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2017-08-10 00:00:00

わたしがきめた・・

テーマ:犬のピピの話 第十章

八月二十八日。
 うちで、ピピのからだをあらいました。
 じぶんたちであらえるように、犬ようのシャンプーをかったのです。
 母は、それでいちどピピをあらってみましたが、すごくいやがられるから、といって、そうそうにやめてしまっていました。
「そんなこと、ないよねえ? ピピ?」
 わたしは、いちばん気温(きおん)がたかいひざかりをまって、ピピに声をかけ、はなれのにわのあらいばへつれていきました。 

 まずは、シャワーで、せなかに水をかけます。
 ピピは、やっぱりにげようとします。
 わたしは、にこにこわらいのかおのまま、さぎょうをつづけました。
シャンプーをすこし、手にとり、ふわっふわのおおきなあわをつくります。
そのあわで、ピピのからだを、ていねいになでるのです。
「ほら、ぴぴは、きもちいいよねえ?」
 あせだくになりながら、わたしは、できるだけやさしくはなしかけました。
ピピは、わたしのむねのまえのあたりのくうきをすいこむと、きゅうに、とろんとしたかおになりました。
ふだんはおおきな目が、ちいさくすぼまって、口ではぺろぺろ、くうきをなめるしぐさをするのです。
 こうしてピピをあらい、あわをすすぐとき、ピピは、また、うすみどりいろの液(えき)をおしりからだしました。

 

 

 

 


 つぎの日。わたしとピピは、さくらびょういんにいました。
おいしゃのしんだんでは、ピピは、やっぱり子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)になっている、ということでした。
「あの注射(ちゅうしゃ)には副作用(ふくさよう)がある、と、おっしゃいましたね」
わたしは、おいしゃにいいました。
おいしゃは、すこしあわて、こういいました。
「このびょうきになる子は、どうしたって、なるんですよ」

 いいえ。
 わたしは、おいしゃをせめるつもりはなかったのです。
副作用がおきるかもしれない、ということは、ピピに注射するまえに、ちゃんとしらされていました。
わたしは、ことしの夏のきびしさや、副作用の確率(かくりつ)をかんがえて、じぶんできめたのです。 ピピへ、注射をうつように、わたしが、きめた。
 わたしは、ピピのあかるさと、げんきとに、あまえていました。

 

 

 

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