今回は前からブログで書きたかったネタです。

皆さんフォーカステスト、フォーカスグループってご存知ですか?(誰かに日本語ではこう言うんだよ、と聞いたけど、忘れてしまった...)在米日本人の皆さんにはあまり聞き慣れない言葉かもしれません。Wikiには日本語のページがありました。

アメリカでは製品が市場に出る前に割とよく行われます。要は「その製品(サービス)を使うであろう対象の人達を集めて、実際に試してもらい、感想や反応のデータを集める」と言った感じでしょうか。その集めた人達をフォーカスグループ、そのテストをフォーカステストと言います。
私は以前ソフトウェア会社の開発部にいたので、フォーカステストは行う立場でした。今はすっかり専業主婦になり、テストに参加する立場になりました。

フォーカステストに参加するのに資格は要りません。
フォーカステストに参加するには、フォーカステスト委託会社や、会社付属のリサーチセンターみたいな所に登録します。大抵年齢、性別、家族構成等で条件にマッチすると、ちょっとしたアンケートがメールで来るか、電話で短いインタビューに答えます。そして採用が決まると日時の指定の連絡が来ます。


テストは約30分から1時間くらい。おそらくほとんどのフォーカステストは報酬が出ます。(報酬の出ないテストに私は参加したことがありません)テストが終わるとすぐに現金やギフトカードでもらえます。報酬は内容次第ですが、50~100ドル。ただし、私が書いているこれらのことは全て英語で行われます。そんなに高度なことについて話す必要はないのですが、グループの前で英語で意見を述べたり、質問に答えたりするのが苦手であればあまりおすすめしません。


今まで私が経験したフォーカステストは...

1)インターネット関係のサービスについて、大人だけ6-7人のグループで、そのサービスについて2時間くらいのディスカッション。その様子をビデオに録画。かなり以前なので忘れてしまったけど、結構いい報酬だった。

2)大人向けの日用品に付いている、子供のイタズラ防止の安全装置がちゃんと機能するか。3-4歳の子供達のグループにその製品を与え、何もイタズラできなければOK。これはなみがテストして15分くらいで終わって、50ドルくらいもらったかな?

3)7-8歳児の男の子達を集めて、好きなおもちゃとか、「こんなのがあったらどう思う?」のようなディスカッション。ひでおが30分くらい参加して75ドルのVISAギフトカードをもらいました。ひでおは30分話をしているだけでつまらなかったようです。

4)7-8歳児のお母さん達6人を集めて、新製品の試作品を見せて試してもらい、「この製品が市場に出たら、子供に買い与えるか?どうやったらもっといい製品になるか?等の1時間のディスカッション。ターゲットのギフトカードをもらいました。

テストが行われるのはほとんどが夕方から夜にかけてです。働いている人に考慮して9時から参加できるテストもあります。子供の場合は学校が終わってからの4-5時が多いです。そんなに頻繁には来ませんが、私がこういうテストに参加するのが好きなのと、終わったらすぐに報酬がもらえるので、ちょっとしたお小遣いになって嬉しいです。

もし興味があれば以下が私の登録している会社です。(回し者じゃないですよ~。私は何ももらえません)
http://www.trotta.net/join.htm
https://www.facebook.com/MattelImaginationCenter/info

Imagination Centerの方は3-7歳くらいの子供のフォーカステストが多いです。毎週「今週のフォーカステスト、参加者募集!」のメールが送られて来ます。


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