今の自分をいつも「ありのままでいい」としていては道は開かれないし、
かといって、絶えずポジティブでいるのはキツイものです。
◆
恋愛、結婚、別れ、転職、知人・友達との付き合い、親族との距離 etc.
男女を問わず多かれ少なかれ経験する節目や日常があります。
それでも女性には、男性よりハンディキャップがあったり、
女性ならではの思いや迷いがあるに違いありません。
そうした場面で一歩踏み出そうとすると、一種の重しが足を重くします。
勘違い、思い過ごし、無関心、不安、思い込み、惰性、成功体験・・・・・・
重しとなるものには事欠きません。
◆
節目に、あるいはちょっとした場面で
ぽつりぽつりと、今までと違うことをしてみたら、
そのうちひとつか、ふたつ、異なる道の入り口に立てるかも。
長い時間経って振り向けば、それらがそこそこの違いを産み出します。
◆
「独立」と言うには大げさで、小さな区切りを決意する女性の物語たち。
- 独立記念日 / 原田 マハ (PHP文芸文庫)
- (「インディペンデンス・デイ」を改題)
¥800 - Amazon.co.jp
これでもか、と24もそんな物語を並べられて、
「そんなにうまくいくものか」と思う方もいるかもしれません。
でも、作者はそんなに安易に考えているはずがありません。
原田マハは、ここに登場する女性たちに、この物語の読み手に、
本気で訴えたいのです。
重しを外す鍵はこんなに、障害や悩みの数だけあちこちあるんだと。
そして、その鍵は自分のポケットのどこかに潜んでいるのだと。
[end]
*** 読書満腹メーター ***
お気にいりレベル E■■■□□F
読みごたえレベル E■■■□□F
(ペタお返しできません。あしからず。)
*****************************
作家別本の紹介の目次なら
日本人著者はこちら
海外の著者はこちら
*****************************
<----左側の
①「ライブラリーを見る」をクリックし、
②ライブラリの各本の"LINK"をクリックすると
その本を紹介した記事にとびます。