社会人2年目にして、働き方とか、生き方とか、考えまくっている筆者。

本を読んで多くを学びなさい!とはよく言われることですよね。

よし、やってみよう、ということではじめました。

読書→アウトプットの場。

本を読み、何かを得て、その上で自分は何をできるか。

行動に移し、どこへ歩んで生けるか。

道を探していきます。


さらに、この場を見てくれた人に、

「何か」を残せたら幸せです。

『悩む力』/姜尚中―抽象度の高い、「考え方」の問題。

2008年11月07日 テーマ:ブログ
悩む力 (集英社新書 444C)/姜尚中
¥714
Amazon.co.jp

こちらも今話題の、「売れている」本。

悩み、悩み、悩みぬいて、強さを身につけよう、

というメッセージがこもった本。


実際は「悩み」に重きが置かれているというよりも

皆が悩む人生の様々な場面について

夏目漱石、マックスウェーバーらの考えに触れ、

悩むことはマイナスの要因ではなく、

その先に覚悟や達観が見えてくる、という

「考え方」の問題に重きが置かれている。

「問題→悩み→答え」という流れだけが道ではない、と。


「皆が悩む様々な場面」とは、

・今を生きる

・自己とは

・金

・知

・青春

・宗教と自由

・働くこと

・愛

・生と死

・老い

など。


どれも簡単に答えが出る話ではない。

答えを出しているわけではないが、

悩みを肯定し、もう少し抽象度の高い概念のところで

ヒントを与えることを意図したような本である。



「考え方のところ」。

これは非常に重大な問題だと私は思う。

どんなにテクニックに優れていても、

土台の磐石さと進む方向性は大切にしなければならない。

抽象的で掴みにくいが、根を曖昧に進むと

最後に破綻をきたす。


現実として、この土台がずれているように感じるところは

あまりにも多い。

多くの組織、仕組み、制度にクエスチョンマークがつけられる。

土台の脆弱性、方向性のズレに目を瞑りながら、

(あるいは気付かないまま)

大きくなった組織や仕組みはそのズレが目に見えることを

隠すために複雑に入り組んだ表層部を築く。

本書では「個人の考え方」レベルで根本にメスを入れている。

それは個人の考え方ならば土台、根本のアングルを変えられるからではないだろうか。

逆に、組織や制度の根本を変えるところには言及していない。

入り組みきったものを変えるには壊すしかないから。


では、壊すにはどうすればいいか?

壊さずに変えることはできないのか?

できるとすればそれは誰なのか?


土台・根本が強固な「個人」にしか

入り組みきったものを壊すことはできない。

結果として「個人」に戻ってくる。

だから変えるべきは個人。


だからこそ「個人の考え方」のアングルを変える。

「根本を考える」「土台から築く」視点を習慣づける。


具体的な本がもてはやされる中で、

この抽象的なことばかりを考えさせられる本作は

久々に物事の根本にまで想いを馳せさせてくれた。


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脳を活かす仕事術/茂木健一郎

2008年10月21日 テーマ:ブログ

脳を活かす仕事術/茂木 健一郎

¥1,155
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今をときめくコメンテーター、茂木健一郎。

著作を初めてよませていただいた。


おそらく本書は茂木氏の「全てを賭けた一冊」ではない。

忙しい中、漠然と考えとしてあったものを

一気に書き記した著作と推測できる。

しかし、だからこそ生まれた明快さと疾走感が心地よい。


シンプルに、深すぎず、浅すぎず。

非常に読みやすく、かつ意図がズシンと伝わってくる。


メディア(というかテレビ)の要求にうまくこたえ、

その上で自分の言葉ものせていく。

この作業が確信犯的に行われていることもわかった。

失礼を覚悟で言えば、予想をいい意味で裏切ってくれた一冊となった。

さて、本題。

==============================


「なにがいいか」は分かる。

しかし「どうすればできるか」はわからない。

時に人はこうアドバイスをする。

「とにかくやってみなさい」


実はこれが非常に的を射ている、というのが本書の一つの

「言いたい事」。


「感覚系」と「運動系」と表現される

インプットとアウトプットのサイクルをまわす。

これによりインプットとアウトプットが結びつく。

私たちは時に、向上心をもつあまりインプットが肥大になり、

知識や感覚ばかりが研ぎ澄まされる。

しかしそれでは意味がない。


インプットとアウトプットは本来直接は関連しあわないもの。

それを結び付けていく行動が、

「とにかくやってみる」。

体を動かす。手を動かす。

これでしか「運動系学習」すなわち「アウトプット能力」は発達しない。


「やってみる」ためにはどんな方法があるのか。

とるべきスタンス、距離感、前提、考え方・・・

様々な切り口から様々な手法が語られる。


個人的に好きなのは

「思考のリフティング」と「世界への問いかけ」。

きっと人それぞれが漠然と描く「大切な考え」

に近い切り口が出てくるだろう。


ただ、「仕事術」の手法一つ一つは決して突飛なものではない。

にもかかわらず本書には一貫した説得力がある。

なぜか。

それは、「脳」という立場を貫くことによる立体的な視点の為だろう。

筆者の主観に近いであろう主張も

脳の仕組みという立場をとることで2次元を離れ、

冷静で客観的な3次元の世界、俯瞰の視点を獲得している。

結果として本書の魅力と読みやすさ、説得力につながっている。


これが「茂木先生」の武器であり、

本書内でも語られる

「相手の要求に沿いながら自分の魂をぶつける」

ということなのだろう。


世の中の要求に応えられ、

さらに自分の「生命を輝かせる」「武器」を手に入れたい。


その為に自分はインプット→アウトプットを行っていこう。

そう背中を押してくれる作品となった。


==============================



この著作自体も著者のアウトプットの一環だといえる。

しかしそれは私にとってのインプットでもある。

そして私にとってのアウトプットはこの記事だとも考えられる。

この記事が誰かにとってのインプットになる可能性だってなくはない。


インプットとアウトプットのサイクル。

螺旋階段を上るようにこのサイクルをまわしていきたい。

その中で他の人をこの上昇する螺旋階段に

巻き込むことができたら。

そう考えると、

「喜びの中で脳の入力と出力のサイクルを回す」

ことができると思えてくる。

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『祖母力』―謙虚さと頑固さの共存、「出会い」を引き寄せる覚悟―

2008年10月03日 テーマ:ブログ
祖母力 うばぢから オシムが心酔した男の行動哲学/祖母井 秀隆
¥1,575
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祖母井 秀隆―

ジェフのGMとしてオシムを日本に招き入れ、

現在フランスリーグ1に所属するグルノーブルのGM。


グルノーブルは今季リーグ1に昇格し

開幕時は旋風を巻き起こした。


そんな彼の「規格外」の人生と

今の彼の核となっているオシムとの物語。


おそらくこの人は自分が思っている以上にすごい人。

謙虚さと頑固さが高レベルで共存している稀有な人。


学んだのは、

オシムのサッカーにも通じる

彼の生き方。


リスクを負い、

信念を追い求め、

対立を恐れない。

その中で必ず現れる支持してくれる人々を引き寄せ、

巻き込む。前へ前へ進んでいく。

平坦ではない道のりを、

しかしその道のりをどこか楽しみながら歩む。


大学の2軍を日本リーグと戦うステージ寸前まで引き上げたり、

ほぼ体一つでドイツに向かい、サッカーをし、

大学でコーチング、スポーツマネジメントを学んだり。

そもそも高校からサッカーを初めて県選抜になるなんて。


読んでいるとサラッと語られるエピソードが

実は「規格外」。

サラッと語られるのは彼に謙虚さとエピソードとは程遠い

やわらかさがあるからなのだろう。


謙虚さと固い意志の同居。

一見矛盾しかねない「強い力」の高いレベルでの共存。

これは人として何かを成し遂げていくために

きわめて重要なことだと思う。


そしてこの作品のもう一人の主役、オシム。

祖母井とオシムの出会いはすなわち・・・


自分が生きてきた道に自信を持ち、

これから自分が歩んでいく道に自身と指針を持たせてくれる

「これだ!」という人との出会い。


この出会いの体験を自分も引き寄せたい。

「一緒にやめてもいいと思える人と仕事はやりたい」

この覚悟を持ちたい。


リスクを負って、攻めること。

この気持ちは忘れてはいけない。

消極的な選択をしようとした自分に出会ったら、言い聞かせよう。

そして、


「ドロドロの世界で、それを知りつつも純粋に生きていきたい」。

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