こんにちは。
「
華音の愛のメッセージ
」
続・リリーは何でも知っていた。
3月になりましたが、寒い日が続きますがみなさんおかわりございませんか?
転勤、進学、新しい人生が変わる時期ですね。
先週は、我が家のぺットのりりーちゃんがガンになって手術したお話でした。
その続きをお伝えします。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
リリーは左足の切断手術を終えて、家に帰る日が来ました。
スタッフの方に手当ての仕方を教えていただいてリリーを受け取ろう としましたら、
急にリリーは抱いてるスタッフの顔を見て訴えるように、アウアウ~~~と話しだし止まらなくなり、
「あら~、リリーちゃんいままで鳴いたりうなったり全然しなかったのに
そう…痛かったのね~。辛かったのね~。そうだったの~・・。」
と言うスタッフに、本当に痛かったのを我慢してたのよ~とばかりに二人の会話は続くのでした。
リリーちゃんはよく頑張ったわね~と言わ れてようやくホッとした様子で、
ずっとこらえて いたんだな~と、胸がつまる感じでした。
家に帰って傷が癒えて三本足での生活に慣れるまで3か月はかかり、
うんちで踏ん張るのが結構バランスを必要で、プルプルと必死のようでした。
また、いつものように玄関に勢いよく降りて、思い切りひっくり返った時の
リリーはショック状態で茫然として、ただ抱きしめるしかありませんでした。
お散歩には行けないので車いすかとも思いましたが、三本足を
周りの方の目にふれさせるのは不憫で意外と勇気がいるものですね。
車で連れて行き、ビっこを引きながら移動して風に吹かれるりりーを
見ていると、どんな風でも勇気をもって向かっていくのを教えてくれてる気がしました。
それから半年は痛みもなく元気で暮らしてくれましたが、
急に元気がなくなり、ガンが全身に転移しているのがわかりました。
自宅での点滴の仕方やお薬でなんとかと自宅で最期と思いましたが、
日に日に衰弱してゆくのをそばでみているしかできません。
20度以下だと呼吸が荒くなるので、クーラーをびんびん
効かせて自分たちは布団をかけてそばで寝ずの番。
リリーも体力の限界を超えているのがわかり、自分たちもかなり
疲れていて、病院に連れて行く途中で私は神様に祈りました。
もうこれ以上リリーに頑張れと辛い思いはさせたくない・・
十分頑張ったのでもう行ってもいいよ・・
神様どうかりりーを助けてください!、お願いしますと。
そうしたら、後部座敷からリリーから気が伝わってきました。
わかってくれてありがとう・・・というような声がハートに届いたのです。
帰り道でもうリリーは虫の息で気も呼吸も感じられなくなり、
「お父さんが今晩静岡から帰ってくるから、リリー死ぬんじぁないよ!」
と叫ぶしかなかったのですが、もうダメだと思いました。
娘が帰るころにも虫の息、しかし夫が単身赴任先からリリーに逢うため
に帰宅した時には、ご主人さまを待ちかねていたように目を開けてくれ
「今帰ったよ。リリーちゃん待っててくれたんだね、ありがとう
」
と言われて、振り絞ってこたえる様子にジンときました。
夫がいた2日間持ちこたえいよいよ出かける時は、りりーちゃん 行ってくるよ!という夫を、
いつものように車で駅まで見送ると いう強い意志を、
もう水さえ飲めない体で這って行くという瞳と全身で示して、
無理しなくていいんだよ~と言っても聞きませんでした。
最後のお勤めを成し遂げようとしたんですね。
今にも消えそうな命を抱きかかえて車に乗り、
駅で夫と最後の握手をして、いつまでも手を振る夫の姿と
見えなくなる電車をりりーは、ずっと見送っていました。
家に帰りドッと疲れがでたようでしたが、
でもまだリリーは頑張っていて、
その夕方埼玉の息子が帰ってくるのを待っていたのです。
一晩しか泊まれない息子を目だけで喜んで迎え、
惜しみながら行く息子も朝に見送り、
夕方帰ってくる娘を待っていてリリーは亡くなりました。
渾身の思いで家族すべてを見送ったリリーの姿に心打たれるばかりでした。
お布団の周りにカサブラカとピンクのトルコキキョウで飾り、
好きな食べ物も沢山添えて、リリーをはさみ川の字で寝ました。
次の日の火葬は娘の休みの日で、私一人でさみしくないように
リリーは考えてくれていたのですね。
家を出るとき、蝶々がいっぱい見送ってくれてびっくり。
お天気がよくて、煙が見えて空に駆け上がってゆくリリーがみえるようで、
娘も「りりーちゃん漸く4本脚で空を自由に駆けて登って行ったね。」と話すのでした。
よく亡くなる人は、家族の痛いのを持って行ってくれるというのです
が、それからまもなく娘の子宮内膜症が目に見えて楽になり、
これもりりーちゃんのおかげだな~と話すのでした。
りりーちゃんはなにもかも知っていて、なにもかもちょうど良くして亡くなりました。
人もワンちゃんも思いは言葉なしに心が通じるのですね。
ここまであっぱれな生き方をしたリリーちゃんを誇りに思います。
みなさまのお宅でもいろんなドラマがあるでしょうね。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
華音