学校のガイダンス、就活サイトをみると、
「自分の好きなことを仕事にしよう!」という話をよく耳にします。
自分の好きなことを仕事に出来て、毎日が楽しくてしょうがないなら良いと思うんです。
でも、
「好き」と「自分に合う仕事」は違うこともあるんです。
私の場合、「好きなことを仕事にしなさい」という話を鵜呑みにして、
新卒のときは仕事を選びました。
見事に合いませんでした笑。
世の中には、
①好きな仕事であればどんな苦労もいとわない
②自分の生活スタイルを維持するのが優先
このふたつのタイプがいます。
でも世間一般的には①でなければならないような風潮がありますよね。
実際私も学生のときは①だと思い込んでました。
何かにすりこまれていました。
実際は②のタイプだったんですが。
さて、今回は私の就活失敗談ですorz
私は人と接するのが好きで、また人に喜ばれる仕事が好きで、
サービス業界の接客業を選びました。
でも、好きなだけではダメだったんです。
私が見落としていたのは、働く上で一番重要なことでした。
民間企業である限り、顧客からお金をもらって利益を得ているということ
私はサービス業の接客とは、
サービスの提供だけでなく、営業であるということが頭からぽーんと抜けていたのです。
サービスによってお客様に喜んでいただける、それしかあたまになかったんです。
はい、お馬鹿ちゃんでした。笑
アルバイトのうちはそれでもいいんですよ。
「あー今日もいろんな人によろこんでもらえたぞー!!」
そこまででストップでもOKなんです。
歩合制でもない限り、時給は一緒ですから。(笑)
しかし、社員は違います。
利益を追求しないといけないのです。
「今月の売り上げは良くなかったー…orz」
「売り上げ、あの店舗に負けてる…」
「どうすれば売り上げがあがるんだろう」
「この商品に目が行くレイアウトは…」
そして個人間でもノルマがあると思います。
私の前職でも「目標」という名のノルマがありました。
同じ職場の人間同士でも
「○○さんには負けない!!」みたいな会話もありましたし。
それで同僚なのに敵意むきだしーみたいなこともあったり…もごもご。。。
私は、どうもそれがダメだったみたいです。
サービス業の対個人営業の場合、
人が好きだからこそ、サービス精神旺盛な人ほど陥るジレンマがあります。
あえて、言い方を悪くして書きます。(笑)
いいですか?
時には話術で、相手が望んでいないものも必要だと思わせて、
利益のために買って頂く。
私はこのジレンマに悩まされていました。
例えば…服を買いに行くとこういう店員さんがいると思います。
自分はカットソーを買うために来ただけなのに、
いつの間にやら背後にやってきて、
「このお洋服ですとぉ~
こちらのパンツなんかもすごく合うとおもうんですよ~!!
(上下あわせて鏡で当てて見せてくる)
ほらぁ~すっごくお似合いですよぉ~!!
この商品すっごく人気で、すぐ売れちゃうんですぅ~。
しかもコレ、私と色違いなんですよぉ~(笑)」
私ができなかったのはコレです。
ちなみに柳原加奈子ボイスで読んでください。(笑)
お前とおそろいとかどうでもいいし!!みたいなつっこみを
女性ならだれもがいれたくなったことがあるでしょう。(笑)
暗に必要ないことをにおわせても営業トークとまらない、みたいな。
私の場合そういう、
「本当は買うつもりない人に買わせようとする」ということに
ものすごく抵抗があったんですね。
商品も安くて何万、高いと十何万、何十万というものもありましたから…
そのぶんインセンティブで返ってくるんですが、
良心の呵責がありました。
ブライダル・エステ・美容部員・アパレル…
一見華やかな世界だからこそ裏側は非常に泥臭いものがあります。
蓮の花が泥沼に咲くように。
華やかな面にだけ気をとられていてはいけませんよ。
本当に。(経験者は語る/笑)
ちなみに、この華やかな業界を否定しているわけではないですし、
本当にお客様に喜んでもらうために日々努力している方たちが大勢います。
単に、私が合わなかっただけです。(笑)
お金をいただいてサービスをするということができない人間だと働いて初めてわかりました。
今、友人に紹介された就活生の相談にのったり、
高校の先輩の妹さんが教育実習に行っていて
その相談をうけたりしています。
あとはなぜかmixiで知らない人から
エステについての相談をもちかけられたり…。
(そして何故か相談にのってしまう私…
「お店に聞いてください」っていえばいいのに/笑)
無償のほうが気持ちいいんですよね、私の場合。(笑)
お金がからむとどうも申し訳ないというかなんというか…orz
そんな私の話はさておき、
どんな世界に飛び込むにしても、
働くということは提供する側であるということを忘れないで下さい。
将来、そこで働くのが日常ですから。
お客様のときに見ていた蓮の花の部分ではなく、
泥沼に飛び込んでお花を支えなければいけません。
…うーん、
前回の記事から時間が経ってしまうとやっぱり話がそれてしまいますね(・∀・;)
次回は、
①好きな仕事であればどんな苦労もいとわない
②自分の生活スタイルを維持するのが優先
について書きます。
ちなみに、私の場合②なので、前の業界は好きだけど自分が働く立場として日常にはできなかった、
でも今の業界はやってることに興味は全くなかったけど、
だんだん興味もでてきて仕事としてはうまく日常にできてるんですよね。
不思議なものです。
あぁ…書くこと忘れないようにしないと…(´∀`;)