2006-01-04 04:09:37

「ストーカー」

テーマ:映画
ストーカー
監督 アンドレイ・タルコフスキー
1979年 ロシア?

それにしてもひっどいジャケットだと思う。

映画はすばらしい。


観ているそばで、母が眠っていた。

たまに目を覚ましては、「何の映画?」とうわごとのように言った。

「何の映画って・・」

私は言葉に詰まった。

「難解で、何を言わんとしているのかわからない」

母は言った。

最初から観ていなくて、わからないのは当然である。

眠りながら観て、話がわかるほうが不思議である。

私は母にキレかけた。


それでも何の映画か、と聞いてくる母に、わたしは

こうこうこういうことで、こういうことが起こっている。

と言った。言った途端に、魔法が解けたような気になってしまった。

何が起こった、という映画ではないのだ。

たしかに起こる事象はある。

だけど、起こっていることが重要なのではない。

映っているもの、が重要なのか?

映っているものを自分の眼で体内に取り込み、

そこから意味ではなく、価値を生成することが重要なの かもしれない。

そうだとおもう。

少なくとも、“内容”を話せ、といわれるまで私はそういう風にこの映画を楽しんでいた。


このカットにこの意味がある、ってわからなくてはならないのでしょうか。

意味の世界とは怖いものである。

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