからの強い要望があり、急遽もう一週することに。竹達は「保健室の先生」、「天然系」、「好きな人に告白する」。告白の場所に伝説的な木の下を選ぶという、ギリギリのシチュエーション(笑)。一方巽は「幼なじみ」、「照れ屋」、「寝ているのを起こしに行く」という、アニメや漫画でよくありがちなシチュエーション。「起きないとお仕置きだぞっ！」の萌えセリフに、場内はまたも大きく沸いた。

そしていよいよミニライブのコーナー。OAD『kiss×sis』の主題歌「ふたりの♥ハニーボーイ」を振り付け込みで披露。途中何度か歌詞を間違えてしまったものの最後まで歌いきり、場内からは惜しみない拍手が送られた。

最後はこれまでのコーナーで登場した賞品の抽選会。何度引いても該当者がいない、という奇跡を起こしつつも(笑)当選者を発表していった。
いよいよイベントも佳境に入る。ここで竹達が反撃、とばかりに何と巽を猫耳姿に!!　いやいやながらも装着した巽、しかしいざ身に着けるとまんざらでもないご様子。おそるべし、猫耳パワー(笑)。盛大な拍手が送られる中、両手を振りながら二人は退場。いつまでも鳴り止まぬ拍手と歓声に見送られながらイベントは終了した。