かふぇ・あんちょび

このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。


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 よく旅と人生とは互いに喩えられたり対比して語られたりしているものだが、人生の中に旅が含まれている以上、自ずと人生よりも旅の方が、その『密度』とでもいうべきものが濃いのではないかと思う。


 それはめまぐるしく変わる風景でもあり、すれ違いと呼んだ方がふさわしいようなあっという間の人と人との関係でもあり、すべての出来事の展開の速さでもある。


 この旅から日本に戻ってからの 「 僕 」 ( =私 ) にとって、よく周りの人々が口にする 年月があっという間に過ぎてゆく という慣例句じみた当たり前の感覚は、もはや自分のモノではなくなってしまっている。

日常生活で流れてゆく時間は、あの4年の旅の間に流れていた濃密なそれとは違い、 ・・・ うーん、なんと言おうか、 ・・・ 違うのである。

この言葉にならない感覚をなんと表現したらよいのだろう?


 あの旅は私の一生であったとも思う。


 そして、現在の私はなんともゆっくりと流れる時の中を生きているようにも思う。



 ( さて、旅の話は、パキスタン北部、カラコルム山脈の谷あいで暫しとどまっていたのであった。 )



 僕に中パ国境を越えさせ、全く予期していなかった旅の新しい展開をもたらしたキヨとの再会そして二人旅であったが、実はこれは日数にするとほんの2週間の事に過ぎなかった。


 そして、別れは確実に、なんとも非ドラマチックにやってきた。

キヨが持つパキスタンビザは北京で取得した正式な1ヵ月ビザなのに対して、僕のは国境で取った手書きのトランジット・ビザなのである。

期限が来てしまう前に僕はこの国の首都イスラマバードまでたどり着き、正式なビザを発給してもらわなければならなかった。


 別れの町の名は、ギルギット。

キヨは宿で知り合った日本人の女の子と共にナンガ・パルバットへとトレッキングに、そして僕は首都イスラマバードへとビザの手続きに。


 これを書くのはなんとも興ざめで面白くないのだが、お互いに実にあっさりとした別れであった。


 抱擁もなし、濃厚な別れのキスもなし。

 

 バックパッカーは因果な人種なのだと思う。

…旅の次の展開の方がより魅力的に思えてしまうのだろうか。

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 …お久しぶりでございます。

なんとひと月ほどもブログ放置しておりました。

そしてその間に私の 『 西方見聞録 』 も一周年を迎えてしまっているのですが、いやいや久々に戻ってきてみれば、なんというか埃と蜘蛛の巣まみれとでもいった感じになってしまっていますね…。


 今日は転職以来初めて勤務時間が14時間をきりまして、めずらしく懐かしのこの空間に戻ってくる気力が残っておりました。

( 週に一度定休日があるのですが、その日は珈琲の焙煎に当てているのです。 )

今現在を生きるのにいっぱいイッパイだと、なかなか後ろを振り返る余裕がないのでしょうね。


 …さて、それでは先月の記事の公約どおり、旅行記を先に進めましょうか。

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