中国=日本合作映画『スイートハート・チョコレート(中国題:甜心巧克力)』は中国では2012年末か2013年始めに公開予定。日本では2013年春公開予定。


北海道は夕張ロケ&中国は上海ロケってことや、主演がリン・チーリン(林志玲)と池内博之で、その二人の10年に及ぶ恋愛を描くってのが本筋。

夕張が中国人に注目されるかどうか、そしてチーリンが女子大生から三十路まで演じきれるのか、という点が興味深い作品なんだよね。


で、この注目作品。

もうかなり前に決まっていたけど、10/20-28に開催される第25回東京国際映画祭(TIFF)の「アジアの風(中東パノラマ)」部門に出品されることになっています。

TIFFスケジュールによれば、25日の17:45より、TOHOシネマズ六本木会場にて公開。


映画『スイートハート・チョコレート』より

ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
画像はTIFFの作品紹介ページより


バックは夕張マウントレースイだろうか。

六本木で開かれる映画祭に行けば、注目作品がいち早く見られるわけですよ。

っていうか、チーリンの美しさに一足早く触れられるぞよ。


ストーリーはTIFFサイト に詳しい。

私が簡単に要約しちゃうと、


上海からきた画学生リンユエ(リン・チーリン)は、夕張で、レスキュー隊の守(福地祐介)と恋に落ちる。守はその後に死んじゃう。上海に戻ったリンユエは、チョコレート・ショップを開店するが、守の兄貴分だった総一郎(池内博之)は上海に来て、リンユエを見守るが・・・。


っていう内容。

日中合作(中国の出資が多いようだから、中日合作と言った方が適当か)だけど、監督は日本人の篠原哲雄監督。

多作な監督だけど、最近では浅田次郎原作の『地下鉄(メトロ)に乗って』(2006年)が佳作じゃないかな。もちろん、原作がすごく良いお話だったってのも大きいけど。


夕張のシーンが感動的に映っていればいいなぁ。


以下の写真は、劇中の夕張鐘。
ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
画像はTIFFの作品紹介ページより


チーリン、夕張に初めて来た時は日本に留学しにきた画学生(美大生)という設定のはずだ。

いやぁ、御年37歳のチーリンが、20歳代前半であろう学生を演じるわけですが、まったく違和感がないんだろうね。

この写真は遠目でよくわからないけれど、たぶん30代になってから再訪した場面じゃないかな。


次は画像が不鮮明でわかりにくいけど、おそらくは上海の街角
ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
画像はTIFFの作品紹介ページより


冒頭の写真と池内のコートや髪型が一緒のところから判断するに、やはり30代になってからのものか。


モデル出身の池内と背丈が並んでる! さすがアジアの女神だぁ(個人的趣味)。


さーて、それよりも私・龍虎が東京国際映画祭に足を運べるかどうか、それも問題だなぁ。


今回のTIFFでは、やはり注目されていた香港映画『浮城 (うきしろ)(原題:浮城)』が、一連の尖閣問題の影響で上映中止に。


『浮城』のワンシーン。中央はアーロン・クォック(郭富城)

ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ
画像はTIFFの作品紹介ページより

こちらは監督が巨匠イム・ホー(厳浩)の久々の作品で、アーロンの熱演にもすさまじいものがあるらしく、上映中止が大変惜しまれます。

政治と文化は別物と考えていただき、この時期だからこそ、出品してもらいたかったものですね。


中日合作の『スイートハート・チョコレート』は予定通り公開されますように。