ちょっと横道にそれて、昭和20年代の家族構成を見てみましょう。人気マンガ「サザエさん」が発表されたのは昭和21年4月です。サザエさんの実家である磯野家の家族構成はその頃の日本ではごく普通だったのでしょう。

磯野家 大


磯野家の主婦であるフネさんは、今の感覚ではおばあさんに見えますが、作者長谷川町子さんが想定した年齢は48歳です。波平さんは55歳定年の時代でまだ現役ですから53歳位でしょう。サザエさんは20代前半で既にタラちゃんの母親です。ワカメちゃんはフネさんが39歳の時に出産した末っ子です。20代前半から家族の世話に明け暮れてきた昭和半ばの40代女性と、社会進出を果たし自分で稼いだお金でファッションや化粧やエステに投資できる現代のアラフォー以降の女性とではセルフイメージが大きく違っても仕方がないですよね。でも、外見が大きく変わっても卵巣は昔と変わっていません。女性が出産できる限界年齢は延びていないのです。それどころか、古い統計と現代を比較すると昔の女性の方が生殖機能が強くて、遅くまで出産できていたようです。晩婚化・晩産化が進行してしまっている現実を踏まえて、これからの家族の姿・在り方に焦点を当てた社会のカタチを考えなければいけませんね。