相田みつを美術館開館10周年記念、
「ひ・み・つ」シリーズ3連発の第3弾、
最後を飾るのが「美術館のひ・み・つ」です。

気が付けばこの企画展も、
日付的には今日と明日9月2日の、
2日間を残すだけになってしまいました。
もう少し早く書けたらよかったのですが、
この頃はいつもギリギリです(^_^;)

この企画展の始まった7月の早い段階で、
今回は観に行ってしまおうと思い、
1度美術館には足を運んで、
この頃は毎回発売されている企画展ブックを買いました。

でもなかなかその後、
行くきっかけがなくて、
空いているであろうお盆の頃に
出かけようと思いましたが、
いけずじまい…。

つい最近ようやく出かけてきた感じです。
切羽詰って…(^_^;)


さて企画展そのものについてお話しまょう。
過去2回の「ひ・み・つ」シリーズだけでなく、
これまでの30回以上の企画展の中でも、
ベスト3に入るぐらい、
展示の仕方や作品の内容に統一性があり、
とてもとてもまとまっていて、
私はとてもとても満足して帰ってきました。

特に前回は作品の脇に書かれている解説文が異常に多く、
作品をのんびりと鑑賞できない感じでした。
企画展ブックに書かれている内容ならばよいのですが、
前回はないものばかり…。

今回は企画展ブックに細かく解説が書かれていて、
展示されている解説文と同様なので、
安心して作品を観るのに集中できました。

今回の企画展で一番よかった部分は、
「映像」でしょう。
受付を済ませて階段を昇ると、
電子井戸があります。

以前は作品を流していたり、
近頃は相田みつを関連グッズの宣伝を流していました。
前回訪れた時は調整中でしたので、
今回どうなっているのか楽しみでしたが、
美術館全体の解説になっていて、
初めての方でもわかりやすく、
展示室の構成など説明され、
作品の紹介もいくぶんかありました。

それから今までは相田みつを作品の朗読を流していた、
第4展示室奥のスペースが、
今回の企画展に合わせて、
濱田マリさんのナレーションで、
美術館についてのドキュメンタリーと、
久米明さんの「蜩」の朗読映像になっていました。

2本合わせて10分ぐらいですが、
どちらもとても興味深い内容でした。
久米さんの朗読は聴いていて、
とてもとてもシビレました。
これを聴けただけでもよかったなぁという感じです。

それから有楽町に移ってから、
ずっと映像を流している第2ホール奥の映像室。
過去2回の「ひ・み・つ」シリーズのまとめになるような、
そんな映像が流れていました。
ここにも久米明さんが登場して、
作品の朗読を聴くことができました。

いつもは作品を観るのに忙しくて、
この映像室に入るのは初めてでした。
大きなテレビがあって、
ビデオが流れる形になっているのですが、
ゆったりと観ることができました。


展示されている作品は、
夏休みの自由研究のために来館される、
お子さん達向けという部分もあって、
代表作ばかりという印象を受けました。

でも、その代表作が意味しているところの、
その奥深い部分を、
今回の企画展では知ることができました。
展示されている作品同士のつながりが、
相田さんの思いをより深く理解させてくれました。

相田さんにとっては2人のお兄さんを亡くされた戦争は、
大きな大きな人生のターニングポイントでした。
ちょうど終戦記念日にかかる今回の企画展でしたので、
「生」「死」ということについて、
随分と考えされられる作品ばかりでした。

同時に「どう生きるか」ということについても、
今まで以上に深く考えさせられる、
そんな作品ばかりが並んでいました。


夏休みということもあり、
いろんな方が来館されていました。
とても年配の方が「読まなきゃダメだ」と、
大声で声に出して読まれていたのには参りましたが…。

確かに相田さんの作品は声に出して読むと、
また違った味わいはあるのですが、
ここは美術館ですからね。


残り2日になった今回の企画展。
「生」「死」について深く考えてみたい方は、
是非有楽町まで足をお運びください。

また次回第37回企画展は、
開館11周年記念の企画展で、
初めて展示作品がリクエスト作品になります。
代表作が揃う企画展になると思います。

この週末の無理な方は、
是非9月4日から始まるこちらの企画展に、
出かけてみてはいかがでしょうか?
おそらく初めての方にもピッタリだと思います。
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