行燈のブログ

毎日の行燈旅館でのエピソードや、自身の生活の中で気付いた事を不定期にアップしております。


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行燈旅館の朝のスタッフは毎日朝食のサービスから始まり、客室、館内清掃が主な仕事です。同じお部屋の作りでもお客様の個性が反映し、まるで違った設えになります。33号室のお客様のお部屋の清掃に入ったスタッフが、ある日お客様が連れて来られたテディーベアーの様子が毎日違う事に気がつきました。ある日はテレビを見ていたり、またある日はお茶を飲んでいたりと。
 そこで清掃するスタッフは、毎日の掃除が楽しくなってきました。「今日はどうなっているんでしょう?」
そんなある日スタッフは毎日の楽しみのお礼に何かお返ししたくなってきました。ある日新聞で兜を折り、テディーベアーにそっと被せてみました。その翌日の朝お客様は素知らぬ様子でお出かけになりました。
 スタッフが急いでお部屋に入ると、テディーベアーは兜を被り窓際のハンモックの上でサングラスをかけ、ふんどし姿をタオルで隠し寝そべっていました。清掃のスタッフは興奮した様子でフロントに報告、「さて今日は何でお返ししましょうか?」全員スタッフが集まり相談すると、明日はお客様のチェックアウトの日だと知りました。そごで窓際にヤシの木と海の絵とおりがみのお花、テディーベアーには髭とフィンランドの国旗を持たせました。
翌日のチゥックアウトの日お客様はまた素知らぬふりで、スタッフに何も告げずにお国にお帰りになりました。
残されたスタッフが急いで階段をかけ上がり、お部屋の中を見てみると、お花、ワイン、兜を被ったテディーベアーのイラスト入りのメッセージカードが残されていました。
 
行燈旅館で本当に起きたメルヘンでした。

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