『 助かったよ‥ ありがとう♪ 』
『 どういたしまして‥ このくらいならいつでも♪ 』
『 で‥ お礼はどうしたらいいんだ? 』
『 お料理‥ 教えて欲しいんです‥ 』
シェフが不思議そうな顔を見せる‥
『 料理って‥ 君の腕なら充分だろ? なんか特別な料理? 』
『 特別っていうか‥ アドバイスかな? 』
『 アドバイス? 』
そう‥
今日ここにきた訳はそれ‥
『 彼‥ これからツアー始まるから‥ 持久力アップメニュー‥ 作ってあげたくて‥ 』
『 相変わらず忙しくしてるんだ‥ 』
『 ライヴなんて‥ 1日で平気で5キロとか痩せちゃいますから‥ 』
シェフの目が丸くなる‥
『 そんな‥太くないよな‥ 』
『 ええ‥ 60後半から70前半を行ったり来たり‥かな‥ 』
『 俺ならとっくにぶっ倒れてんな‥ バワフルだね‥ 彼‥ 』
『 毎日って訳はいかないけど‥ せめて私が作る時はって想って‥ 』
『 じゃあ‥ とっておきのヤツ‥ 教えてやるかな? 好き嫌い‥ある? 』
『 多少はあるけど‥ 大抵のものは‥平気かな? 』
『 よし! じゃあ早速‥ 』
『 ありがとうございます♪ 』
『 生徒がいいと、教えがいもあるさ♪ 』
優しいシェフの好意に甘えて‥
雄のための料理を習い始めた‥
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