かふぇ・あんちょび

このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。


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 今日で11月も終わりですね。

12月、1月、2月! 私が首輪を外し野良犬となるまで、あと3ヶ月と言う事になります。

こういうのって、指折り数えていると結構日にちが経つのが遅く感じます。


 今日は仕事の後ばあちゃんの病院に行って、帰りがけに自宅からそう遠くない所にあるバイク屋さんに寄ってきました。

珈琲豆の配達用に、原付のバイクが欲しいのです。

ガソリンの値段がガンガン上がってるし、小回りがきいて便利そうですよね。


 ここのバイク屋さんは、私の小学校時代のクラスメイトがお父さんとやっています。

近所なのですが、バイク屋さんに行く用事が全くないのと、長らく実家を離れていたのとで、会うのはなんと小学校卒業以来、えー、・・・25年ぶり!? 4半世紀?!


 お互い面影の判別が非常に難しかったですが、話したらすぐにトモダチの頃に戻りました。

わはは! 洟を垂らして校庭でサッカーをしていたあの頃からゆっくりと時は流れ、いまやふたりとも立派なおっさん。


 ・・・うーん、原付は中古でもあんまり値が下がらないのかなあ。

カタログや現物を見ていたら、新車が欲しくなってしまいます。



 いやいや、それにしても、こういう独立準備楽しくて仕方ないです。

ずっと仕事して寝るだけの日々だったもんなあ。

 


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 今日はパン屋の仕事を終えてから、好物だというブドウのパンを手土産にお師匠さまの珈琲工房を訪ねました。

そのむかし私に珈琲の焙煎技術を授けてくれた、尊敬する偉大なおヒトです。

そうですね、見た目の感じとしては、加山雄三にどことなく似ています。


 元船乗りで、陸に上がってから喫茶店と飲み屋を始め、今では自家焙煎珈琲豆の販売でバンバン稼いでいます。

かつて私が働いていた喫茶店の顧問のような事をしていて、よくふたりで焙煎機にへばりついてダンパー開閉や釜出しのタイミングで叱られていました。

 ダンディでイカしたオジサマなのですが、弟子の私にとってはちょっとケムたくもある、そんな存在のヒトです。


 2年前に私がホテル製パン部から町のパン屋に転職して自家焙煎珈琲の販売を始めた時にも挨拶をして、それからはちょくちょくパンを手土産に師匠の工房を訪問していたのですが、今日はいよいよ同業となる報告をしてきました。

 九州の小都市でお客さんを喰い合う訳であり、私の独立宣言はある意味彼に対する宣戦布告でもありますから、結構緊張しました。


 キビシイぞ~、食えるようになるまで売上げ伸ばすのすごく大変だぞ~


とさんざん脅されましたが、かなり面白がっているようでもあり、色々と営業の小技なども授けてもらいました。


 どうやら、現在私の街には15人の珈琲自家焙煎専業者がいるそうで、私が16人目になるらしいです。

そしてもちろん、競争には大手のコーヒー業者もいるわけですよね。


 ・・・わ、わはは! ま、負けるもんか! カフェ・アンチョビ出店には避けては通れぬ道。


 大いに語ってもらいながら飲んだコーヒーは、やはりすごく美味かったです。

そして、懐かしいその味は、どことなく私自身のコーヒーと似ているような気もしましたが、あまり思い上がるとまた叱られるでしょうし、きっとただの気のせいです。

 彼のコピーで喜んでいるようではこの先やってゆけないですよね。


 うわあ、ヤッベー、とうとうお師匠さまに独立宣言してしまった・・・。


 かなり興奮しています。




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 先週のフィギュアスケートも、見ごたえありました。


 ユナ・キム、歴代最高得点で優勝。


 ・・・。

う~ん、ここらへん、どうも私には観る目がないんですよねー。

現在文句なく世界のトップを争う浅田真央ちゃん、そして宿命のライバル ユナ・キムなのですが、どちらも観ていていまひとつピンとこないんだよなあ・・・。



 2位 中野友加里さん!


 うおお! カノジョはスゴかった!

素晴らしい! 何と言うか、流れるような演技でした。

文句のつけどころ無し! もう、あの足4の字は、いいです、あれで。


 中野友加里 07ロシア杯SP
 中野友加里 07ロシア杯FS


     
       07ロシア杯 中野



 中野友加里 07ロシア杯EX


 努力が報われるのを観ると、人生も捨てたものではない、という前向きな気持ちになれます。

いつも硬い表情の彼女が今回はニコニコ顔をしていて、ホッとしました。



 3位 ジョアニー・ロシェット


 うんうん、今シーズンのロシェット、いいですねー。

このヒトは、次のオリンピックであるバンクーバーまでゆっくり観ていきたいスケーターです。



 ・・・・・・



 そして、スグリちゃん、・・・・・・5位。


 村主章枝 07ロシア杯SP

 村主章枝 07ロシア杯FS


 うーん、うーーん?

 本人はそれなりに満足しているようにも見えます。

スピンなんかも、だんだん良くなっているようにも思えます。


 ・・・でもなあ、かつての同門の姉妹弟子対決だと思って観ていた私には、中野さんとの勢いの差がもう天と地ほどにもひらいているように感じてしまいました。

演技が、悲しいくらい音を拾えていないです。

 トリノから、2年が過ぎようとしているんですよね・・・。


 い、いやいや、・・・もうバンクーバーがどうのこうのと贅沢な事は言いません。

あと一度、あと一度でいいから、貴女のあの、セツナクなるような、鳥肌モノの演技を観てみたい。



 おまけ : FS 4コケで最下位の、アリーナ・マルティノワ。


 見事に転倒しまくっていて残念でしたが、何故かいつも私をひきつける演技をするヒトです。


 アリーナ・マルティノワ 07ロシア杯FS
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ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)/村上 春樹
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「さあ、話してごらん」と羊男は静かな声で言った。「あんたのことを話してごらんよ。ここはあんたの世界なんだ。遠慮することは何もないんだ。話したいことをそのままゆっくり話せばいいんだよ。あんたにはきっと話したいことがあるはずだよ」

 僕は壁の上の影を眺めながら、仄暗い光の中で僕の置かれている状況について彼に話した。僕は本当に久し振りに心を開いて正直に自分自身について語った。長い時間をかけて、氷を溶かすようにゆっくりと、ひとつひとつ。僕が何とか自分の生活を維持していること。でも何処にも行けないこと。何処にもいけないままに年をとりつつあること。誰をも真剣に愛せなくなってしまっていること。そういった心の震えを失ってしまったこと。何を求めればいいのかがわからなくなってしまっていること。僕は自分が今関わっている物事に対して自分なりにベストを尽くしていることを話した。でもそれは何の役にも立たないんだ、と僕は言った。自分の体がどんどん固まっていくような気がする。体の中心から少しずつ肉体組織がこわばって固まっていくような気がするんだ。僕はそれが怖い。僕が辛ろうじて繋がっていると感じるのはこの場所だけなんだ、と僕は言った。僕は自分がここに含まれているように感じてきた。ここがどういう場所なのか僕にはわからない。でも僕は本能的にそう感じるんだ。僕はここに含まれているんだ、と。


 ・・・・・・


「あんたをその何かにうまく結びつけるためにできるだけのことはやってみよう」と羊男は言った。「うまくいくかどうかはわからない。おいらも少し年をとった。もう以前ほどの力はないかもしれない。どれだけあんたを助けてあげられるものか、おいらにもよくわからない。まあできる限りのことはやってみるよ。でもね、もしそれが上手く行ったとしても、あんたは幸せにはなれないかもしれないよ。それだけはおいらにも保障できないんだ。あちらの世界ではもう何処にもあんたの行くべき場所はないかもしれない。確かなことは言えない。でもあんたはさっきあんたが自分で言ったように、もう随分しっかりと固まってしまっているように見える。一度固まったものはもとには戻らないんだよ。あんたはもうそれほど若くはない」

「どうすればいいんだろう、僕は?」


 ・・・・・・


「どうすればいいんだろう、僕は?」と僕は前と同じ質問をもう一度してみた。

「さっきも言ったように、おいらも出来るだけのことはするよ。あんたが上手く繋がれるように、やってみる」と羊男は言った。「でもそれだけじゃ足りない。あんたも出来るだけのことをやらなくちゃいけない。じっと座ってものを考えているだけじゃ駄目なんだ。そんなことしてたって何処にもいけないんだ。わかるかい?」

「わかるよ」と僕は言った。「それで僕はいったいどうすればいいんだろう?」

「踊るんだよ」羊男は言った。「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言ってることはわかるかい? 踊るんだ。踊り続けるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。そんなこと考えだしたら足が停まる。一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう。どんどんこっちの世界に引き込まれてしまうんだ。だから足を停めちゃいけない。どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいからほぐしていくんだよ。まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。使えるものは全部使うんだよ。ベストを尽くすんだよ。怖がることは何もない。あんたはたしかに疲れている。疲れて、脅えている。誰にでもそういう時がある。何もかもが間違っているように感じられるんだ。だから足が停まってしまう」

 僕は目を上げて、また壁の上の影をしばらく見つめた。

「でも踊るしかないんだよ」と羊男は続けた。「それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。だから踊るんだよ。音楽の続く限り」

 オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。



    
        2005全日本選手権
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 朝5時半起床。

フロントで寝ているおっさんを起こして入り口のシャッターを開けてもらい、まだ夜の明けやらぬ駅前に出た。

道端のチャイ屋で身体を温め、ジャルガオン駅へ。


 ここから列車でアグラまで距離を稼ぐつもりで2等寝台の切符を買おうとしたのだが、窓口では、寝台のチケットはここでは無理だから、乗ってから車掌と交渉してくれ と言われ、2等の乗車券だけ渡された。

アグラまで160ルピー ( 508円 ) 。

 

 うへえ、また2等座席の旅か…


 前回こうした最も安いチケットで列車を利用したのは、中国の南京-洛陽間であったのだが、それはそれはもうスシ詰めのハードな移動であり、それ以来僕は極力鉄道の利用を避けて、曲がりなりにも座席の確保できるバスを選ぶ傾向にあったのである。

が、まあいいや。


 まだ暗い駅のホームで、荷物と共にあちこちでうずくまっているインド人たちの姿はなかなか風情があっていいものだった。

 

 ・・・。


 が、6時発のはずの列車がいつまでたっても到着しない。

表示板を見ると、どうやら2時間遅れているらしい。

やれやれ、と歯を磨き顔を洗い、ロクに読めない英字新聞を買って時間をつぶした。


 7時45分、到着した列車に乗り込む。

座席はほぼ満席であったが、中国の列車のように悪夢のような満員状態ではない。

デッキのところでザックに腰掛けていると、警官風の制服姿のにいちゃんが、あそこに座れ と、座席の上の荷物棚を僕に指差した。


 なるほど、インドの車両は背が高く、棚の上に楽勝で座る事ができる。

これはキチキチの下の座席より楽だぞ とあぐらをかいてくつろいでいたのだが、どこかの駅で停車した際に腹が減ったので売り子からサモサを買っている隙に下の席のおっさんがよじのぼっていた。

仕方ないのでおっさんが座っていた下の座席に移る。


 
       インド列車の旅


 内部はこんな感じ。

荷物棚の上に座る、というのが分かりにくいかもしれないが、つくりとしては寝台車両と同じで、下に8人掛けの座席があり、寝台の上段に当たる部分に頑丈な金属製の棚があるのである。

通路を挟んだ反対側に1人掛けの座席があり、ここが一番座りごこちがいい。


 まだ旅が新鮮であった中国での列車では、すし詰めの座席で同席した人たちと話に花が咲いたのだが、この頃の僕はそうした好奇心が磨り減っていたのか、もう少しクールな態度でただぼんやりと座席の8人の中に座っていたように思う。


 結構な長い時間をそうして車内で過ごしたのだが、ぼんやりと頭に浮かぶ色々なつまらない事を考えて時間を潰すという事が全く苦にならなくなっているようであった。

 車内でのピーナツ売りや、停車駅での窓越しのチャイ売りから食料を補給しつつ、列車の北上に身をまかせる。


 僕は中国で買ったコイル状の電熱器を持っていて、宿のコンセントで沸かした水を人民解放軍の水筒に入れて持ち歩いているのだが、同席のインド人たちはのどが渇くとその僕の水筒から勝手にゴクゴク水を飲んでいる。


 ・・・ふうむ、旅は道連れってやつか? こういうもんなのか?


 どうも理解に苦しむが、タダの水だし、水筒がカラになると誰かが交代で停車駅の水道で勝手に補給してるし、まあ、いいか。


 日も暮れてだんだんとアグラに近づき、よしよし、もう少しで降りれる と思っていたら、手前のグワリオールという駅で大量の寝袋と共に兵士の一団がどかどか乗り込んできて、スシ詰めではないが空いてはいない座席に無理矢理座ろうとして乗客たちと言い合いを始め、てんやわんやの騒ぎになった。

 どうやらアルコールがはいっているような匂いがする。


 そのうちに、僕の隣に無理やり座ったにいちゃんがいきなり床にゲロを吐いて、床はドロドロ、酒臭いゲロはものすごい臭いで、最悪であった。


 ・・・夜も更けて、ようやくアグラ到着。

さて、荷物をまとめて降りようとすると、水筒がない。

同乗の皆さんに聞くと、


 えーと、さっきアソコの駅で降りた奴が持っていった


 ええ~? それ黙って見てたの? みんな僕の水筒でゴクゴク水飲んでたじゃない!


 いやあ、あれはカーストの低い奴だったからなあ、ジャパニ、気の毒には思うよ・・・


 ・・・・・・。



 アグラはインドでも有数の観光地で、夜の11時の到着にもかかわらず、駅を出たとたんに客引き達が長時間移動でヘトヘトの僕に群がってきた。


 ジャパニ、ジャパニ! チープ ホテル!


 ジャパニ、リキシャ? リキシャ? ホエア ユー ゴー ?


 ・・・・・・・・・。


 ううう、うるせえ! このファッキン ×○*ども! オレに群がってくるんじゃねえ! 寄ってくんなつってんだろおが!


 たしか中国でたかだか200円くらいで買った水筒だったと思うが、あの時の僕の怒りはまさに怒髪天を衝くといった感じで、何も悪くない客引きのおっさん達にすごい勢いで当り散らして、英語と日本語で思いつく限りの罵詈雑言を浴びせかけた。


 

 うーん・・・。 

思い出しても情けないが、以上が僕のインドの鉄道初体験である。


 

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       07エリック・ボンパール杯


 フィギュアのグランプリシリーズも、後半戦にさしかかってきましたね。

第4戦はフランスでの開催でした。

エリックの会場は色調が抑えられていて品が良く、フィギュアスケートにふさわしい舞台だといつも思います。


 浅田真央ちゃん、カナダに続き2連覇ですね。

トリプルアクセルこそ転倒しましたが、3-3、3-2-2の連続ジャンプを持ち、ステップもスピンも魅せてくるスケートで、2位以下に圧倒的な点差をつけていました。

ジャンプがふわりと軽いんですよね。

 SPで首位に立ちながら、ジャンプミスに悔し泣きをする姿が印象的でした。

あれでは疲れるだろうなあ…とも思いますが、求道者の姿勢としては正しいのかもしれません。


 2位キミー・マイズナー。

このヒトもジャンプをガシガシ決めてくるスケーターですが、機械仕掛けのような動作のぎこちなさが薄れてきて、だんだんなめらかな演技になってきたような気がします。

 コメントの印象が相変わらずチャーミングでした。


 3位アシュリー・ワグナー。

今回私が一番印象深かったのは彼女の演技でした。

スピードと勢いが素晴らしい。

回転の方向が逆だからかもしれませんが、なんだか観ていて全ての動きが新鮮に思えました。

ステップの動作も斬新で、これから要チェックの選手となりました。

 FSの演技終了後、自分でも満足いったのか、決めのポーズもそこそこにはしゃいでいた姿も可愛らしかったです。

 そしてなんといっても、点数待ちの時に隣にいるコーチ?のオバサマのファッションや雰囲気が素敵過ぎです。


 アシュリー・ワグナー 07エリック・ボンパール杯FS




 結論: ダントツでスゴいのは、やはり資料映像で観る伊藤みどりさんのトリプルアクセル




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 日没後、ジャルガオンに到着。

バスを降りた地点から、鉄道駅まで歩く。

時々こうして、バススタンドではない訳の分らない道端で降ろされてしまうのは、一体どうした理由なのだろう?


 駅への道を尋ねた通行人のインテリ風のおにいさんといい、途中でアイスクリームを買って世間話?をした雑貨屋のおやじさんといい、この町の人々は皆、なんだかやたらと僕に好印象を与えてくる。


 インドで鬱陶しく感じる人物に出会わない町は、アムリトサル以来のような気がする。

夕食としてインド風エッグサンドを食べた露店のオヤジに至っては、なんと食後にチャイをオゴってくれた。

サービスで無料、という訳ではなく、チャイ屋の小僧にお金を払ってご馳走してくれたのである。


 この日は手を差し出してくる物乞いのおばあさんにも、心静かに50パイサを渡す事ができたように思う。


 たしかこのジャルガオンという町は、鉄道の交差するジャンクションとしての役割を持つだけの、観光客がただ通り過ぎるだけの町だったように思うのだが、僕にはものすごく爽やかな好印象を残した町でもある。


 駅前の小奇麗な宿にチェックイン。

シングル50ルピー ( ¥165 ) 。


 さて、中国西安から延々とバスにのみこだわって道路を旅してきた訳だが、三蔵法師の旅ではないが一応天竺の仏教遺跡までたどり着いた事でもあるし、ここでバスの旅は終わりにして、次はインドの鉄道に乗ってみることにした。

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 アジャンタに到着したのは、午後の2時か3時といったところであった。

バスを降りたとたんに、日本語の上手なみやげ物屋の少年にロックオンされた。

紫水晶?のかけらを押し付けられ、これはプレゼントするから、後でウチのお店をのぞいてくれ と、なかなか商売上手である。


 中国、シルクロードの旅の途中で、敦煌の石窟を見物した時に、クロカワのおっさんは、アジャンタのはもっとすごい と言っていたのであるが、今回石窟や壁画を巡ってみても、昨日のエローラの石窟寺院のような感動をおぼえる事はなかった。


          
        



 全てが、ふうん・・・という感じである。

 もっとも、実を言うと、敦煌の石窟の方は今や全く思い出せないほど印象がなくなってしまっていて、比較する事すらできないのであるから、なんともお粗末な物見遊山客である。


 石窟の数はやたらとあるのだが、どれもあまり興味をそそらないし、係員が懐中電灯で壁画を照らしてはバクシーシを要求してくるのが煩わしく、ろくに見ないで途中で見物を切り上げてしまった。


 一応義理で帰りがけに土産物屋をのぞいてみたが、少年は定価が2ルピーとしっかり印刷されている絵葉書を15ルピーで売ろうとするので、そりゃないよ~ とスタコラ観光地を後にした。

ごめん、石だけもらっちゃって…。


 今夜はここアジャンタに宿泊するつもりであったが、近くにそれらしい安宿もなく、まだ夕刻であったので、この分なら50km先の鉄道駅ジャルガオンまで行けると踏んでバスに乗った。


 

 

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 クロアチア、ザグレブで開催されたゴールデンスピン杯で、鈴木明子さん1位、太田由希奈さん4位。


 メディアでの露出は少ないですが、お二人とも実に素敵なスケーターです。

今回ようやく動画を探し当てて観た限りでは、どちらもプログラムの選曲がとてもイイですねー。

音楽をきちんと聴いていて、その音に演技を繊細に乗せてくるスケートは素晴らしいと改めて思います。


 年末の全日本選手権がますます楽しみになってきました。

是非ともばっちりと放送して欲しい選手たちです。



 鈴木明子 07ゴールデンスピン杯 FS


 壮大な曲調に振り付けがぴたりとハマッったストレートラインステップが素晴らしい。


 太田由希奈 07ゴールデンスピン杯 FS


 う~ん! やっぱり彼女は別格です。

所作のすべてが美しいと思えるスケーターは、このおヒトをおいて他にいないと思います。

いつもながら衣装や選曲にセンスの良さが伺えて、つくづく足首の故障が悔やまれます。

トップスケーターとして、世界選手権やオリンピックの舞台に立って欲しかったなあ・・・。



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 また朝に湯を使わせてもらい、礼を言って宿を出た。

宿の主人はしきりに 手紙をくれ と言っていたが、僕の書いた宿帳への反応を見る限りでは、アルファベットが読めないような気がする。


 今日の目的地は、石窟の壁画で有名なアジャンタである。

アウランガバードのバススタンドの表記にはアルファベットがまったく使用されておらず、そこいらの人びとに質問しまくりながら右往左往しなければならなかった。

まあ、それでも根気強くウロウロしていればそのうち不思議と正解のバスに乗れるのだから大したものだ。


 昨日見物したエローラの遺跡はアウランガバードから30キロくらいの距離であったので町から日帰りしたのだが、今回はもっと距離がありそうなのでザックを担いでの移動である。

 ボンベイのカセットテープ屋さんでにいちゃんに薦められて買った、インドでナンバル・ワンの人気歌手だというアリッサの ” Made in India ” をウォークマンで聴きながら乾いた大地をひた走る車窓を眺めた。



 途中でバスのエンジンの調子が悪くなり、小さな町のバススタンドで乗客すべてが一旦降ろされた。

替わりのバスがあるわけでもなく、どうやら修理の間ここで足止めのようである。


 埃っぽいバススタンドの広場には例によってインド人の皆さんがひしめいていて、そんな中でザックを抱えてさてどうしたものかと突っ立っていると、あっという間に僕の周りにすごい人垣が出来た。


 んんん? なんだなんだ? 居心地悪いぞ


どうやらこの田舎町でバスを降りる外国人はすんごい珍しいらしく、みんなの視線が痛いくらい僕に浴びせられているのがわかる。


 ・・・ええと、こんな場合はどうすればいいんだ? やっぱ、スピーチ?


 エー、コンニチハ 私 日本カラ来マシタ


ハーイ!と片手を挙げてこう挨拶すると、おお、ジャパニだ・・・ジャパニ、ジャパニ・・・ジャパニだってよ・・・ と、群集の中をさざ波のように情報が伝わってゆく。


 コレカラ、あじゃんたニ行キマス


 ・・・アジャンタだって・・・アジャンタ、アジャンタ・・・あのジャパニはアジャンタに行くんだ・・・


 うわ~ やりにくい! まるで香港の映画俳優が来たかのような騒ぎである。

ギャラリーの皆さんは僕を遠巻きに囲んではいるが、シャイシャイな方々で直接対話がなかなか成立しない。


 なんとかこの場を取り繕おうと、人垣の最前列にいる小学校高学年くらいの少年に目をつけた。

彼はベルトで括った教科書を手にしていたのである。


 オッ! ワタシニ教科書ヲ見セテモラエマスカ?


僕がそう頼むと、少年は恥ずかしがってどうしていいかわからない様子であったが、周りの大人たちが、イングリッシュ、そう、イングリッシュだ! イングリッシュを見せればいい! と英語の教科書を選んだ。


 受け取った英語のテキストを広げてみると、これがまたモノスゴイ難易度の高い英文で、僕の英語能力ではようやく半分くらいしか読解できない。

多分日本の大学受験レベルは楽に越えていたと思う。


 年齢を聞くと、12歳らしかった。

インド人たちが皆、発音はインド式ながら流暢な英語を話すのも納得である。


 ウ~ン! 私ノ英語ノれべるデハ、コレハ難シ過ギマス


と正直な感想を述べると、周りの皆がドッと笑って、それでようやく場の空気が僕にとって少し馴染めるようになった気がした。


 
        さとうきびジュース屋のニイちゃん



 ゾロゾロととギャラリーを周りに引き連れたまま広場を移動し、バススタンドの露店でサトウキビのジュースを飲んだりしながら修理が終わるのを待った。


 ・・・なかなかできない貴重な経験をさせてもらったが、映画スター気分はあまり落ち着いたものではない。


 

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