GHOST IN THE SHELLとセクマイ

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この間、映画「GHOST IN THE SHELL」を見てきましたよ!(*°ー°)

 

わりとマイナーなタイトルだけど、
テレビCMもしてるのでご存知の方もいるかも?

 

舞台は、医療やロボット工学が高度に発達した近未来の日本
でも治安は相当悪くなってて、ガンファイトなんかもゴリゴリ起きます。

 

主人公は公安・機動隊に所属してて、
大掛かりな犯罪を取り締まる…といった感じのストーリー。

 

いま上映中の映画はハリウッド作ですが、
原作は日本の漫画で作者は士郎正宗さん。

 

「日本の漫画をハリウッド映画化」
と言うとイヤな予感しかしないけど、
これはこれでかなり良く出来てると思います。

 

ghostintheshell01

 

●ボーダーフリー化

で、この作品のメインテーマはずばり、
「人間とは何か?」です。

 

ハリウッド映画では、
人間とロボットとのボーダー(境界)がフリー(あいまい)になる」ことで。

 

原作の方では、
人間とAI(人工知能)とのボーダー(境界)がフリー(あいまい)になる」ことで。

 

それぞれ人間とは何かを問い掛けています。

 

が、それだけじゃなく、
(原作の方では)性別のボーダーフリー化もかなり進んでいます。

 

なにせ、脳だけ残して、
体全体を交換可能ですからね!(・∀・)

 

・敵のテロリスト(♂)が女性の体で逃走
・体を破壊された主人公(♀)の脳を移した体が男性体
なんて描写もあります。

 

また、
・主人公(♀)が女性と激しく絡むシーン
・同僚(♂)が(バーチャルの世界で)付き合ってる女性が実は男性
といった描写も。

 

本筋と関係ないんだけど、
(エッセンスとして)性別ネタがあちこちに仕込んであります。

 

●義体

先ほども触れましたが、この作品の世界では、
(脳以外の)体全体を取り替えることができ、

これを作中では"義体"と呼んでます。

 

「手足の代替物は義肢」なので、
「体の代替物は義体」というネーミングなんですね!

 

そしてハリウッド映画版では、
この義体への手術シーンが克明に描かれてるんですが…。

 

こういう「意識が戻ったら体が変わってた」話は、
自分のSRS(性別適合手術)を連想しちゃって少し辛いですね!(≧ω≦)

 

特に、体をいったんバラして、
神経をつないで、また体を再構成してって手順は、

 

自分の手術を見たワケじゃないけど、
どうにも他人ごとに思えないです。(ノ∀`)

 

まぁ、高度な医療処置が必要なのは、
脳を隔壁(シェル)に収納するまでで、

後はロボット技術の分野みたいだけど。

 

生身の体からロボットの体に変わったら、
しばらく体の違和感がすごそう…。

 

私の場合は、望んで体の性別を変えたし、
その違和感も望むところだけど、

 

不都合を感じてない状態からの絶え間ない違和感は、
かなり辛いかもしれませんね。(ーωー;)

 

●ゴースト

作中で人間を人間たらしめているのが、
ゴーストです。(*°ー°)b

 

と言っても、GHOSTは幽霊ではなく…。

 

魂・直感・意志・自我というような漠然としたもので、
ビジュアル的に描かれたりはしません。

 

かなりスピリチュアルな設定だけど、
逆に「脳は単なる電気信号で魂なんか存在しません」
て話よりしっくり来る人は多いのでは?

 

原作中では、
・このゴーストをコピーしてロボットに入れる(違法)
・更生施設で入所者のゴーストを消去してしまう(違法)
などの描写があり、

 

魂でさえも科学で扱える時代になっています。

 

ちなみに主人公は、そういう人たちを解放するだけで、
助けることまではしません。

 

「これからは自分でなんとかしろ」
とばかりに突き放します。

 

これは原作者の士郎正宗さんからの、
「管理されて機械的に生きるのではなく、
(ゴーストを働かせて)自分の人生をしっかり生きよう
ていうメッセージなのかもですね!

 

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ジャンルがSFなので、いろいろぶっ飛んだ設定なんだけど。

 

ストーリー中でいろんな人間ドラマが描かれてるのが、

士郎正宗さんの人気のポイントです。(*°ー°)

 

ちなみに(霊魂が存在するとしたら)、
魂に性別ってあるんでしょうか?

 

もしあるとしたら、性同一性障害(GID)っていうのも、
魂が間違って別の性別の体に入っちゃったってことなのかも…。

 

なぁんてつい考えちゃいますね!(苦笑)

 

<余談>

タイトルの「GHOST IN THE SHELL」ですが。

 

これは義体、特に頭の「シェル(隔壁)に納められたゴースト(魂)」
を意味しているんだと思います。

 

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