それは、りす吉と私の二人でボブを待っている車中での会話でした。
りす吉が、なにかをポツリ、話しかけた。
私 「え? 今、なんていった?」
り 「・・・・・・なんでもない・・・・・」
私 「聞こえなかったから、もう一度言って?」
り 「なんでもないよっ・・」
そこでしばしの静寂。
わたくし、その沈黙をわざと破るように語り始めてしまいました十代末期の頃のコト。
十八、十九といえば若いエネルギーに満ち、感受性も鋭い時なので、それが絶たれることへの恐怖をことさらに感じたのでしょう。
それから、長い時が流れました。
その間に、祖父母がなくなり、父がなくなり、昨年、母が亡くなりました。
私が育った家には、もう誰もいません。
庭を手入れする人もいません。
私は、その家と先祖代々の土地を手放すことを決めました。
そんなこんなを現実に目の当たりにして、若い頃とはまた違う角度から諸行無常を強く感じ、あの頃に似た”恐れ”が蘇ってしまいました。
そしてどうにか行き着く”前向きな結論”は、漫画で述べているようにただただ平凡なものですけれど
謙虚さを忘れていた自分を、反省しました。
ってまだ明日につづくのですねー笑
↓応援のおくりっくをいただけるとうれしいです。