アタシは

見わたす限り山しか見えない

それはそれはド田舎で育った

穴ぼこの記憶-1

弱くて情けなくて貧しくて

卑怯だけど

優しくて


そんな人ばかりが住む町…


ウチの母ちゃんは

そんな町で保育所をやっていた
ママはひどくて面白いッ!~穴ぼこの記憶~-10
母ちゃんは保育所の仕事が大好きで

いつも保育所のコトばかり考えていた



あっちのウチの子どものコト…

そっちのウチの親コト…

保育所のお金のコト…



そして

アタシも

母ちゃんの「大切な思い」のつまった

その保育所で育った



いろんなお友達がやってきて

毎日、大家族での生活みたいで楽しかった



でも

子どもながらに…



いやいや

子どもだからこそ

好きなお友達

嫌いなお友達ってのが

はっきりしていた



保育所にいる友達の中で

ユウコちゃん、大嫌いだった
穴ぼこの記憶-14

お洋服は、いつもヒラヒラレースのワンピース

髪の毛も長くしていて

ユウコちゃんのママがキレイにしばってくれていた

そして、とってもカワイイお人形たち…




嫌いっていうより

すっごくすっごく羨ましかったんだ、ホントは



でも、小さいから

シットとキライはイコールだった




お母さんも妹もユウコちゃんも

みんなめちゃめちゃキレイで

こんな田舎にもったいないって思うほど素敵だった
穴ぼこの記憶-15

中でもユウコちゃんママ



それはそれはキレイで

ウチの母ちゃんも

あーだったらいいのになーって

すっごい羨ましかった




ユウコちゃんには

素敵なものが全て

揃っている…




だけど

なぜかユウコちゃんのお父さんの顔は

思い出せない



保育所にもめったにお迎えに来なかったんだと思う





あの事件の後…


「アンタの知らない所で

ユウコちゃんは

泣いていたんだよ



ウチに帰りたくないって

いつも泣いていたんだよ」



って母ちゃんが言っていた


居なくなる感覚を知った日②



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