かふぇ・あんちょび

このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。


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下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)/内田 樹
¥550
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 時間が出来たので、久々に腰をすえて読書です。


 へー、まだ読みかけですが、これは面白い。



 今日の夕方の「報道特集」でも、就職のグローバル化についてやっていまして、外国人留学生の大学院生などが日本企業の就職説明を受ける様子や、一方で日本の高校生が、「手に職」を求めて外国の専門学校へと学びに出る様子などが放送されていました。


 これはつまりは、いずれ日本の名前の企業で、外国人の管理職の下、日本人の技術者が使われるという事なんだろうと思います。


 そして、それでもまだ、技術取得のために外国にでる若者たちは、先の事を考えている分だけましなのかなあ、とも思いました。


 これでは、技術も能力もない残り大部分の日本人の若者に、仕事がある訳がない って感じです。


 リクルートスーツ着て、一年くらいろくに勉強もせずに就職活動にいそしむ大学生って、何やってんだろうって感じです。

 自己アピールしようにも、頑張ったのが就職活動って、そりゃねえだろう と思ってしまいます。


 それでは、選挙活動だけを頑張る政治家とまるっきり同じです。

 その肩書きにふさわしい実力を養う事ではなく、その肩書きを得る事のみに力を注ぐ という訳です。


 そして、企業にとってみれば、何もわざわざ能力の劣る日本人を選ぶ必要はないというのは、よくわかるんだよなあ・・・。


 さらに救いがないのは、「下流志向」をしておきながら、その下流の現実に少しでも満足や幸せを見出そうという思考パターンがない、という事なんじゃないかと思います。


 元ヒッピーくずれの私には、このへんが少し分かるような気がします。



 不幸せな社会だなあ・・・。


 


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乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)/森 薫
¥651
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 この漫画、すっごい面白いです。


 私が以前働いていたパン屋は、去年からデパ地下に出店しておりまして、ちょっと用事で会いに行った際に、駐車料金代わりに何か本を買って駐車チケットを貰おうと本屋をのぞいたら、


 お? タジク族の衣装?


とジャケ買いしてしまいましたが、当たりです、コレ。


 2巻が新刊らしく平積みしてあったので、どうせなら最初から読もうと1巻を探したのですが、ないんですよね。

最近こういうのがテキトーなので、まあいいか と2巻を購入。


 いきなりで展開がわかりませんが、いいんです。

勝手にハナシを推測するのも面白い。


 これですね、多分、19世紀末~20世紀初頭の、中央アジアの話です。

 この表紙の女の子、牧民のムスメなのですが、オアシス都市に定住する年下のダンナの所におヨメに来ています。


 ストーリーは、歴史漫画ちっくではありません。

 もっと、なんていうか民俗学的なアプローチがしてあって、シルクロードの人々のささやかな日常のようなものがかいま見える、ほのぼのとした感じを受けました。


 シルクロード方面がお好きな方には、是非オススメの作品です。


 うわぁ、思い出しちゃうなあ・・・

 私、この風景の中を旅して、こんな格好した女の子たちと、しゃべってました。


 ・・・1巻を探そうっと。



かふぇ・あんちょび-タジク族の人々
 

 

 どうですか?

 現代風になってますし、古着なんでしょうけど、みんなセンスいいですよね。

 女の子は、赤が好きなんだろうなあ。


 こういうのを見てきてるとですね、お金をかけて身なりをつくろうの、なんか馬鹿らしくなるんだよなあ・・・。


 

かふぇ・あんちょび-ウイグルの爺さん


 じじいがまた格好いいんですよ。

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老人と海 (新潮文庫)/ヘミングウェイ
¥420
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 この小説大好きですが、今日は、小説の内容はどうだっていいんです。




 アジ釣りの漁船、一時不明 愛媛

 2010.8.29 23:10


 29日午後7時25分ごろ、愛媛県西予市三瓶町朝立の漁師山本栄さん(81)が漁に出たまま戻らないと、家族から第六管区海上保安本部に通報があった。 宇和島海上保安部が捜していたが、山本さんは午後10時15分に無事帰宅した。


 宇和島海保によると、山本さんは29日午前5時ごろから1人でアジの一本釣りをしていた。 午後5時ごろまでに戻る予定だったが、エンジンの調子が悪くなり、近くの愛媛県八幡浜市真網代の漁港に船を係留した後、約3時間歩いて帰宅した。




 いや、これ素晴らしいです。


 81歳で、バリバリ独りで漁に出て、船の調子が悪くなったら、平気で3時間歩いて帰ってくるのか・・・。

 そもそも、最初っから、12時間は漁をする設定なんですよね。

 長年鍛え上げられた、海の男なのだと思います。


 ああ~、ワタシもこういう爺さんになりたい。


 

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夏 プリズンホテル(1) (集英社文庫)/浅田 次郎
¥580
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今月は、2000円台という破格のワインを買って飲んでしまったので、文庫本を買うのは自粛して、あるヤツを読み返します。


 何べんおんなじ本を読んでも、けっこう平気で楽しめます。

 (楽しめないヤツは売り飛ばすので、そもそも本棚に残っていません。


 この小説、いいですよ。


 プリズンホテルというのは、ヤクザが経営する温泉宿です。


 登場人物たちは、皆いろんな意味でココロに傷を持ち、性格に難があります。

で、そばにいてくれるヒトにすんごい非道いことを平気でやったりします。


 私にはSMの深い意味なんかがわかりませんが、でも、そこには何かしらいびつな「愛」のようなものがあるのかもしらんなあ…とか思ったりもします。


 私は、観た映画がハッピーエンドでないと、ものすごく損をしたような気になります。

 今まで観たヤツの中では、『Seven』と、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が双璧で、ありゃ二度と観たくないです。

 悲惨なのは実生活だけでじゅうぶんですので、映画では夢を見せろって感じです。


 小説はその限りではありません。

 が、純文学的な手法なのか何なのか知りませんが、結末を放り出すタイプの終わり方が苦手です。

 例えば、『風と共に去りぬ』のラストは、まあ納得できなくもないのですが、村上春樹の『ノルウェイの森』のラストは、なーんか胃のあたりにムカムカ感が残ります。


 その点、この小説は、裏表紙の解説文をチラ読みしただけで、安心して読める感じがします。


 このホテルの喫茶コーナーで雇ってくれるのなら、是非働きたいです。


 

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へんないきもの (新潮文庫)/早川 いくを
¥540
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 6月末の支払いを済ますと、残金がどうにもアヤしい感じでしたので、ちょっと躊躇したのですが、やっぱり月イチくらいは本を買いたいです。


 で、そういえば工房のどこかに図書カードがあったはずだとさんざん捜索して、ようやく見つけたカードを握りしめて本屋さんに行き、迷いに迷った挙句、結局こんなしょうもないのを買ってしまいました。


 でもこれ、面白いです。


 イラスト入りで「へんないきもの」が紹介されているのですが、なかなかにヘンなやつばっかりです。


 この挿絵がまたイイ味出してるんですよね。


 説明文の方は、たま~に悪ノリが過ぎて、


 ああ、ココ笑うところなんだろうな・・・


的な、ため息が出るような箇所がなきにしもあらずですが、まあ、私には許容範囲です。

 この説明文があとほんの少しだけクールさを保っていれば、この本は完璧な面白さだったろうと惜しまれます。


 でもまあ、いきものたちはじゅうぶんにヘンですので、かなり楽しめる、おすすめの一冊です。


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風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)/マーガレット・ミッチェル
¥780
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 この小説がすごく好きで、数え切れないくらい読み返しています。


 何べんでも読めます。


 極端な話、この『風と共に去りぬ』と、チャンドラーの『長いお別れ』の2冊があれば、

(まあ、『風と共に…』は、文庫版で5冊ですけど)、

私の残りの人生の読書はなんとかなるんじゃないかと思うくらいです。


 今現在気になるのは、南部同盟の封鎖時代にそれを逆手に取って荒稼ぎした、バトラー船長です。


 私は彼と較べてまったく青臭さが抜けていないので、あのニヒリズムの境地には至りませんが。


 ・・・いや、それでも、スカーレットのようにギラギラと胸の炎を燃やす事は、試す価値があります。


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実は○○のファンでした ブログネタ:実は○○のファンでした 参加中
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ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2))/H・P・ラヴクラフト
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 ああ、これこれ、文庫版の装丁も、あの頃と変わっていないわ。


 ・・・・・・・・・。



 高校時代の私たちのクラス担任が、この春退職したそうで、退官祝いも兼ねて同窓会をやらないか という回文が回ってきました。


 ケータイメールの時代ですので、こういうの簡単に繋がるみたいですね。



 私の世代は、いわゆる「団塊ジュニア」にあたるのではないかと思います。


 同級生の数も多く、私が通っていた県立高校の普通科はAからJまで、10クラスありました。


 そんな中で、私のいたクラスは、「理系特別クラス」と呼ばれていました。


 同世代の、地方都市県立高校出身者の方なら、雰囲気が想像できるのではないかと思います。

 とにかくもうベンキョーベンキョー、受験勉強ばかり強制されていました。


 私は今でも時々、大嫌いだった数学や物理の授業の夢を見て、イヤな汗をかいて目を覚まします。


 よく飲んだ席などで、「あの頃にかえりたい」的な話題になりますが、私はあの高校時代だけはもう二度とゴメンだと思っていまして、悪夢から覚めて、ああ、夢でよかった、おれオトナでよかった とココロからホッとします。


Super Best Of Yumi Arai/荒井由実

¥3,000
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 せ~いしゅんのぉ~ う~しろすがたおぉ~

 ひ~とはみな~ わ~すれてしまうう~



 まあでも、センセイはともかくとして(スミマセン先生・・・)、同じクラスの皆にはまた会ってみたいと思ったのですが、期日がゴールデンウィークど真ん中でしたので、諦めて欠席の返事をしました。


 以下、幹事役の女の子(? まあ、トシは私と同じですが)とのやりとりです。



 ・・・ああ、あんちょびのコーヒーは、スーパーで試飲した事がある



 ・・・? はあ? ええ?! じゃあ、僕気づかなかったんやねえ、失礼しました



 ・・・え? 試飲には必ず××くんがいるの?



 ・・・いやいや、独りでやってるんやから、そりゃそうやわ



 ・・・でも、ワタシ試飲して、メガネのヒトにお店の名前の由来だとかさんざん質問したのよ、飲んだだけで買わなかったけど



 ・・・えええ~ 買ってないの~!! い、いや、今大事なのはソコじゃなくて・・・、



 ・・・・・・・・・。


 どうも、お互い判らぬままに、再会は果たしているようでした、一応。


 まあ、なんといっても、あの頃の年齢以上の歳月が過ぎていますので、そんなものなのかもしれません。



 という訳で、昨日の日曜日、スーパーにやって来た彼女と、仕切りなおして再会しました。


 ・・・・・・・・・。


 ・・・ああ、これはねえ、絶対ワカラナイわ。


 私の記憶の彼女は、ちょっと色素の薄い感じで、茶色っぽい長い髪を(当時は、高校生が髪を染めるなど思いもよりませんでした、特にあのクラスの子は。)後ろでくくって、色白のほっぺたをいつも真っ赤にしていた背の小さな女の子なのに、目の前にいるのは、素敵な垢抜けたオトナの女性じゃないか!



 で、珈琲豆もお買い上げいただきました。

 どうもありがとうございます。



 ・・・・・・・・・。


 え? 表題の『クトゥルフの呼び声』は何なのかって?



 前にも書いた事がありますが、当時の私はその過酷な受験戦争において、全くの文系教科頼りの成績でサバイバルをしておりまして、あの理系クラスでもちょっと毛色が違う感じだったかもしれない と思ったりもします。


 そして、まわりの皆は、あんまり小説読む感じじゃなかったよなあ・・・。


 そんな中で、彼女には、この狂気じみた作家の、この文庫本を借りた事があるんですよねえ・・・。


 そう、全集の、『2』。


 なんで医学部志望の優等生の高校生女子が、こんな小説読んでんだ??


 で、なんで『2』をやりとりしたんだろう??




 ・・・・・・・・・。




 ええ? 私は実は何のファンだったのかって?


 え、え~と、ラ、ラヴクラフトって事で・・・


 ・・・子どもが大きくて驚いたよ!


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最近熱い漫画は? ブログネタ:最近熱い漫画は? 参加中
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モテキ (1) (イブニングKC)/久保 ミツロウ
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モテキ 3 (イブニングKC)/久保 ミツロウ
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 はい、人生とは?的な小説も好きですが、マンガも読みます。


 最近では、コレが面白いです。



 30歳の派遣で働くメガネ君が主人公で、彼には人生の「モテ期」がやって来ていて、えー、4人?の女性と一気に同時進行的にいい感じのチャンスがやって来ているのですが、どうも上手くいきません。


 読んでいるとそれは主人公フジ君の性格のせいだと分かるのですが、実際にはこういう事考えちゃうよなあ、と共感する部分も大いにあります。


 女の子の絵がカワイイなあ、と思います。

 この作者のヒトは女性だそうですが、登場人物の、特に女性のカオがキチンと描き分けられていて、それぞれが素敵です。


 4人全員の顔は単行本の表紙になっていないようですが、私は断然2巻の表紙の、照明助手をしている女の子が好みです。


 いやー、このフジ君ってのはバカな奴だなあ。

ココはこの、「いつかちゃん」一択に決まってるじゃないか。


 「照明助手」、・・・私の街には、そんな職業の女の子がいるんだろうか?



 ・・・うーむ、それにしても、人生に占める恋とか愛とかの割合って、こんなに大きいもんなんですかね?


 ちょっとヤバいのかなあ?

 他の部分でばかり楽しんでしまっているような気がします。


 そして、こうした考えが思い浮かぶと、私はいつも、淀川長治さんのことを思い出します。



 淀川長治さんの言葉とは違いますが、・・・


 何かを掴み取ろうとする時には、まず、今掴んでいるものを手放さなくてはいけない


・・・これは、私がバックパッカー生活の間にいつも考えていた事で、ある程度真理に近いんじゃないかと思っています。


 まあ、このへんはマンガとは関係がないのかもしれませんが。



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私という運命について (角川文庫)/白石 一文
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 ・・・・・・うーん、これはすごい小説でした。


 いやあ、考えさせられる一冊です。



 裏表紙の説明文によると、


「――女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、

 そして死とは?

 一人の女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”

 を描き、運命の不可思議さを鮮やかに映し出す、

 感動と圧巻の大傑作長編小説。」


・・・となっています。



 前にどこかで書きましたが、私は小説を読むのが好きですが、さて、この作品の主題は? 作者の言いたい事は? とかいう点については、ほぼまったく読み取る力がありません。


 いや、そういう訳でもないとは思います。

 高校時代の私が受験勉強において一番の得点源にしていたのは、理系のクセに、現代文にせよ古文・漢文にせよ、そうした国語の科目でして、模擬試験ではよく全国でもそれなりの成績を取って、賞品?に辞書なんかをけっこう貰っていましたので、ああした通り一遍の解釈においては一応出来ているのかもしれないです。


 が、あの頃から内心では、そんな採点されるような薄っぺらい解釈なんててんでクダラナイと思っていましたし、現在も、自分の読書においてはそういう読み方を全くしていないんだろうと思います。


 自分で読む時にはソコはどうでもよくて、それよりも展開の勢いだとか、逆にほんの1、2行の描写だとかにシビれて本を読み続けているような気がします。



 いや、それにしても、この小説は良かったです。


 主人公の「29歳から40歳まで」というのが、特に考えさせられました。

 まあ描かれているのはいわゆる「エリート」くんたちの世界ですので、私の周辺環境とはいささか趣きが異なるのですが、その“揺れる10年”というのは、なんだか自分にも当てはまるような気がしながらページを読み進めました。


 それはすなわち、私がバックパックを担いで関西空港に舞い戻り、空港から梅田に出るシャトルバス代すらないスカンピン状態で到着ロビーで帰国第一夜を過ごした28歳直前のあの頃から、こうして故郷の田舎町で自宅の納屋で細々と自営業を営む、焙煎機の修理代に頭を抱えるスカンピン状態の現在の39歳までの、この10年の事じゃないのか? とか思っていた訳です。


 作中でこの主人公である女性「亜紀」は、周りの人物と語りながら何度も、自分には人生に対する覚悟、「背骨」のようなものがないのではないか? というような漠然とした不安を感じる訳ですが、そこらへんに大いに共感を感じました。


 その一方で、巡り合う恋人たちとの関係をズバンと一気に斬って落としてしまって、あとで取り返しのつかない思いをするのも、これまた、「わかる」って感じます。


 私は女性にモテないですけど、その中での数少ない恋人たちを斬りおとした回数は、フラれた回数とほぼ同じか、やや上回ります。


 人生とか、運命とかに向かい合う時に、自分がその中で何を求めているのか、どっちに向かおうとしているのかという点において、私はちょっとヘンなんじゃないか? と、この本を読んで、また、思いました。



 最後の恋人と別れたのはもう6年くらい前になりますが、あの時、「本気で将来を考えるなら」 と私に転職先の話を持ってきた恋人に対して、私は大いに失望しました。


 私は本気で将来を考えていましたし、独立開業の事は付き合う前からも、付き合ってからもいつも話をしていましたので、ソコを否定されてしまうと後には何にも残らないじゃないか!と感じました。


 ソコは譲れない、あのさあ、○○ちゃんにも、将来の夢とか、向かう方向とかはあるやろう? それを捻じ曲げてまでっていうのは、ひどいんじゃないの?


 という私に対して、彼女は、


 私の夢は、××くんの子どもを産むこと


と返してきて、私はうっ、と言葉に詰まりました。



 ・・・・・・・・・。



 ・・・うーん。


 そんな事を思い出した一冊でした。



「・・・選べなかった未来、選ばなかった未来はどこにもないのです。未来など何一つ決まってはいません。しかし、だからこそ、私たち女性にとって一つ一つの選択が運命なのです。・・・」


 という内容の手紙が、小説に登場します。



 あーあ。


 まあ、前に進むしかないんですけどね。



 あ、だけど、作中の男女が頻繁に感じている、出逢った瞬間の「あ、このヒトが運命のヒトだ!」的なヤツは、まったく理解不能でした。

 


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家守綺譚 (新潮文庫)/梨木 香歩
¥380
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 珈琲豆の焙煎が出来ないので、今日は予定していたスーパーの試飲販売にも入る事ができず、これを本棚から出して読みました。


 時代設定的には、明治の末~大正くらいなんでしょうか?


 駆け出しの物書きのような事をしている青年が、死んだ親友の実家の「いえもり」として留守番のようにして暮らすうちに、庭のサルスベリやら犬やら河童やらタヌキやら小鬼やら、果ては死んだ親友やらと不思議な交歓をする話です。


 主人公がこのフシギさにあまり動じず、ごくフツーにそれらのモノたちと交流するのがなかなかにイイ味を出しています。



 これは比較的最近の作品ですし、趣も異なりますが、例えば昭和初期や明治時代の小説なんかにも、旧制高校や大学をキチンと卒業した優秀で高学歴の主人公なんかが、小説家だとか哲学者を志して、何をするでもなく東京で下宿なんかして、酒飲んで議論したり精神の懊悩を抱えたり恋をしたりするストーリーがよくありますよね。


 あれって、いわゆる「ニート」ですよね。


 田舎の実家は地主かなんかで、キチンと送金を受け取って暮らして、それで平気で縁談のハナシがきたりするんだよなあ。


 下宿のおかみさんや近所のヒトたちも、「センセイ」なんつってそれなりの敬意を払ってるように思えます。


 こういう生き方もあるんだよなあ・・・。


 きっと彼らは、私のような零細の自営業者なんて、小銭の為にただペコペコ頭を下げる小商人くらいに思って上から見下ろしてたんだと思います。


 現代の高等遊民たちは、どんな暮らしをしてるんでしょうね?


 お金を持っていれば、それなりに楽しいんだろうなあと想像します。


 のんびりしていて、悩みを抱えるにしてもその悩みの質がぜんっぜん違うもんなあ。


 まあでも、形だけではあったにせよ、かつての時代のような敬意は払ってもらえないのかもしれませんが。


 いやー、それはお金次第かも。



 発想の転換さえ出来れば、やれるような気もします。


 いや、考えてみれば、バックパックを担いでいた頃の私はまさにソレでしたので、やれるも何もモノの考え方をちょこっとあの頃に戻せばいいだけのハナシです。



 突然焙煎機が故障して、ここ2年ほどコマネズミのようにグルグルと超高速で走っていた円周コースからふと自由になり、改めてまわりを見回してみると、一体オレはココでナニやってんだ? という感じがなきにしもあらずです。


 って言っても、ニートが幸せにも思えんけどなあ・・・。



 ヒト並みにお金を稼ごう とか思わなければ、もう少しヨユーが出来る気がする。


 折角ヨメも子どもも居ない事だし、稼いでもどうせ独身者の罰として子ども手当ての大増税で掠め取られるんだし、それもいいのかもしれないなあ・・・。


 お金を使わないで楽しむやり方だけは、バックパッカー時代に学んでるのよねー。



 あ~! 修理部品が届くのが連休明けって事は、週末の大チャンスは全部パァで、あと何回商品欠品のお詫びをするんだろうって感じですが、まあ仕方がないのでこれも春休みという事で納得するしかありません。



 ・・・どうせなら存分に休みを満喫してやる。


 

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