『探偵物語』の松田優作さんは面白いです。

しかし、『大都会PARTⅡ』の松田優作さんはもっと面白いです。


何故ならば、『探偵物語』は笑いを前提とした作品であり、物語が進んで行くうちに必ず笑いが用意されている。但しギャグの質は高い。
一方、『大都会PARTⅡ』の徳吉刑事はギャグをかます時は必ずと言っていい程意外性がある。

「これからギャグやりま~す!」感が全くないのがイイ。

徳吉刑事は暴力的であり、しかも全編が緊迫したシーンにおいてもサラリとギャグをやってのけるのだから、いやはや脱帽である。
そんな、『大都会PARTⅡ』が今年の6~7月にかけて

DVDが初めて発売になる。

TV放映されたのは、何と1977年。
実に35年前の作品だ。
35年間一度もビデオやDVD発売されたことがない。
しかも、一番最後に地上波で放映されたのは1986年の深夜番組においてである。
そんな、筆者がオススメする『大都会PARTⅡ』でのNo.1ギャグシーンを紹介致します。

※注:これからDVDを楽しみにしている方には、ネタバレになってしまうのでご注意下さいね。
『大都会PARTⅡ』♯37銀行ギャング徳吉(ギンコウギャングトク)
のクライマックスシーンで・・・・・
徳吉(松田優作)ら城西署の刑事達は代々木公園で密談する犯人二人組を包囲した。
もはや逃げられまい。
中略
徳吉は犯人達と捕まえに行った。
犯人の一人をコテンパンに叩きのめして捕まえたが、もう一人は逃げた。
せっかく追い詰めた主犯なのに。
しかも主犯はあらかじめ用意してあった自転車に乗って逃げた。
これでは、いかに俊足の徳吉でも捕らえることはできない。
さて、どうする?どうする?
脱兎の如く、走り出す徳吉
意外なことに、徳吉が走って行った先は、右側に逃げた犯人ではなく、正面からチョッパーバイク風の自転車に乗ってこちらに向かって来る少年だ。
「どけ~い!」
徳吉は、その少年に跳び蹴りのマネを喰らわせて驚かせて、自転車を転倒させる。



少年:「な~にすんだよ~。」
徳吉:「じゃかましい~!」
と言って少年を踏みつける。
※シチュエーションを判りやすくする為に一部セリフを変えています。
何の罪もない少年から自転車を強奪し、犯人を追いかける。

この「銀行ギャング徳吉」は、この一話だけで笑えるシーンが10以上も出てくる傑作です。

『大都会PARTⅡ』の中ではギャグの面から評価した作品としてはNo.1の出来です。
興味ある方は是非ご覧下さいね。
発売後、しばらくしてからですが、レンタルされると思いますよ。


