2012-05-31 01:24:43
東京優駿~回顧編~
Theme: 回顧編それでは,今週もかなり遅くなってしまったのだが,競馬の祭典,日本ダービーの回顧をして行きたいと思う。
日本ダービー
1着 ディープブリランテ(03-04-04-03)
2着△フェノーメノ(07-07-06-07)
3着▲トーセンホマレボシ(02-02-02-02)
12.8-10.8-12.0-11.7-11.8-11.7-12.2-12.4-12.3-11.7-12.0-12.4=2.23.8
(35.6-35.2-36.9-36.1) 勝ち馬の上がり3F 34.5
加速:0.6秒
diff:+0.5秒
道中の最遅ラップ:12.4秒
瞬発力ラップ
今回は,皐月賞でハナ争いを演じたゼロスがいたので,ハナを主張する馬に関しては,珍しく簡単に想定することが出来た。しかしならが,2番手以降の隊列に関しては,何頭かいると言った状態で,さらにそれらの馬が逃げるゼロスを追い掛ける展開になるのかどうかと言ったことが焦点となっていた。一応,予想の段階では,トーセンホマレボシ,それにディープブリランテが続く形になると思っており,ある程度人気している馬が前に付けることになるので,デフォルトよりも速い流れで,しかも,そこまで縦長な展開にはならないだろうと踏んでいた。
そして,蓋を開けると,ゼロスが主張してハナを奪い,2番手にトーセンホマレボシが続き,さらにその直後にディープブリランテが続くと言った展開で,スタート直後の隊列構成としては,想像した通りの展開となった。
ちなみに,過去5年の平均ラップとしては,
12.6-11.0-12.3-12.7-12.4-12.8-12.9-12.9-12.8-12.0-11.9-12.2=2.28.5
(36.0-37.8-38.6-36.1)
加速:0.8秒
diff:+0.1秒
道中の最遅ラップ:12.9秒
瞬発力ラップ
となっていた。ゼロスのデフォルトとしては,35秒台前半となっていたのだが,他にハナを主張したい馬はいないので,やや遅い35秒台中盤辺りを想定していたので,35.6秒と言った入りは,想定通りの入りとなった。この入りと言うのも,道悪を含む例年の入りが36.0秒と言った入りになっているので,極端に速いと言った入りではなかった。
また,2番手に付けそうなのが,切れ味勝負だと分が悪く,さらにウィリアムズ騎手が騎乗となっていたので,ある程度逃げ馬を追い掛ける形になると思っていたから,道中に関しては,12秒台中盤から後半と言った流れで推移すると考えており,道中の最遅ラップが12.4秒と言った所に関しては,概ね当たっていたと言える。
しかしながら,4F目以降から12秒台を刻むラップを想定していたのだが,実際は6F目はでは11秒台を刻むラップとなっており,道悪を含むデフォルトでは,中盤のラップは37.8-38.6となっているのに対して,35.2-36.9となっており,3F区切りで見ると,各区間で2秒程度速い流れになっていることが分かる。今回はパンパンの良馬場と言うこともあり,時計が出やすい馬場であったとは言えるが,それを差し引いても,前の馬はかなりオーバーペースであったと言える。
ただ,これは前2頭が刻んだラップであり,残り16頭に関しては,やや異なるラップを刻んではいた。正確には,2角辺りから,2番手のトーセンホマレボシと3番手のクラレントの間が徐々に開きだしていた。さらに。後方のモンストールとヒストリカルの間も開きだしており,馬群構成としては,3つに分かれる状態であった。そして,14頭がひしめいていた2番手集団に関しては,4F目辺りからラップを落とし始め,12秒台を刻み出していたのではないかと思う。それでも,急激に緩んだとは思わないので,道中は12秒台前半から中盤で推移していたのではないかと考えられる。そのラップでも充分デフォルトよりも速い流れであり,馬場状態を考慮しても,やや速いラップ構成であったのではないかと思える。
そして,勝負所に関してだが,デフォルトだと0.8秒加速する展開であったのだが,今回は前が飛ばす展開であったので,加速は0.6秒であった。このペースで流れていたのだが,0.6秒も加速したと言った方が良いのかも知れない。例年は決め手勝負になっていたのだが,今回はそこまで加速を要しなかったので,決め手勝負では分の悪い馬にとっては,向く流れになったのかなと言った所ではある。その典型がトーセンホマレボシであり,この馬としては,狙った通りの騎乗となったのかなと言った所ではある。
また,流石に今回は前半からかなり速いペースで飛ばしていたので,レースの上がりとしては,36.1秒と掛かっているのだが,それでもデフォルトと同等であり,そこから今年の異様な馬場状態も分かると言った所。それに,16頭がひしめいていた2番手集団では,2番手に属していたディープブリランテが上がりを34.5秒に纏めているので,上がり3Fは全て11秒台に纏めていた計算になる。前の馬にこう言った上がりを使われると,後方にいた馬はお手上げと言った所ではある。
これで軸馬の成績は
[5.2.2.15]
となった。今年はホント軸馬の精度が悪すぎる……。
ちなみに,GIでの軸馬の成績は,
[3.0.0.6]
となった。春の負け越しが決定してしまった。ここからは,何とか負けを少なくする方に持って行くしかないな。ただ,それにしても,今年の成績は極端過ぎるな……。
1着 ディープブリランテ
VMでは,事故を起こした影響もあったのか,土曜の競馬を見ていると,いつもの岩田騎手の様な騎乗ではなく,無難に乗ろうと言った感じに見えたので,そう言った騎乗を見ていると,今回強気な騎乗は出来ないと言った思いがまず前提にあった。また,この馬自体,折り合いに難があるタイプであり,今回,道中は関しては,デフォルトまでは行かないにしても,落ち着くと思っていたので,引っ掛かって,直線では伸びを欠くだろうと言った思いがあった。だから今回は印を回さなかったのだが……。今回は,前半からある程度流れてくれた上に,クラレントの直後に入れることが出来たので,上手く道中折り合うことが出来た。皐月賞の段階では,スプリングSはレベルが高かったと評価していたのだから,ここで好走しても不思議ではないと言った所ではある。良くダービーは最も運がある馬が勝つと言われているが,まさにこの馬はそれに該当したのかなと言った所。と言うのも,今開催は芝状態がかなり良く,前に付けることが出来れば,残れると言った馬場であり,その馬場を味方に付けることが出来たのかなと言った印象である。それにしても,相変わらずの猿踊りであったw
今後の課題としては,やはり折り合いだと思っているので,レースが落ち着きそうな時は疑いたい。それに,一応勝負所で1秒程度加速する展開で好走歴はあるのだが,共同通信杯では,ゴールドシップに切れ負けしているだに,どちらかと言えば,スピードの持続力を活かす展開の方が向きそう。そう言ったことを考慮すると,ステップレースだと取りこぼす可能性もあるのかなと言った所ではある。
2着 フェノーメノ
ディープブリランテとは対照的に運がなかった……。前2頭が後続を大きく離す展開であり,非常に難しい展開ではあったが,絶妙な位置取りで道中は進めていた。仕掛け所に関しても完璧であり,普通ならこの馬の勝ちパターンのレースであったのだが,今年の馬場に苦汁をなめことに。蛯名騎手も今の馬場状態は理解しており,いつもよりも気持ち前に付けていたと言うことからもそれは窺い知れる。ただ,想像以上に前が踏ん張ってしまったと言った所かも知れない。それに加えて,今まで勝ち馬が出ていない青葉賞の呪いなのかも知れない。予想編でも書いたのだが,そろそろ蛯名騎手に勝って欲しかったんだけどな。今回負けはしたが,力上位であると言うことは証明出来たと思うし,速い時計にも対応は出来ていた。府中ではまだ連を外していないし,府中は得意だと言った判断をせざるを得ない。また,成長力のあるステイゴールド産駒であるし,秋以降の成長にも期待したい所である。
3着 トーセンホマレボシ
今回は,再三書いている様に,前が残りやすいと言った特殊な馬場状態であったが,それでもゼロスと2頭で後続を離して逃げており,道中は全く緩んでおらず,明らかにオーバーペースであった。それは,ゼロスの着順を見ても明らか。16着に沈んでおり,普通あのペースで逃げたら,そうなってしまう。それを,踏ん張りきっての3着であり,一番強い競馬をしたと言っても過言ではない。やはり,兄同様,スピードの持続力に富んだタイプであり,さらに高速決着にも充分対応が出来ると言った判断が出来る。トーセンジョーダンは,もう少し長い所でもしっかり実績を挙げているので,距離が伸びても全く問題がないと思う。そう言った所から考えると,菊花賞でも楽しみである。ただ,懸念点としては,勝負所で1秒程度加速する瞬発力ラップは不向きであると思うので,逃げ馬不在なトライアルレースになると,惨敗も有り得るのかなと言った所。そう言った意味では,神戸新聞杯で負けて,本番の菊花賞で巻き返すと言った,筆頭なのかなと言った所。
4着 ワールドエース
上がり最速は駆使しているだけに,力は出し切ったのかなと言った感じも。4角から直線を向く辺りで,内田騎手のゴールドシップに外から被せられる形になり,本来取りたかったコースを取れず,コース取りの修正を強いられた。それも少なからず影響したのかなと言った所はあるが,基本的にスタートがあまり良くない馬であり,展開の影響を受けずに,差し切るだけの力は現状ないと言った印象。
5着 ゴールドシップ
内田騎手は,この日の馬場状態を充分理解しており,スタートも出して行ったし,押して前に取り付こうとしていたのだが,取り付けず後方の位置取りとなってしまったのが全て。今までのレースを見ても,先行から好位でレースを進めた経験もあるのだが,そう言ったレースは全てかなりゆったりした入りとなっており,今回の様な速い入りだと,対応が厳しいのかも知れない。そこから考えると,皐月賞は勝っているが,血統通りもう少し距離があり,前半ゆったり入りそうなレースの方が向いているのかも知れない。また,エンジンの掛かりもやや遅いので,京都の下り坂と言うのは,この馬にプラスに働くと思う。だから,菊花賞で巻き返してくる可能性は高いのかなと言った所。
6着 コスモオオゾラ
高速馬場で,2番手集団に関しては,決め手勝負になっていたので,この馬としては,最も不向きな流れになっていたのだが,それでも6着に来ていると言うのは,この世代では,上位の力を持っていると言うか,相手なりに走れるのかなと言った印象。時計が掛かる馬場になると,評価を上げたい所である。
10着 グランデッツァ
前走の皐月賞は,後方からとなり,この馬本来の競馬とならなかったのだが,今回は5番手追走,勝ち馬の直後にいた形になっており,道中の位置取りとしてはベストに近い位置取りであった。それで,この着順と言うのは,考えられることとしては,勝負所で極端に加速を要する展開は不向き,距離が長いと言ったと言った2点の内何れかだと思う。スプリングS,ラジオNIKKEI杯とフロックで走れる内容のラップ構成ではないので,能力は高いと思っており,個人的には距離なのかなと思っている。距離短縮で,千八から二千辺りで出走して来るのであれば,見直したい所である。
日本ダービー
1着 ディープブリランテ(03-04-04-03)
2着△フェノーメノ(07-07-06-07)
3着▲トーセンホマレボシ(02-02-02-02)
12.8-10.8-12.0-11.7-11.8-11.7-12.2-12.4-12.3-11.7-12.0-12.4=2.23.8
(35.6-35.2-36.9-36.1) 勝ち馬の上がり3F 34.5
加速:0.6秒
diff:+0.5秒
道中の最遅ラップ:12.4秒
瞬発力ラップ
今回は,皐月賞でハナ争いを演じたゼロスがいたので,ハナを主張する馬に関しては,珍しく簡単に想定することが出来た。しかしならが,2番手以降の隊列に関しては,何頭かいると言った状態で,さらにそれらの馬が逃げるゼロスを追い掛ける展開になるのかどうかと言ったことが焦点となっていた。一応,予想の段階では,トーセンホマレボシ,それにディープブリランテが続く形になると思っており,ある程度人気している馬が前に付けることになるので,デフォルトよりも速い流れで,しかも,そこまで縦長な展開にはならないだろうと踏んでいた。
そして,蓋を開けると,ゼロスが主張してハナを奪い,2番手にトーセンホマレボシが続き,さらにその直後にディープブリランテが続くと言った展開で,スタート直後の隊列構成としては,想像した通りの展開となった。
ちなみに,過去5年の平均ラップとしては,
12.6-11.0-12.3-12.7-12.4-12.8-12.9-12.9-12.8-12.0-11.9-12.2=2.28.5
(36.0-37.8-38.6-36.1)
加速:0.8秒
diff:+0.1秒
道中の最遅ラップ:12.9秒
瞬発力ラップ
となっていた。ゼロスのデフォルトとしては,35秒台前半となっていたのだが,他にハナを主張したい馬はいないので,やや遅い35秒台中盤辺りを想定していたので,35.6秒と言った入りは,想定通りの入りとなった。この入りと言うのも,道悪を含む例年の入りが36.0秒と言った入りになっているので,極端に速いと言った入りではなかった。
また,2番手に付けそうなのが,切れ味勝負だと分が悪く,さらにウィリアムズ騎手が騎乗となっていたので,ある程度逃げ馬を追い掛ける形になると思っていたから,道中に関しては,12秒台中盤から後半と言った流れで推移すると考えており,道中の最遅ラップが12.4秒と言った所に関しては,概ね当たっていたと言える。
しかしながら,4F目以降から12秒台を刻むラップを想定していたのだが,実際は6F目はでは11秒台を刻むラップとなっており,道悪を含むデフォルトでは,中盤のラップは37.8-38.6となっているのに対して,35.2-36.9となっており,3F区切りで見ると,各区間で2秒程度速い流れになっていることが分かる。今回はパンパンの良馬場と言うこともあり,時計が出やすい馬場であったとは言えるが,それを差し引いても,前の馬はかなりオーバーペースであったと言える。
ただ,これは前2頭が刻んだラップであり,残り16頭に関しては,やや異なるラップを刻んではいた。正確には,2角辺りから,2番手のトーセンホマレボシと3番手のクラレントの間が徐々に開きだしていた。さらに。後方のモンストールとヒストリカルの間も開きだしており,馬群構成としては,3つに分かれる状態であった。そして,14頭がひしめいていた2番手集団に関しては,4F目辺りからラップを落とし始め,12秒台を刻み出していたのではないかと思う。それでも,急激に緩んだとは思わないので,道中は12秒台前半から中盤で推移していたのではないかと考えられる。そのラップでも充分デフォルトよりも速い流れであり,馬場状態を考慮しても,やや速いラップ構成であったのではないかと思える。
そして,勝負所に関してだが,デフォルトだと0.8秒加速する展開であったのだが,今回は前が飛ばす展開であったので,加速は0.6秒であった。このペースで流れていたのだが,0.6秒も加速したと言った方が良いのかも知れない。例年は決め手勝負になっていたのだが,今回はそこまで加速を要しなかったので,決め手勝負では分の悪い馬にとっては,向く流れになったのかなと言った所ではある。その典型がトーセンホマレボシであり,この馬としては,狙った通りの騎乗となったのかなと言った所ではある。
また,流石に今回は前半からかなり速いペースで飛ばしていたので,レースの上がりとしては,36.1秒と掛かっているのだが,それでもデフォルトと同等であり,そこから今年の異様な馬場状態も分かると言った所。それに,16頭がひしめいていた2番手集団では,2番手に属していたディープブリランテが上がりを34.5秒に纏めているので,上がり3Fは全て11秒台に纏めていた計算になる。前の馬にこう言った上がりを使われると,後方にいた馬はお手上げと言った所ではある。
これで軸馬の成績は
[5.2.2.15]
となった。今年はホント軸馬の精度が悪すぎる……。
ちなみに,GIでの軸馬の成績は,
[3.0.0.6]
となった。春の負け越しが決定してしまった。ここからは,何とか負けを少なくする方に持って行くしかないな。ただ,それにしても,今年の成績は極端過ぎるな……。
1着 ディープブリランテ
VMでは,事故を起こした影響もあったのか,土曜の競馬を見ていると,いつもの岩田騎手の様な騎乗ではなく,無難に乗ろうと言った感じに見えたので,そう言った騎乗を見ていると,今回強気な騎乗は出来ないと言った思いがまず前提にあった。また,この馬自体,折り合いに難があるタイプであり,今回,道中は関しては,デフォルトまでは行かないにしても,落ち着くと思っていたので,引っ掛かって,直線では伸びを欠くだろうと言った思いがあった。だから今回は印を回さなかったのだが……。今回は,前半からある程度流れてくれた上に,クラレントの直後に入れることが出来たので,上手く道中折り合うことが出来た。皐月賞の段階では,スプリングSはレベルが高かったと評価していたのだから,ここで好走しても不思議ではないと言った所ではある。良くダービーは最も運がある馬が勝つと言われているが,まさにこの馬はそれに該当したのかなと言った所。と言うのも,今開催は芝状態がかなり良く,前に付けることが出来れば,残れると言った馬場であり,その馬場を味方に付けることが出来たのかなと言った印象である。それにしても,相変わらずの猿踊りであったw
今後の課題としては,やはり折り合いだと思っているので,レースが落ち着きそうな時は疑いたい。それに,一応勝負所で1秒程度加速する展開で好走歴はあるのだが,共同通信杯では,ゴールドシップに切れ負けしているだに,どちらかと言えば,スピードの持続力を活かす展開の方が向きそう。そう言ったことを考慮すると,ステップレースだと取りこぼす可能性もあるのかなと言った所ではある。
2着 フェノーメノ
ディープブリランテとは対照的に運がなかった……。前2頭が後続を大きく離す展開であり,非常に難しい展開ではあったが,絶妙な位置取りで道中は進めていた。仕掛け所に関しても完璧であり,普通ならこの馬の勝ちパターンのレースであったのだが,今年の馬場に苦汁をなめことに。蛯名騎手も今の馬場状態は理解しており,いつもよりも気持ち前に付けていたと言うことからもそれは窺い知れる。ただ,想像以上に前が踏ん張ってしまったと言った所かも知れない。それに加えて,今まで勝ち馬が出ていない青葉賞の呪いなのかも知れない。予想編でも書いたのだが,そろそろ蛯名騎手に勝って欲しかったんだけどな。今回負けはしたが,力上位であると言うことは証明出来たと思うし,速い時計にも対応は出来ていた。府中ではまだ連を外していないし,府中は得意だと言った判断をせざるを得ない。また,成長力のあるステイゴールド産駒であるし,秋以降の成長にも期待したい所である。
3着 トーセンホマレボシ
今回は,再三書いている様に,前が残りやすいと言った特殊な馬場状態であったが,それでもゼロスと2頭で後続を離して逃げており,道中は全く緩んでおらず,明らかにオーバーペースであった。それは,ゼロスの着順を見ても明らか。16着に沈んでおり,普通あのペースで逃げたら,そうなってしまう。それを,踏ん張りきっての3着であり,一番強い競馬をしたと言っても過言ではない。やはり,兄同様,スピードの持続力に富んだタイプであり,さらに高速決着にも充分対応が出来ると言った判断が出来る。トーセンジョーダンは,もう少し長い所でもしっかり実績を挙げているので,距離が伸びても全く問題がないと思う。そう言った所から考えると,菊花賞でも楽しみである。ただ,懸念点としては,勝負所で1秒程度加速する瞬発力ラップは不向きであると思うので,逃げ馬不在なトライアルレースになると,惨敗も有り得るのかなと言った所。そう言った意味では,神戸新聞杯で負けて,本番の菊花賞で巻き返すと言った,筆頭なのかなと言った所。
4着 ワールドエース
上がり最速は駆使しているだけに,力は出し切ったのかなと言った感じも。4角から直線を向く辺りで,内田騎手のゴールドシップに外から被せられる形になり,本来取りたかったコースを取れず,コース取りの修正を強いられた。それも少なからず影響したのかなと言った所はあるが,基本的にスタートがあまり良くない馬であり,展開の影響を受けずに,差し切るだけの力は現状ないと言った印象。
5着 ゴールドシップ
内田騎手は,この日の馬場状態を充分理解しており,スタートも出して行ったし,押して前に取り付こうとしていたのだが,取り付けず後方の位置取りとなってしまったのが全て。今までのレースを見ても,先行から好位でレースを進めた経験もあるのだが,そう言ったレースは全てかなりゆったりした入りとなっており,今回の様な速い入りだと,対応が厳しいのかも知れない。そこから考えると,皐月賞は勝っているが,血統通りもう少し距離があり,前半ゆったり入りそうなレースの方が向いているのかも知れない。また,エンジンの掛かりもやや遅いので,京都の下り坂と言うのは,この馬にプラスに働くと思う。だから,菊花賞で巻き返してくる可能性は高いのかなと言った所。
6着 コスモオオゾラ
高速馬場で,2番手集団に関しては,決め手勝負になっていたので,この馬としては,最も不向きな流れになっていたのだが,それでも6着に来ていると言うのは,この世代では,上位の力を持っていると言うか,相手なりに走れるのかなと言った印象。時計が掛かる馬場になると,評価を上げたい所である。
10着 グランデッツァ
前走の皐月賞は,後方からとなり,この馬本来の競馬とならなかったのだが,今回は5番手追走,勝ち馬の直後にいた形になっており,道中の位置取りとしてはベストに近い位置取りであった。それで,この着順と言うのは,考えられることとしては,勝負所で極端に加速を要する展開は不向き,距離が長いと言ったと言った2点の内何れかだと思う。スプリングS,ラジオNIKKEI杯とフロックで走れる内容のラップ構成ではないので,能力は高いと思っており,個人的には距離なのかなと思っている。距離短縮で,千八から二千辺りで出走して来るのであれば,見直したい所である。






