紫「♫~♩~」
鼻歌(ファミマの入店音)を歌いながら博麗神社の縁側でお茶と、茶菓子を食む紫。
霊夢「あんたも暇ねぇ…他にやる事ないの?」
勿論紫にやる事などある分けない。
紫「いいじゃない無くて~。平和って事よ」
霊夢「そうだけど…まぁ、確かに平和ねぇ」
相変わらず軽い二人である。
(俺はそんな二人が大好きです)
これを書いていて思ったのだが、二人とニノはパッと見、見分けつかない。
けどそんな事はどうでもいい。
霊夢「私もお茶を飲むかな~。萃香ぁ!お茶ぁ~!」
萃香を呼んで二、三秒するとはいよ~と返事が返ってきた。
紫「私もお代わり~!」
またもやはいよ~が返ってくる。
紫「…ふぅ…今日はお天気ね~」
霊夢「そうねぇ~」
紫「里では田植えの時期かしらねぇ~」
霊夢「かもねぇ~」
萃香「お茶だよぉ~」
紫「ありがとねぇ~」
萃香「田植えってことは、もうすぐ宴会の時期だねぇ」
霊夢「そうねぇ…あれ、毎回全部私が掃除するのよねぇ」
紫「じゃあ今年は手伝うわねぇ」
萃香「紫ぃ、それ去年も言ってたぞぉ」
霊夢「毎年言ってるわよねぇ」
とことん自由な輩である。
だがそれがいいところでもある。
(俺はそんな三人が大好きです)
……と、霊夢たちのほんわかした雰囲気に和んできた頃合いとみて、ちょっと場所を変えよう。
ところ変わって幽香邸。
夕貴「はぁ…つかれたぁ~」
午前中幽香と里に買い物に行き、予想通り体力をごっそり削り取られた夕貴がどさっとベッドに倒れこみ、体の力を抜いた。
幽香「人のベッドに寝るんじゃないわよ~」
幽香の反応はちょっぴり嬉しそうに見えなくもない。
その日、里は朝市を開いていた。
色々な野菜やら米やら肉やらが安値で買えるとあって慧音やら優曇華、妖夢、咲夜やら幻想郷屈指の美人軍団が一斉に買い物にくる。
其の為なのか男性客の足取りも絶えない。
夕貴は平和な里で起きた修羅場のおかげで幻想郷屈指の美女軍団なんて視界にも入らなかった。
それは今朝の事。
夕貴「なんでこんな遠くの里までわざわざ歩くのか…飛べばいいのに…」
幽香「あら、なら一人でどうぞ?私は草木の様子を見ながら歩いているのだから」
フラワーマスター幽香が厳しい目を光らせる。キランッ!
幽香「最近は草木の体調が優れないみたいなの…。木達は土が悪くなっているって。そう、まるで腐ってるみたいに…」
自分のことのように悲しんでいるゆうかりんを見ているとこっちまで悲しくなってくる。
夕貴「…(それも…彼奴のせいなのか?あの腐神のクソが…)」
とまぁ、とやかく言っている間に朝市に到着した。
どうせ荷物持ちだと分かっている夕貴はスススッと離れようとするがしっかり腕を掴まれ「逃げるんじゃないわよ?」と耳打ちされ、スッパリ諦めた。
と、其の光景を目の当たりにしてしまった二人の少女。
早苗「あれ?あ!夕貴くん…と…幽香さん…!?」
意外なコンビに驚く早苗をみて、夕貴の言葉を途中で止め、見下すように言い放った。
夕貴「あぁ、おはようごz幽香「あらどうも。誰かと思えば新参の青白巫女じゃない。何の用なのかしら?」
かなりムッとして、早苗が切り替えす。
早苗「いえ、とんでもない!あなたみたいに友達も少ない人が夕貴くんと一緒にいたからミスマッチな気がしてしまって…お邪魔でしたか?」
どうやら二人とも、お互いの思いが理解出来たようだ。
夕貴「いや全然だいj幽香「あら?自覚あるのね?邪魔だって」
早苗「えぇ、あなたと違って思いやりがありますから!あ!夕貴くん、ゴミがついてますよ?こ~こ!」
ウフフと可愛く笑いながら夕貴の髪の毛からやたら近距離でゴミを取る。
あててんのよ!
夕貴「あぁ、ありがt「そうね、変なゴミがくっついてきてるわね」
バカにしたような目つきで早苗を睨んだ。
早苗「えぇ、クリスマスカラーのゴミですね!」
緑と赤のゴミである。
何故かどんどんとヒートアップする二人。笑顔でお互いの悪口を言いまくる。
さとり「あ、夕貴…と、早苗さんと幽香さん?」
夕貴「あぁ、さとり。買い物?」
三角関係ならぬ、四角関係の勃発である。
さとり「(この二人…)珍しいコンビですね。目に優しい緑の」
幽香「(この小5ロリババァが…)あら、貴女こそ迷子かしら?寺子屋ならあっちよ」
早苗「(チビは黙ってろ…)そういえば、ピンク色のミジンコ級おチビさん、今日は何を買いにきたのですか?」
完全に見下した口調の幽香に対し、爽やかに毒を吐く早苗はかなり性格が悪いとも取れる。
さとり「(クソビッ○めが…)別に私は食材を買いに。貴女達と違って家族が多いですから。夕貴を含めてね?」
幽香「へぇ~、じゃあ夕貴はお兄ちゃんね?まぁ可愛い妹だこと」
バチバチ火花を散らす三人と、戸惑う一人。
これ夕貴が悪いんじゃねぇ?
と、市の真ん中で美女二人とロリ一人とイケメソ一人が立ち話をしている光景は辺りから話のネタにされていた。
「ねぇ、あれって山の神社の巫女よねぇ…」
「えぇ、それにあのクリスマスカラーの女は確か前噂になってた赤い悪魔…」
「どうしてそんな人がここに?」
など、
「あれまぁ!美女二人連れていいだな~どっちかウチの嫁さんと取っ替えてくんねぇかな?」
「お前じゃ無理だぁ~!おら見たいに二枚目じゃねぇと!それに、ほれ!子連れだべ!」
「あれまぁ~!若いのにご苦労なこった!」
などなど周りから聞こえてくる。
ただ、三人の耳には全く入っていない様子。
夕貴にはバッチリ聞こえているようだが。
夕貴「ちょっと、皆見てるかr…」
三人「ちょっと夕貴(くん)は黙って(下さい)(もらえない)(頂戴)!!?」
ちょっと台詞にばらつきがあるが、チームワークが抜群な三人。
夕貴「幽香、そろそろ行こう?」
遂に空気に耐えきれなくなった夕貴が幽香の手を引いて、人混みに紛れる。
幽香「え…!?あ、えぇ!(見たか…ビッ○とロリめが…)」
早&さと「…(あのクリスマスカラーアスパラガスがぁぁ!!)」
お互いに生気の無い目を合わせると、その場からふらっと何処かへ立ち去った。
幽香「(あ~びっくりしたぁ~…)ね、ねぇ夕貴?」
夕貴「どうしたの?」
幽香「その、、。手…」
夕貴「え?・・・。あ!ごめん!」
バッ!と手を離すと、赤面で幽香に謝罪した。
幽香「いや、、何も謝るほどのことじゃぁ…それより手、離すのね」
え?の顔をした夕貴に呆れたように腕を引き、自分の腕と絡めた。
幽香「別に気にしないで?さ、行きましょ?」
夕貴「・・・///」
二、三回小さく頷くと、幽香に腕を引かれながらゆっくりと歩き出した。
おい、添い寝は大丈夫なのに腕はダメってどういう事だ夕貴。
夕貴って実は結構お姉さん系も好き?
お姉さん系?いいえ、ケフィアです。


