「僕の村は戦場だった」
「鏡」
「ノスタルジア」
3作品だけだけど、フィルムで見れた。超貴重!
タルコフスキーの母って、どんな人だったんだろう、といつも思う。
今回見た3作品だけでもそうだし、「惑星ソラリス」でも、「ストーカー」でも。
直接的ではないけど「サクリファイス」でも。
多くの作品で“母”が描かれている。お母さんがとても大事なんだろうなぁ。
母親。あとロシアだね。
何かの文献で、ロシアから亡命したあとも自分の映画はロシア映画だ、
みたいに言っていたとのことを読んだけど、まさにそうだと思う。
自分には何も論ずることができないんだけれども(もどかしい!)とりあえず、
母親、そして故郷についての何か強烈な思いだけは感じるんだな、タルコフスキー様。
それにしても、「鏡」で、母親が髪を洗っているところから“現在”に時間が動くところは
圧巻ですな。モンタージュ!とかそんなんじゃなくて、時間なんだよ、あれは。
「惑星ソラリス」でも妻と母の幻影が入れ替わり立ち代り?みたいなところがあったけど
なんというか、私は彼の撮影法を暴くつもりはさらさらないので、
ただただ、彼の映像マジックに酔っていたいのです。マジックです。
タルコフスキー様。。
「ノスタルジア」はもとから大好きで、映画というもののなかで一番好き、くらいに好きで
本当、フィルムで観る機会なんてあまりないから、舐めるように観た。
一番最初に「ノスタルジア」を観たとき、ラストでどんどん引いていくところで
うわああああああああああ・・・・・・(言語化不能)となったのだが、今回
「ラストにむけて『うわあああ』ってなるぞ、なるぞ」って思いながら見てしまって
それが或る意味邪念だったんだな、なんか、あまり感じられなくてショックだった。
わたくしがいけなかった。
それでも、映画に限らず何かを「初めてみる」(みることに限らず、どんな経験もだが)
は、本当に1回きりだから、最初の感動っていうのは大事にしたいね。
変に味知ってしまうと、なんかもったいないというか。
それでも素晴らしいものは、何度みても(経験しても)素晴らしい。
というか、今までは「ノスタルジア」が有無を言わさず#1だったけど
今回で「鏡」にものすごい魅力を感じた。
やっぱタルコフスキーすげえよ。
「ストーン クリミアの亡霊」
1992年 ロシア
どこで!チェーホフという記号を読み取ればよかったのか!
教養・・・。
ななめ。ななめ加減。
鏡越しにものごとを見ている気分。
「セカンド・サークル」
1990年 ソ連
まさに、“男の使えない加減”だった。
葬儀屋の女もビッチだが、なんていうか。
葬るのは、最後の義務なのね。
“私よりも先に世を去る親しきものは幸いである”ってなんか、
笑わせたいのだろうか。
「孤独な声」
1978年 ソ連
その風景、撮りたいと思ってしまうよね、うん。と思ってしまった。
でもやっぱりタルコフスキーにはかなわんよー。
舟の上のダイアローグが面白かった。
死を体験したい、死はきっとこの水の中みたいなんだ、
魚はそんな水の中にいるから生と死の間にいるのだ、
彼らは死を知っている、だけど話すことが出来ないし、目はうつろだ、
牛とはちがうのだ
みたいのが面白いと思った。
「マリア」
1975-88年 ソ連
とある農村の女性について、だけ、のドキュメンタリーだったら
うーん、歴史とかソ連とか、労働とか、もっと知ってないと真価がわからないー
とか思っていたら、その記録映画を9年後に上映するという2部構成になっていた。
撮ることと、撮られることと、見ることと。
本当にこれまだ続いてるのかなぁ?
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