著作権問題を回避できるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスってなに?
「著作権侵害は犯罪です」という記事が、アメーバスタッフブログに公開されてアメーバーブログは大騒ぎになっています。

icon of law and crime for Wikinews by Przykuta, DTR, Vask , Klaus with K ,on Wikipedia COMMONS

著作権侵害は犯罪です
via: 著作権侵害は犯罪です|スタッフブログ
無断で新聞やテレビの画像を投稿することは著作権侵害となり、
著作権者が告訴した場合には、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金
の対象となります。
まあ、間違いではないのでしょうが、十分な対応策を提供せずに
このように恐怖心を煽って規制しようとするやり方は
僕はだいっ嫌いです。
著作権侵害に対する、アメーバからの注意喚起は今に始まったことではなく、
全てのアメブロのサイドバーのいちばん下に
※著作権についてのご注意
↑というリンクが、ずいぶんむかしからつけられています。
僕がアメーバに登録した2009年10月にはすでについていました。
↑上のリンク先に何が書いてあるのか、大切なことですから一度はお読みになっておくことをおすすめします。
リンク先の「Amebaヘルプ|著作権の考え方」から、3点だけ引用しておきます。
著作権の考え方
via: Amebaヘルプ|著作権の考え方
Q 他人の著作物を掲載できますか?
A 著作者、つまりはそのものを創り、利用の権利を持つ人の承諾がない限り絶対にしてはいけません。
著作物の違法利用は法律で禁止されています。
Amebaでは、事前に連絡なく該当するコンテンツを削除する場合があります。
Q どれを使っていいのかわかりません
A 自分以外が制作した画像や文章を掲載したい場合には、制作元に使用の可否をご確認ください。
Q 著作権を侵害しているブログを見つけました!A 著作権の侵害は、著作権者からの申告がないと対応することができません。著作権者の方にお伝えください。
・著作権侵害がある場合は、事前連絡なしに記事削除の可能性がある。
・著作権使用の可否は、著作権者に問い合わせること。
・著作権侵害の通報は、著作権者にしてください。
ということです。
この3点以外にも重要なことが書かれていますので、読んでおいたほうがよろしいと思います。
以下、法律解釈の微妙な部分も含まれますが、この記事に書いていることはあくまでも水村個人の見解であります。
著作権法違反の罰則は親告罪
もういちど、スタッフブログに書かれている「著作権者が告訴した場合には」という部分にご注目ください。著作権法違反にはスタッフブログに書かれているような刑事罰もありますが、
そのほとんどは著作権者から訴えられた場合だけです。
(例外は違法コピーソフトの販売や、著作者名を偽って販売した場合など。)
つまり、著作物を勝手に使用しても著作権者が訴えなければ刑事罰に問われることはありません。
もちろん刑事罰以外にも、著作権者が民事的に差止請求、損害賠償請求、不当利得返還請求を行うこともできます。
(いきなり告訴するよりも、直接個別に差し止めを要求して、従わなければ民事的な訴えを起こすのが良識ある大人の行動だと思います。)
世の中には、
「著作物を勝手に使用されたくないので、使用する場合は必ず許可を取ってください。」という考えの人と、
「私の著作物はどんどん世の中に広めてもらいたいので、勝手に使っていただいてけっこうです。」という考えの人もいます。
さらには、
「著作物を社会の財産としたいので、著作権を放棄します。」という考えの人までいます。
いずれを選ぶのも著作者の権利です。
著作権は創作者の権利を守るための大切なものですが、うっかりすると人類の創作活動や文化をがんじがらめにしてしまいかねない諸刃の剣なのです。

Lady Justice by nabilishes [will be back after exams], on Flickr"
・・・と、ここまでが長い前書きです。
では、われわれブロガーは他人の著作物を使用するためにどうすればいいの?
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは?
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)とは、作者が自ら「この条件を守れば私の作品を自由に使って良いですよ」
という意思表示をするためのツールです。
国際的非営利組織であるクリエイティブ・コモンズが提供していて、日本にもクリエイティブ・コモンズ・ジャパンがあります。

↑リンクしています

↑このようなマークをご覧になったことがあると思います。
これがクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのマークで、どの範囲の権利を主張しているのかマークの種類でわかるようになっています。
権利の範囲には次の4項目があります。
| 表示(BY) | 作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、 著作権者の表示を要求する。 | |
| 非営利(NC) | 作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、 非営利目的での利用に限定する。 | |
| 改変禁止(ND) | 作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、 いかなる改変も禁止する。 | |
| 継承(SA) | クリエイティブ・コモンズのライセンスが付与された作品を改変・変形・加工してできた作品についても、元になった作品のライセンスを継承させた上で頒布を認める。 |
より引用 》ここで、著作権者の表示につきましては、↓こちらの過去記事をご覧ください。
⇒ Vol.152.画像をダウンロードする方法(画像URLとは?&著作権表記)

以上の4項目の組み合わせで、その作品がどのライセンスを主張しているかを表現するのですが、クリエイティブ・コモンズではそれを6通りの組み合わせにしています。

いちばん左が全ての権利を主張する「All rights reserved」。
いちばん右がパブリックドメイン(Public domain)といわれる、著作権が消滅したもの、あるいは著作権者が権利を放棄したもので、
その間の6つのレベルの権利主張をCCライセンスで表しています。
右側に行くほど権利の範囲が小さくて利用の制限が小さくなっています。
著作権は誰かから与えられるものではなくて、創作者が主張するものなのです。
その主張が法律で保護されていると考えるといいのではないでしょうか。
6種類のCCライセンスについての詳しい説明は、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのサイトに書いてあります。
⇒ クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

そしてこれらのマークが、CCライセンスつきで作品を公開しているサイトに記載されています。
それぞれの意味はマークをクリックすると説明が開くようになっています。
たとえば、

この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。
↑これはいちばん利用制限が大きい「表示-非営利-改変禁止」のマークです。
クリックすると「コモンズ証」と呼ばれる、ライセンスの主旨をわかりやすくまとめたページが開きます。↓

↑「表示-非営利-改変禁止」というCCライセンスはどういう条件を守ればなにができるかということが明記してあります。
Flickrなどのサイトで、日本語以外で表記されたコモンズ証が表示されることもあります。

↑コモンズ証のページのいちばん下に言語切り替え用のリンクがありますので、「日本語」をクリックすると日本語で読むことができます。
ちなみに、Flickrだと↓こんなマークが使われています。

クリエイティブ・コモンズは、
創作物をできるだけ広く公開したいという作者にとっても、
すばらしい作品をブログで使わせて欲しいというユーザーにとっても、
たいへん役に立つものですね。
クリエイティブ・コモンズの意味を説明している動画がありますので、掲載しておきます。
Wanna Work Together? (Japanese subtitled) - YouTube

素敵ですねぇ。感動して涙が出そうになりました。
著作権は制限するだけのものではありません。
創作者の権利を守って保護しつつ、作品を広く世界中に広めるためのガイドラインなのです。
すばらしい作品は活用させていただいて、あなたのブログをもっと素敵にしていきましょう。
著作権は、公のものではありますが、
基本的に著作権者と利用者との個人対個人(法人も「人」です)の問題だと思います。
あなた自身が著作権とどう立ち向かうか、
あなた自身で判断して、あなたの責任で行動するしかないのではないでしょうか。
そのためにも、ブロガーにとって、著作権のきちんとした理解はどうしても必要になってきます。
ほんの10日ほど前にも貼ったリストですが、ここにももう一度貼っておきます。
著作権関連記事:(別窓で開きます)
Vol.546.イタリア豪華客船転覆事故の写真がブログに貼れる

最新ニュースの画像でも、著作権侵害せずにブログに貼ることができます。
Vol.152.画像をダウンロードする方法(画像URLとは?&著作権表記)

著作権の表記方法&Flickr画像検索方法
Vol.359.著作権侵害をしてしまわないために。【まとめ】

著作権侵害におびえずに、積極的に活用していく方法。
Vol.422.引用符「“」と「”」で引用文をかっこ良く囲む方法

読者さんにも検索エンジンにも引用であることをはっきり示す方法
著作権侵害事例:
Vol.142.ドラえもん 本当に泣ける最終話の動画(著作権侵害の話)

ドラえもんの最終話をめぐる著作権侵害事件
Vol.271.著作権侵害にご注意

最悪の場合ASPの強制退会や当局への通報もあり得ます。(ASPの規約違反)
Vol.285.著作権侵害にご注意ふたたび

いきなりアメブロをぜんぶ消されたなんて話が出てきた。(アメブロの規約違反)
Vol.393.楽天アフィリエイトの規約違反事例が追加された

著作権侵害しているサイトに楽天の広告を掲載してはならない。(楽天の規約違反)
Vol.311.「パクリ」は悪いのか?

著作権を侵害するとどうなるか?著作権法における罰則規定の概要
素材を集める方法:
Vol.151.アマゾンリンクをアメブロに貼る方法

アマゾンリンクなら表紙・ジャケット・芸能人写真が貼れます
Vol.304.2010年の『最も美しい顔100』にランクインした日本人は?

アマゾンの写真がトリミングできるブログ画像ゲッター
Vol.235.ブログで使える無料の画像が数十万点。写真素材PIXTA

豊富な写真やイラストの中から上質の画像が選べます。
Vol.337.高品質な写真素材が無料で使えるペイレスイメージズ

ハイクォリティな写真が1日5枚まで無料ダウンロードできます。
Vol.400.一度は見ておきたい美しい自然の驚異5撰

ブログに貼りつけられる画像を見つけてブログに貼る方法(Flickrなど)
Vol.199.ブログヘッダー画像の作り方2(ベースの画像を入手する)

ヘッダー画像に最適な横長画像のありかと著作権問題
著作権についてまとめて知るなら↓この本がいいと思います。

外部リンク:
・著作権侵害は犯罪です|スタッフブログ

・Amebaヘルプ|著作権の考え方

・クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

・クリエイティブ・コモンズ - Wikipedia

・クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン


この記事に掲載している画像は、個別に明記していないものに関しては下記のサイトから転用させていただいています。ライセンスは、元のライセンスを継承します。
・クリエイティブ・コモンズ・ジャパン

・クリエイティブ・コモンズ - Wikipedia


また、引用をのぞき私 水村亜里が書いた文章につきましては、クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1
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