汽車でヤスくんの実家に帰ったよ。
ラッシュ時だけどなんとか席確保。
アンパンマン号の時刻表を
真剣に見てるふたり。
んっ?…
一見怖そうで体格のいい男性が
隣に座っててちょっとドキドキ。
子どもたちもジッとしてられないし
隣の人たちにも迷惑かけそうで
私もいっしょに座ってフォロー。
待ち合わせ駅まであと2駅ってところで
怖そうな男性が
「これひとつしかないけど、どうぞ」
そう言って照れくさそうな笑顔で
アンパンマン列車用のワッペンをくれた。
私の中のワタシは
まーじーでぇー!?
無表情で
イライラしてるように見えて
見た目にも怖そうで
近寄ったらちょっと危ないかもetc…
な~んて頭の中で決めつけてた私が
彼のお陰でガタガターと崩れ落ちた。
彼はいつ渡そうか、
いや渡さまいかと悩んでくれて
一歩を踏み出してくれたんだと思う。
(その間の態度で…笑)
降りるときにも挨拶し
子どもたちもバイバイしたら
はにかんだ笑顔。
ホント、そーだそーだ。
誰でもみんな一人ひとり
優しさを持ってるもんね。
今日のサプライズな出来事は
本質を感じられる私に
スイッチを入れてくれ
ワタシの中の世界は
更にどんどん優しくなってくよーと
教えてくれたよ。
駅で合流したヤスくんにも
経緯を話してたら
「お兄ちゃんがどうぞしてくれたよ」
って嬉しそうに話してくれた。
すべてパーフェクト






