感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。


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昼休みにはたいがい本を読んでいる私。
そんな私の姿をずっと見てくれていた人がいた。

ある日の昼休み。
いつもどおり、おいしいおいしいあもちゃんお手製お弁当を食べ終え、
鞄からゴソゴソ本を出していると、突然、話しかけられた。

「毎日、本読んでますね。」
「昨日は分厚い本読んでましたよね。今日は文庫本なんですね。」
「どれくらいのペースで読んでるんですか?」

という会話から始まり、あれこれ話すようになった。

彼女は、

今まであまり本を読まない人生だったが、
これからの人生、おもしろい本をぜひ読んでいきたいと思っている。
でも何がおもしろいのかわからないから、何を買っていいのかわからない。
おすすめの本とかないだろうか?

と問うてきた。

むむー。
こういう質問が一番難しいんだよねー。

しかしながら、本のソムリエあもちゃん、←本日いきなり開業。
お客様のお好みにあったご本を、心を込めてお選びいたします。


さてお客様のことをちょっとお尋ねしてよろしいですか?
と、いくつか質問をし、お客様のブックカルテを作りあげていく。

■最近読んだ本で印象に残っているのが、角田光代の『八日目の蝉』。
■吉本ばななの作品はどうも合わない。
■『謎解きはディナーのあとで』を読んだけど、おもしろくなくて途中でやめた。

私に与えられた情報は以上であったが、なんとなくは掴めた。

それにしても、
『謎解きは~』は、ほんとおもしろくなかったよね~。
わかるわかる。
無駄な時間を過ごさせてごめんなさいね。
あの人、岡山の人なのよ~。
私とは全く関係ないけど、ごめんなさいね~。

という悪口を挟みながら、彼女のお口に合うであろう本が決まった。


森に眠る魚/角田 光代

¥1,575
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角田光代『森に眠る魚


天国旅行/三浦 しをん

¥1,470
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三浦しをん『天国旅行


楽しんでくれるといいなあ。

私としては、
桜庭一樹とか小川洋子とか道尾くんとか、なんなら西村賢太とか、
ガンガン押し付けまくりたいところなのだが、
これで読書が嫌いになったら、元も子もない。
まずは本を楽しむところから始めよう。
誰にでも読めて、シンプルで、かつ、おもしろい世界に、そ~れ。
そして最終的には、西村賢太のディープな世界へ誘うつもり・・・フッフッフ。


まだまだ話し足りなかったが、 ←気づけば一方的に雄弁に語っていた私。
昼休みが終わった彼女は去っていった。


さて。
昨日、ちょうど本を読み終えたから、今日から新しい本なんだ~。ウフフ。
パサ。
本を開く。

私「ん?あれ?・・・わあっっっっっっ!!!」

いきなり下巻。
持ってくる本、間違えた。

私「・・・・もう、寝よ。zzzz。」

人に本とかすすめてる場合じゃねえ。
まずはおっちょこちょいをなんとかしなくちゃ。

本のソムリエ、終わりました。

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