こんにちは。
同じ商品の価格が2通りあったら消費者は
どっちの価格を選ぶだろうか?
「安い価格に決まってるじゃん」
そう答えた人が、普通かもしれない。
でも、そんな常識を疑ってみるのも大切なことだ。
ある保険会社の自動車保険の保険料(価格)が、
別会社の通販として約半額程度で販売されているそうな。
安い価格に魅力を感じたお客さまは、
その通販の保険へ移る人も多いとか……
だって、同じ保険会社だったから。
事故があっても同じ保険会社のサービス網を
利用できるので安心感も、高い保険となんら変わらない。
それもウリのひとつらしい。
お客さまは、高い保険に入っていた保険屋さんに、
「同じ保険会社だし、事故があったら助けてね」と、
ずうずうしくおっしゃる。
やっぱり、通販を信用していないんだ。
しかし保険会社が同じであっても、ほかのお店で
保険に入ったのだから、助けるなんてことは無理。
せいぜい、表面的な相談しかできない。
海外では通販自動車保険の攻勢が強いそうだ。
お客さまが保険会社や保険代理店などはどーでも良い
という価値観の人たちが、値段の安い保険に飛びつく
ことがはっきりしている。
日本の法律のもとで、通販はなじむどころか、
法感情が悪化せざるを得ないことは明白だ。
契約数が増えればそれだけ未解決事故も多発するで
あろうことは容易に想像できる。
①保険会社の見解と、相手方の見解との差
②保険会社の見解と、本人(加害者)の見解との差
両者の差について考えて見よう。
①は、差があるのだから、しばらく交渉を放置する。
すると、相手方が怒って加害者に直接交渉をする可能性がある。
また、解決できなければ弁護士依頼や調停・裁判へと発展する。
すると、解決までには時間がかかる。
そんな未解決事故の事案が山積みだ。
規模の小さい保険会社である。
こんなに手間とお金とかかったお客さまに対して、
次回も安い保険料で、ほしいだろうか?
②は、加害者である加入者の意見などいちいち聞いていたら
ちっとも解決できない。だから、法律上の賠償責任を保険金で
支払う保険会社は、無味乾燥に事を進めようする。
加入者が納得できた、なんてことは関係なく早期に示談が完了
してしまうのでは?このことを恐れる。
保険会社とお客さまとをの見解を円滑に進めるのが保険のプロ
である保険代理店。
保険会社にお客さまの意見を正しく伝えて調整したり、
お客さまの意見に共感したり、誤った考えがあればそれを
正したりする、アドバイザーの役割が必須。
自動車事故は、それほど複雑なものだ。それが現実の姿。
いくら「示談交渉付きだから安心」と言っても、
交渉するのは保険会社の担当者と相手方。
それはやっぱり、「人と人との交渉事」。
お互いの感情を避けた交渉なんてできないのだ。
同じ保険商品について、一物二価があったとしても
保険のプロから適切なアドバイスを受けることのできる
いざという時や心配事ができたときに相談できるという
価値は、そうでない保険とでは天と地ほどの差がありそうだ。
自動車保険は、いったい何のために入るのか?
それは、事故があったときにきちんと事故対応を
してもらえることが、加入にあたっての一番の条件
だったハズ。
一物二価の自動車保険?
でも、本当はそうじゃなかった。
それを言いたかった。
その意味の深さを考えてみる必要がある。