4月の雇用統計のおさらい
失業率 8.1%
非農業部門雇用者数 +11.5万人
民間部門雇用者数 +13万人
週間平均労働時間 34.5h
平均時間あたり賃金 23.38ドル
U-6失業率 14.5%
■各社予想 米5月失業率
JPモルガン 8.1%
第一生命経済研究所 8.1%
ドイツ証券 8.1%
バークレイズ・キャピタル 8.0%
BNPパリバ 8.1%
HSBC 8.1%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 8.0%
みずほ証券 8.1%
みずほ総合研究所 8.1%
モルガン・スタンレー 8.1%
市場コンセンサス 8.1%
前回 8.1%
■各社予想 米5月民間部門雇用者数
JPモルガン +17.5万人
ドイツ証券 +15.0万人
バークレイズ・キャピタル +16.0万人
HSBC +17.4万人
市場コンセンサス +16.4万人
前回 +13.0万人
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によれば、
5月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比15万人増加したと予想されている。
5月のISM製造業景況指数は53.8と10カ月ぶり高水準となった4月(54.8)から低下する見通し
となっている。
ADPが31日に発表した5月の米民間部門の雇用者数の増加幅は市場予想に届かず、
先週分の新規失業保険申請件数は4週連続で増加。

野村証券の高松氏は、米雇用統計が弱い内容となった場合、
米国の景気懸念でドル売りになるというよりは、世界的なリスクオフの動きから
クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)が売られ、ドル・円単体に円高のドライブが
かかっていく可能性があると語った。
その上で、前回の為替介入もシドニー時間に大きく円高が進んだ月曜だったと言い、
週末にドル・円が78円を大きく割り込んで何も戻りがないまま週明けを迎えれば、
一気に緊張感が高まる、
と高松氏は指摘。
マーケットが非常に薄い早朝の時間帯に円の上値を試そうとドル・円の
「ダウンサイドのトリガーがヒットされやすい状況になるリスクはある」と話した

ドル円は78.11円まで下落し、昨日安値を下抜いた。
78.00円にオプションバリアが観測されていることから下値では防戦買いが
入ったものの、米長期債利回りが低下していることもあり、
下落後の戻りはほぼなく、下値探りの状況が続いた。
ドル円 市場オーダー状況
80.00円 売り厚め輸出ほか・超えるとストップロス買い
79.75-80円 断続的に売り・超えるとストップロス買い
79.00円 売り厚め投機筋ほか・超えるとストップロス買い
78.70円 売り投機筋・超えるとストップロス買い
78.43円 6/1 17:17現在(高値78.68円 - 安値78.30円)
78.20円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
78.00円 買い厚め輸入ほか・割り込むとストップロス売り
21:30 米5月非農業部門雇用者数 〔+15.0万人〕 (+11.5万人)
21:30 米5月民間部門雇用者数 〔+16.4万人〕 (+13.0万人)
21:30 米5月失業率 〔8.1%〕 (8.1%)
21:30 米4月個人所得 〔+0.3%〕 (+0.4%)
21:30 米4月個人消費支出 〔+0.3%〕 (+0.3%)
21:30 米4月コア個人消費支出(PCE)デフレーター 〔+0.2%〕 (+0.2%)
21:30 加3月GDP 〔+0.3%〕 (-0.2%)
23:00 米5月ISM製造業景況指数 〔53.8〕 (54.8)
23:00 米4月建設支出 〔+0.4%〕 (+0.1%)
23:00 ファンロンパイEU大統領、講演
野村証券金融市場部のエグゼクティブ・ディレクター、高松弘一氏は、
きのうの米指標の下振れを受け、
「雇用統計に関してもややネガティブな見方をしている向きが多い」と指摘。
そうした中、「ドル・円がこの水準にあるのは織り込んでのことなのか、
ここからさらにドルを売り込んでいくには介入警戒感が強いため、
手控えられているということで、雇用統計の後は出たとこ勝負でドルを売らなければ
ならなくなるのかというところだ」と話した。
フォレックス・ドットコムのチーフアナリスト、岡安盛男氏は、
「口先介入だけでは戻りは限定的だろう」と言い、実際に円売り介入が入らない限り、
円買いの流れは止まらないと予想。
「今回は円高というよりもドル安。米国サイドの動向がかなりドル・円に影響している
となると、今夜の米雇用統計も含めて6月のFOMCで追加緩和がされるかどうかが、
ドル・円にとっては一番のポイントだ」と語った。
FXコンセプツは、今後数週間・数カ月で円高がさらに進むとみているため、
日本の通貨当局の前途には困難が待ち受けていると指摘。
ドルが77円80銭の下値支持水準を割り込んだ場合、次の目標である77円をつけ、
およそ2週間程度で底入れすると同社はみている。
だが、特定の目標水準は示していないものの、同社はそこから再び円高・ドル安基調が
始まると予想している。
戦略としては、円の押し目買いを推奨している。
ドルが強力な上値抵抗水準のある79円10銭ー79円20銭まで反発するようなら、
ドル売り・円買いの好機になるはずだという。
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参考資料:日銀のドル資金調達動向
