2011-04-12 18:04:33

法務省「死刑の在り方についての勉強会」に出席し、死刑廃止への一歩を踏み出すようアピール

テーマ:死刑廃止

アムネスティ日本では、4月11日に法務省で行われた「死刑の在り方についての勉強会」第5回会合のヒアリングに出席し、死刑廃止に関するアムネスティの意見について、発表しました。

1、勉強会の参加者

法務省からは、江田法務大臣、小川法務副大臣、黒岩政務官の3名。そして、官房審議官(刑事局担当および総合政策総括担当)、刑事局長、刑事局総務課長、刑事法制管理官、矯正局長、矯正局総務課長、成人矯正課長、保護局長、保護局総務課長が出席しました。

アムネスティ日本からは、若林事務局長、死刑廃止担当の天野職員、死刑廃止ネットワーク東京のボランティアメンバーである可知さんの3人が発言者として、また、同じく死刑廃止ネットワーク東京の大久保さんが記録係として出席しました。

アムネスティ日本・スタッフブログ-法務省「死刑の在り方についての勉強会」の様子 法務省で行われた「死刑の在り方についての勉強会」の様子。
撮影:(社)アムネスティ・インターナショナル日本






2、勉強会の内容
アムネスティの発言の持ち時間は25分で、その後で質問を受ける時間が15分という時間割でした(アムネスティから法務省に質問を行う時間は設けられませんでした)。

まず冒頭、江田法務大臣から「国民的に開かれた会議にしたいと考えている」旨の挨拶があり、続いてアムネスティ側の発言に入りました。

最初に、若林事務局長から、「アムネスティはあらゆる事例で、例外なく死刑に反対する。なぜなら、死刑は世界人権宣言にある「生きる権利」を侵害する、残虐で非人道的な刑罰だからである」と、アムネスティの基本的な方針を説明した上で、「死刑については、国家の制度として、その是非について多面的な議論が求められている。政治家は世論にただ従うだけなく、正しい方向に政治をリードしていくことが、その役割である。ぜひ一歩、踏み出して欲しい」と指摘しました。そして最後に、米国の動向に触れ、先進国で日本と共に死刑を存置している米国も、死刑廃止に向けた動きが強まりつつある、と指摘しました。

第二に、天野職員から、米国以外の国際社会全体の動向について説明をし、死刑執行国がますます限られた国に集中し、国連加盟国の1~2割に過ぎない現状を指摘しました。そして、昨年、死刑執行停止宣言を行ったモンゴルのケースに触れ、同国の大統領が国会で、「私たちの国を、市民が国家によって命を奪われることのない国にしようではありませんか」と国民に呼びかける演説を行い、死刑廃止に向けた動きが進んでいる現状を紹介しました。また、死刑執行停止を求める国連総会決議も紹介し、日本もこの決議に従い、死刑廃止に向けた一歩を踏み出すべき、と指摘しました。

第三に、日本の死刑制度の問題点について言及しました。国連の拷問等禁止委員会や自由権規約委員会からの勧告を紹介し、アムネスティの報告書の内容に言及しつつ、特に死刑囚が独房に投獄され、外部との面会が厳しく制限されていることや、精神障がい者や高齢者が処刑されていること、袴田巌さんのように深刻な精神障がいに苦しむ死刑囚がいる現状などについて、関連する国際人権基準に違反している、と強く指摘しました。

第四に、死刑廃止ネットワークセンターの可知さんが発言し、アムネスティで死刑廃止活動に関わる一市民としての思いを語りました。可知さんは、「人を殺すことは良くない、という当たり前の思いで、死刑廃止活動を行っています。私たちが、刑務官の方に死刑執行をさせている。しかも裁判員制度が導入され、市民自らが死刑判決を下すという、恐ろしい事態になっています。今回の原発事故を見ても明らかなように、人間の行うことに絶対はなく、間違いは必ずあります。そんな人間が行っている制度の中に、人の命を奪うという絶対的な刑罰があって良いのだろうかと思います。一日も早く死刑執行を止め、死刑廃止に踏み出して欲しい。」と、自らの死刑廃止についての思いを述べました。

最後に、若林事務局長から、締めくくりの意見として、死刑廃止へのステップとして下記の4点を強調し、アムネスティの発言を終えました。

・国連総会での死刑執行停止決議に従い、ただちに死刑執行を正式に停止すること
・精神障がいが関係しているかも知れないあらゆる事件について、独立した再調査を行い、精神障がいを持つ死刑確定者が死刑執行されないよう保証すること。また、死刑囚の状況を改善する国連人権機関からの勧告に従い、死刑確定者の処遇を改善すること
・刑場の公開にとどまらず、死刑確定者の処遇、死刑執行に至る過程などを含む死刑制度の現実について、徹底した情報公開を行うこと
・法務省内の勉強会をさらに進め、死刑判決を受けた人びととその関係者(再審で無実が判明した人も含む)、弁護士、NGO、宗教者などを加えた、死刑廃止に向けた公的な議論の場や国会での調査会などを設置すること

*アムネスティの発言終了後、アムネスティの活動や、上記の提言内容に関して、江田法務大臣および刑事局長から質問が出されました。勉強会での発言の詳細につきましては、今後、法務省の「死刑の在り方についての勉強会」のサイトに掲載される予定です。

※アムネスティ日本がこの勉強会に提出した資料は、下記からご覧になれます。

・法務省「死刑の在り方についての勉強会」ヒアリングにおけるアムネスティ日本の意見
・法務省「死刑の在り方についての勉強会」ヒアリングにおける説明資料(パワーポイント)
・法務省「死刑の在り方についての勉強会」ヒアリングに提出した付属資料の一覧
・アムネスティ「死刑に関する一問一答」
・報告書「2010年の死刑判決と死刑執行」(抜粋・仮訳)
・報告書「首に掛けられたロープ~日本の死刑と精神医療~」(要約・仮訳版)

2011-03-10 11:02:06

出版・編集スタッフを紹介します

テーマ:NGOスタッフ

出版・編集スタッフKさんを紹介します。


Kさんが職員となったのは、なんと昨年の春!

一年近く経っていまさらの紹介をしています。

すみません!すみません!サボっていました。


ですが、今年になって、事務局長も含め、新人スタッフが何名かいます。

いまさらですが、スタッフ紹介をやることを決意(!)した次第です。

きょうまで引き伸ばしちゃった私を許してくださいね。(古株スタッフのReyko)


というわけで、出版・編集スタッフKさんをインタビューしました。


R 「Kさんをブログで紹介していいですか?」


K 「今さらだけど、いいですよ。(にこやかに)」


R (さわやかな笑顔は癒されるなあ)


R 「それでは、ご趣味は?」(お見合いじゃあるまいし)


K 「そうですね、旅行とクラシック音楽でしょうか。ビオラを弾きます。」


R 「ええ~~! なんと優雅な趣味!ビオラはどこで習ったのですか?」


K 「学生のときにオーケストラ部に入っていてそこからです。今も友人たちと演奏したりするんです。」


R 「素敵ですね。今も演奏されるのっていいですね。」


K 「地味な楽器ですが、音色がいいんです。独特の音があるんです。レコードでクラシックの音楽を聴くことも好きです。これもレコードならではの音が楽しめます。」


R (今度どこかで弾いてもらうかな・・・・と画策)


R 「レコード? 針などまだ買えるのですか?」


K 「どこにでもあるわけではないですが、ちゃんと買えますよ。レコードの音も独特でいいものです。クラシックのレコードも蒐集しています。」


R 「なるほど。 旅行はどこに行かれるのですか?」


K 「どこでも出かけますよ。今週末は沖縄に行く予定です。友人の結婚式でですが。」


R 「いいですね!海がきれいですよね。大きな水族館はスケールが大きくで一見の価値があります。楽しんできてください。

アムネスティ・インターナショナル日本の職員になって、半年以上経ちました。お仕事はどうですか?」


K 「いろいろな意味で面白い仕事です。勉強になります。」


Kさんの忙しい合間に、さささっとインタビューしてみました。


カタログなどでその笑顔をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

難問もにこやかにこなす頼もしいスタッフです。


これからも準次、新人スタッフ紹介をしていきますので、お楽しみに。

2011-02-23 17:12:41

アムネスティのモデルデビュー

テーマ:アムネスティ・ショップ

こんにちは、販売インターンの上田です!

 

寒い日が続くと思ったら花粉の季節がはやばやとやってきましたね。

先週あたりから鼻がむずむず、少しずつ花粉の季節の到来を体感して

います。

 

さて、先日アムネスティ50周年記念ムーミンTシャツや、4月から

販売が始まる春夏新商品の撮影会を行いました。撮影には、新事務局

長の若林さんと出版担当職員の金箱さんも参加してくれたんです! 

私も販売インターンのシメということで、今回初カタログモデルを務

めさせてもらいました。


アムネスティ日本・スタッフブログ
●出版担当職員の金箱さんと


写真を撮られるのって簡単なことだと思っていましたけど、結構大変な

んですね。。


アムネスティ日本・スタッフブログ
●指輪の撮影・・・腕がプルプル

 

「あごを引いて、体は少し前かがみ、でもって手は力を入れて体から少

し離して…」などなど。カタログに使われる数枚の写真のために、100

枚以上の写真を撮りました。

 

慣れない姿勢と継続的な笑顔作りで、途中顔が引きつってしましました

が、それでボツになった写真もたくさんあるんだろうな。。そんなたく

さんの写真の中でも私のお気に入りの写真は、新事務局長とのツーシ

ョットです!!「親子でアムネスティ」がテーマなんです。


アムネスティ日本・スタッフブログ
●新事務局長の若林さんと


最後になりますが、去年の12月からはじめた販売インターンを今月

で卒業することになりました。たった3ヶ月間と短い間でしたが、そ

の間ブログを読んでくださった方々、ブログからアムネスティの活動

やフェアトレードなどに関心を持ってくれた方々、イベントなどに足

を運んでくれた方々、そしてアムネスティをいつも応援してくださっ

ている方々、本当にあ
りがとうございました!!みなさまからいただ

いたコメントや声援がとってもうれしかったです!

 

もともとアムネスティのジェンダーチーム で活動している身でしたの

で、インターンを終えてもボランティアメンバーとしてアムネスティ

での活動は続けていきます。様々な形でかかわることがあると思いま

すがこれからもアムネスティ共々よろしくお願いします。

2011-02-16 16:52:06

アースガーデン冬2011@浅草!~フェアトレードチョコレートと児童労働~

テーマ:アムネスティ・ショップ


こんにちは、アムネスティ販売インターンの上田です!


毎年恒例の「アースガーデン"冬"EARTH@HOME」が、211日(祝)、


12日(日)に浅草にある都立産業貿易センター台東館で行われました。


初日の11日は大雪だったにも関わらずたくさんの人たちが足を運んで

くれました。

アムネスティのブースでは、バレンタインデーに向けて

バレンタインデー・アクション2011 」の呼びかけをフェアトレード

チョコレートの販売と一緒に行い、そのほかにも新商品の「TAKEFU

シリーズや、児童労働に関する書籍 の販売もしました。


アムネスティ日本・スタッフブログ

2日間の売り上げ総額は、105000円!!フェアトレードチョコレート

だけでも、324枚も購入していただきました!!!

最近ではデパートや雑貨屋さんなどでフェアトレードチョコレートが

並んでいるのを見かけるようになりました。


日本でも着実に普及してきているんだと、とても嬉しい気持ちになる

一方、スーパーやコンビになどで100円前後で買えちゃう多くのチョ

コレートが児童労働を使っているものだったりする現状もまだまだ

あるんですよね。。



世界には学校に行けず児童労働させられている子どもたちが、2億1800万人

いるとされていて、これは世界の子どもの7人に1人に相当するんです。

そして西アフリカのカカオ豆農場では、今日も25万人を超える子ども

たちが学校にも行けず働いているんです。


今回のアースガーデン冬や、アムネスティを通してフェアトレード

チョコレートを購入してくださったたくさんの方々がすでに、コート

ジボワールの大統領宛にアピールハガキを手にしています。


その一枚一枚のハガキが送られることで、

児童労働をなくすことができます。


働く子どもたちの汗と涙は決して私たちとは無縁ではありません、

フェアトレードチョコレートを選ぶことや、それをプレゼントとして

送ること、カカオ豆農場の児童労働をなくすためのハガキを送ること

で「児童労働をなくそう!」という声が確実に市民や政府に届きます!

まだアピールハガキが手元にある方は今からでも遅くないので、声を

届けてください!そして、コートジボワールの大統領にアピールハガ

キを送って声を届けたい!という方は、【こちら 】からダウンロード

できます。


寒いなか会場まで足を運んでくださった方々、アムネスティの取組に

関心をもちお話を聞いてくれた方々、バレンタインデーアクションに

賛同してくださった方々、本当にありがとうございました!

2011-01-31 18:11:34

まだまだ続く寒い冬に

テーマ:アムネスティ・ショップ

こんにちは、アムネスティ販売インターンの上田です!

全国的に寒い日が続いていますが、みなさん風邪などひ

いていませんか?春が待ち遠しくなりますが、これから

もっと寒くなるそうなので、まだまだ春支度をするには

時間がかかりそうです。

そこで今回アムネスティでは、寒い日をあたたかくして

くれるアルパカのポンチョ 」黒と茶の2色のご紹介です!


アムネスティ日本・スタッフブログ

アルパカポンチョ(ブラック・ブラウン)

\16,800(税込)


軽さと手触りの滑らかさ、そして保温性において、毛糸

の中でも最高級といわれるアルパカ。ペルーのチチカカ

湖近くの町に住む女性たちがひとつひとつ丁寧に編んで

くれました。


貧富の差が激しいこの地域では、特に学歴の低い女性たちに

安定した職はありません。そんな中、こうした編み物の

事は彼女達にとって家計を支える大切な仕事になって

いるんですね。


まだまだ続く寒い冬をふわふわで温っか~いポンチョと

すごしてみませんか?

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