2012年05月19日(土) 18時00分00秒

最後の若手G MEN~風間刑事

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
「G MEN '75」(TBS系/'75~'82年)に風間刑事なんて居たっけ?とお思いの方が殆どだと思います(泣)それもその筈!番組ラスト半年間だけ出演していた最後にG MENに加入した若手刑事です。

故・丹波哲郎さん率いる"丹波道場"出身の藤川清彦さん演じる風間刑事は、警視庁城西署出身の新米刑事。「G MEN '75」全355話のうち、最末期の第331話「新GメンVSニセ白バイ軍団」より登場しました。

部長刑事・古田刑事(演・谷村昌彦)の部下で古田刑事と一緒にG MENに加入しました。若さとバイタリティ溢れるキャラクターでした。しかし捜査経験や射撃技術などは、とても警視庁の精鋭・G MENの要件は満たしていませんでしたが(泣)将来性を黒木警視正(演・丹波哲郎)に買われたと思われます。(決して丹波道場の門下生繋がりではなくて!・・・多分)

G MENに欠員が生じた後、最初に手掛けた事件に携わった一級の捜査員から抜擢するという人選がG MENの特徴でもありましたね。

高校時代はラグビー部に所属していたラガーマン!

何故印象が薄いかと言うと、当時の「G MEN '75」は視聴率も10%台に落ち込み、全盛期の勢いは完全に失われていました。

「ハードボイルド」を標榜とし、都会の虚構と視聴者を絶望の縁に追い込む悲劇的な結末が大ウケしたこの番組も、時代は'80年代のバブル経済全盛期。番組開始当初はオイルショック直後で世の中自体暗く落ち込み、その世相に番組のカラーがピッタシハマったのですが、軽チャー路線全盛期の最中では「G MEN '75」の持つクールなカラーが時代にミスマッチと化してしまったか、次第に視聴者にソッポを向かれ始めたかと。

番組自体もヘタに時代に迎合すべく、ヘンにコメディータッチを押し出す作品があったり・・・と番組そのものも迷走し出してしまいました(泣)

また番組制作元の東映も、真裏の「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)の制作に深く関わるようになり、次第に「G MEN '75」の制作から手を引き始め、挙句最終回は完全に東映の制作では無くなってしまい、東映の近藤照男プロデューサーが自ら立ち上げた"近藤照男プロダクション"(後に「HOTEL」シリーズで有名に)が最終回(2時間スペシャル)を制作しました(泣)

藤川清彦さんは故・丹波ボスのお膝元の丹波道場の門下生ながら、風間刑事は続編の「G MEN '82」('82~'83年)にはスライド出演せず。その後藤川さんは消息不明に・・・(泣)


「G MEN '75」出演の刑事では村井刑事(演・有希俊彦)に次いで影の薄い刑事だったかもしれません(泣)





$VBCテレビブログ放送-今いづこ?

若き熱血刑事だった風間刑事。ところで藤川清彦さんは今いづこ?/(C)東映
2012年05月12日(土) 18時00分00秒

原点回帰?のベテラン刑事~古田刑事

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
全355話放送された「G MEN '75」(TBS系/'75~'82年)のメンバー紹介もいよいよ最終章!

第331話から登場した古田刑事(演・谷村昌彦)は、初期の山田刑事(演・藤木悠)以来となる叩き上げのベテラン刑事の登場となりました。

警視庁城西署の部長刑事でしが、第331話「新GメンVSニセ白バイ軍団」でニセ白バイ警官による、黒木警視正(演・丹波哲郎)、結城警視正(演・中丸忠雄)ら警察幹部を狙った暗殺未遂事件の摘発を期に、G MENへ加入しました。

署内では一見、風采の上がらない定年間際の窓際刑事といった風貌ゆえ、現場で鍛えた職人気質を理解できる同僚、上司には恵まれていませんでした(泣)

近代的な捜査方法に慣れた上司から見たら、歯がゆさを感じる古参刑事であり、眼中に無しという態度を取られることさえありました。

初期の山田刑事の様な歯切れの良さは有りませんでしたが、粘り強さや忍耐力と繊細さは山田刑事に勝るとも劣らない実力派でした。歩く事なら誰にも負けないと自ら豪語するように、地道な捜査なら右に出るものは居ないという粘り腰を持ち味としており、その実力をG MENの黒木警視正は高く評価しG MENに抜擢したのでした。

事件現場の些細な変化をも見逃さない鋭さは、流石は現場経験豊富なベテラン刑事ならではでした。

性格は温厚ですが、夜叉警部と異名を取る立花警部(演・若林豪)でさえも、彼には一目置いており、古さんの相性で親しまれる人情派でした。かなりのヘビースモーカーでもありました。

しかし番組自体既に末期状態で、全盛期には30%近い高視聴率を連発していた「G MEN '75」も古田刑事が登場した'81年秋以降は裏番組の攻勢と番組の長寿化に伴うマンネリ化、軟派な軽チャー路線への時代の変化に番組の持つ硬派なハードボイルド色が対応しきれなくなり視聴率は20%を切る程低迷しており、とうとう'82年春の改編で番組の終了が決定してしまい古田刑事の出番は僅か2クール・26話のみの出演となりました。古田刑事は続編の「G MEN '82」('82年秋~'83年春)にはスライド出演しませんでした。

山田刑事の再来を想起された方も多かったのですが、時としてコミカルないでたちも感じられた山田刑事と違い古田刑事はコミカルな雰囲気は感じられませんでした。これは「アイフル大作戦」('73~'74年)・「バーディー大作戦」('74~'75年)での"ドデカ"こと追出刑事役のインパクトがあまりにも大きかった故・藤木悠さんの持つ三枚目風の雰囲気に対して、故・谷村昌彦さんはより真面目な雰囲気が強かったのも大きかったのかもしれません。実際当時の番組スタッフも「藤木さんにはコメディー役もやらせられるが、谷村さんにはやらせられない。」みたいな事をも仰っていましたね・・・。

朴訥とした、良い意味での田舎くさい雰囲気は山形県出身ならではでしたが・・・。こういった味わいのある役者さんも今では皆無ですね(泣)

その故・谷村昌彦さんはこれまでちょくちょく「G MEN '75」には犯人役等でゲスト出演を繰り返しており、その多くはあまり裕福な生活ではない低所得者層役の出演が多かったのも印象的でした。

もう少し番組が長く続いていたら、もっと様々なエピソードも作られていたことでしょうね。


皆様はこの辺りの「G MEN '75」についてはあまり存じられていない方も多いかと?(泣)





$VBCテレビブログ放送-古田刑事

古タヌキこと古田刑事。幾度となくゲスト出演を続けた末の待望のレギュラー起用でしたが、僅か半年足らずの出演となりました(泣)/(C)東映
2012年04月28日(土) 18時00分00秒

姉御肌なG MEN~津村冴子警部補

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
ドンドンマイナーになっていく(泣)「G MEN '75」のメンバー紹介コーナー。今回は江波杏子さん演じる津村冴子警部補の特集です。

第307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」から登場した女性G MEN。女性だからと侮ることなかれ!射撃のプロでもありました!

小田切警視(演・夏木陽介)や南雲警視(演・川津祐介)同様、警視庁に所属する捜査官でしたが、
小田切警視・南雲警視と違い警視庁とG MENとのパイプライン的な立場ではなく、警視庁警備部所属のSP隊員兼G MENで、必要とあればG MENの捜査に加わるような位置付けでした。

シンガポールコネクションに潜入し、動向を探っていた賀川陽子刑事(演・范文雀)と同時にシンガポール入りし、影ながら彼女をガードしたのがキッカケでG MEN入り。国際捜査にも長けていました。

父も警官でしたが、殉職しました(泣)G MENには多いですね。父親が警官という設定が。姉も居ましたが、シナで行方不明に(泣)

私生活では長らく独身で、お見合いがなかなかうまく行かないという展開も(泣)数こそ多くなかったものの、草鹿刑事(演・鹿賀丈史)と丁々発止のやり取りを展開していたのも面白かったですね。

津村冴子警部補役の江波杏子さんは、シリーズ第二弾の「G MEN '82」にも同じ役柄でスライド出演し続けました。

"ハードボイルド"を標榜としたG MENも、放送開始から既に6年を経過し当時の"ウーマンパワー"に押されたか、第307話を境に女性G MENを一挙に3人も登場させる等放送開始当初の男臭さが一挙に薄れてしまいました。

視聴率的にも真裏の「土曜グランド劇場」(日本テレビ系)・「ゴールデン洋画劇場」(フジ系)・「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)に押されがちになり、全盛期には黙っていても30%近い高視聴率を獲っていたのが、'80年代に入ると20%を切ることもしばしば・・・。

事態を重く見た関係者サイドは、第307話から女性G MENを3人に増やし'68年4月放送開始の「キイハンター」以来一貫してTBS系土曜午後9時枠のBGMを担当してきた菊池俊輔氏のBGMに別れを告げ、ピエール・ポルト氏と義野裕明氏のBGMに大胆な変更を敢行!

しかしこのリニューアルはあまり支持を得られず、かえって迷走してしまった感が否めませんでした。

結局3人体制による女性G MENは僅か23回足らずで取り止めとなりました。

さて江波杏子さんというと「女賭博師」シリーズの印象も深いかとは思います。新幹線の中ではヤクザから賭博が開かれていると話しかけられた事もあったとか(笑)

切れ者の女性G MENでしたが、演じられた江波さんはヨーロッパ・ロケでスリの被害に遭われたことも・・・(泣)


シンガポールでの初登場時の嬉々とした表情も印象的でしたね(笑)





$VBCテレビブログ放送-凛々しい!

津村冴子警部補。女性ながら拳銃さばきは抜群でしたが、出番が少なかった為あまり銃撃シーンそのものは拝めませんでした(泣)/(C)東映
2012年04月21日(土) 18時00分00秒

シンガポールからやってきたG MEN~マリコ・寺岡刑事

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
段々と不人気になっていく「G MEN '75」の登場刑事紹介コーナー(泣)それは番組そのものの人気も次第に右肩下がりになっていったことと結び付いているのですが(泣)

昨年お亡くなりになられたセーラ・V・ロウエルさん(享年50歳)が演じられたマリコ・寺岡刑事は、番組も末期に差し掛かる307話より登場した女性G MENでしたが、シンガポール国籍という歴代G MENではかなり大胆な設定でした(笑)

シンガポール警察の潜入捜査官という設定でした。(ってシンガポール警察に潜入捜査官なんて当時居たの?)

シンガポールコネクションの犯罪をG MENとインターポールとの協力の下事件を解決したことをキッカケにして、黒木警視正(演・丹波哲郎)に直訴し日本のG MENへ入れて貰ったという。

同じ女性G MENの賀川陽子刑事(演・氾文雀)と仲が良く、休日には二人で買い物へ行く事も。慣れない日本での生活も必死に馴染んでいこうと努力していました。田口刑事(演・千葉裕)と休日にキャンピングカーで出かけたこともありましたね。

ややたどたどしいセリフの言い回しは、村井刑事(演・有希俊彦)を彷彿とさせました(泣)

しかし番組自体当時真裏に放送されていた「土曜グランド劇場」(日本テレビ系)、「ゴールデン洋画劇場」(フジ系)、「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)の真裏で苦戦しだしていた低迷期でもあり、僅か半年足らずで何の予告も無くG MENから姿を消してしまいました。この頃の「G MEN '75」はBGMも菊池俊輔氏からピエール・ポルト氏に代わったり、開始初期には考えられなかった登場刑事のプライベートを描く等番組そのものも色々と手を入れていた時期でしたが、かえって墓穴を掘った感もありました(泣)

降板翌週の331話の冒頭で黒木警視正のナレーションでシンガポールに帰ったと告げられただけ。降板編すら制作されなかったという(泣)


当時の「G MEN」は7人のうち3人が女性という構成で、番組本来のハードボイルド色が薄れていた時期でもありました。それだけ番組も迷走していた時期だったかと・・・。





$VBCテレビブログ放送-上からマリコ

マリコ・寺岡刑事。歴代女性G MENの中では最も影が薄かった?/(C)東映
2012年02月18日(土) 18時00分00秒

ブティック店員からのデューダ刑事~賀川陽子刑事

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
今は亡き名優・范文雀さんが演じられた女性G MENは第307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」から草鹿刑事(演・鹿賀丈史)、マリコ・寺岡刑事(演・セーラ)、津村冴子警部補(演・江波杏子)とともにG MENに加わりました。

末期の女性G MENの象徴的な存在で、後釜の「G MEN '82」にもスライド出演しました。

モトをたどればブティック店員で、それから所轄署の警察官を経てG MENに加入しました。(モノ凄い転身ぶりですが)

元・ブティック店員だけあってファッションセンスに優れていたという。G MEN配属前は外事課所属で、シンガポールで潜入捜査をしていたという。

基本的に慌てふためく事の無い沈着冷静なG MENでしたが、他の女性G MENに比べてやや視聴者側から見ると気位が高いというかとっつきにくい印象をも感じさせたきらいがあったかと?

初代女性G MENの響圭子刑事(演・藤田美保子)らは、時として感情をむき出しにするシーンも多々見られましたが、賀川陽子刑事はあまり自分の感情を表に出す事はありませんでした。元々沈着冷静なキャラクターという位置付けだったのでしょうけど。

父親が中国人で日本に帰化し貿易商をしていたという設定も有りました。

印象が比較的薄いのは、当時番組そのものが視聴率的に苦戦しだしていたのも影響しているのかもしれません。

全盛期30%前後の高視聴率を誇った「G MEN '75」も、末期は真裏の「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)や「土曜グランド劇場」(日本テレビ系)や「ゴールデン洋画劇場」(フジ系)といった強豪番組の真裏で苦戦。世の中自体が"軽チャー路線"化が進んでいた事も有り、「G MEN」もこれまでにないコメディータッチの演出を盛り込んだり等迷走していた時期でもあり、結果視聴者の心は益々離れていってしまいました(泣)


故・范文雀さんは番組へは何度かゲスト出演をしていたので待望の起用だったのですが・・・。結構気難しい方だったとか?





$VBCテレビブログ放送-凛々しいねぇ!

末期の「G MEN」を象徴する存在だった女性G MEN!故・近藤照男プロデューサーもお気に入りだった?/(C)東映
2012年02月04日(土) 18時00分00秒

Gメンよりラーメン!~草鹿刑事

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
歴代G MENでは比較的印象が薄いメンバーです(泣)

それは出演期間の短さに加え、演じられた鹿賀丈史さんが当時舞台のお仕事と掛け持ちだった為、レギュラー出演決定直後に暫く番組を休養してしまいG MENファンからもイマイチ人気が得られなかったという・・・(泣)

デビューは初代の関屋警部補(演・原田大二郎)同様、先輩刑事の妹がフィアンセも先輩刑事はシンガポールコネクションの一味で妹はコネクションの銃弾により絶命。コネクションの一味を逮捕したのをキッカケにG MEN入り・・・と関屋警部補を彷彿とさせた設定でした。

ただ違うのは登場直後しばし休養した事ですが(泣)何せデビューから6話出演した後、いきなり1クール(12話)も休養したのでは視聴者からの支持は得られないでしょう。

また草鹿刑事はこれまでのG MENでは考えられなかったコメディー路線を強調したノリの軽いG MENでした。ささいな事からビルの屋上から落ちそうになり、情けない声を発しながら助けを乞うたり(泣)「G MENよりラーメンだ」と言わんばかりにラーメン屋の2階に居候していたり、黒木警視正から借りた財布を無くしたり(泣)刑事のプライベート的な部分は殆ど描かない"畳の出て来ない刑事ドラマを目指そう"としていたG MENでは、かなり異色の設定でしたが・・・。

尚、続編の「G MEN '82」でも出演の話があったそうですが、当然?立ち消えになったそうです。


ハードボイルドを標榜し、殆どコメディータッチな演出が皆無だったG MENも、草鹿刑事が登場した'81年は番組開始から既に6年を経過。「西部警察」シリーズ(テレビ朝日系)に代表される様なハードアクションモノの刑事ドラマがもてはやされていた一方、世の中は"軽チャー路線"が急激に進みこれまでの重厚な番組から、軽いタッチの番組が流行り出していた時期でした。(ちょうど「Dr.スランプ」や「オレたちひょうきん族」といった番組がスタートしたのも'81年でしたね。)

ハードボイルドを掲げながら時代にやや埋没しつつあった感じのG MENは、草鹿刑事が登場したのを期に、思いきったリニューアルを慣行しました。

まずはTBS系土曜午後9時台の東映制作のドラマ枠では'68年開始の「キイハンター」以来一貫して起用され続けてきた菊地俊輔氏のBGMに別れを告げて、ピエール・ポルト氏(日本テレビ系「金曜ロードショー」の初代OP等を担当)のオープニングテーマに変更!また草鹿刑事登場を皮切りにメンバーを3人も変更させ、一挙に女性G MENを3人体制にする等かなり思い切ったリニューアルを敢行しました。女性上位になりつつあった時代に、硬派なイメージからソフトタッチな路線へと舵を切りつつあった印象を抱かせましたが、元々「ハードボイルド」を標榜としていたG MENではこの路線変更は逆にその後の番組を迷走させてしまった感をも抱かせました。

事実、全盛期には30%以上の高視聴率を獲得していたこの番組も、この辺りになると20%を切る事もしばしばで、挙句制作の東映も真裏の「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)の制作に携わる様になりだし、東映ですらG MENの制作から手を引きつつあったという。


次第に時代に迎合しなくなりつつありましたね・・・(泣)





$VBCテレビブログ放送-ラーメン刑事

射撃の腕がイマイチという(泣)猪突猛進型の刑事。「私鉄沿線97分署」(テレ朝系)は休みませんでしたが、「G MEN」ではちょくちょく休んだので、イマイチ存在感が薄かった(泣)/(C)東映
2012年01月28日(土) 18時00分00秒

「特捜最前線」のウラビデオ?

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
未だ神代警視正こと二谷英明さんの逝去のショックさめやらぬ・・・ですが、故・二谷さんのライフワーク的作品だった「特捜最前線」(テレビ朝日系/'77~'87年)の番外編的業務用ビデオが存在した!・・・今となっては殆ど幻のビデオですが。今回はこちらをご紹介!

かつて新聞にも広告が載っていたというその名も「ビジネス最前線」!(笑)

「特捜最前線」の末期頃に制作されたというこのビデオは、「特捜最前線」のキャストとスタッフ陣が制作協力した「特捜」マニア羨望のビデオ!「特捜」マニアならヘタな18禁モノよりも興奮するだろう(笑)

"経営者教育研究所"なる胡散臭い組織が、社員教育用ビデオの制作を東映に依頼したもの。

ちなみに価格は、4巻セットでナンと148,000円也!まるでぼったくりバーです(泣)1巻当たり37,000円もしますが、業務用ということでけっこう売れたとか。今でも社員教育用に使っている会社もあるとか?(笑)

原作は財部一朗氏なる方なのですが、プロフィール欄に「地獄の訓練」開発者って書いてあるのがチトヤヴァい!まるで「特捜最前線」の「リンチ経営塾・消えた父親たち!」の戸浦六宏さん演じる戸塚ヨットスクールの経営者版的な設定ライクなのが何とも言えない!

まじめに見ると社員教育用ビデオとしては面白いそうですが、ドラマとしては「特捜最前線」的な面白さはまず期待できないという・・・。要するに高額な値段に見合った内容ではないという事!

さて「ビジネス最前線」ですが、パッケージの「最前線」の「線」の字だけがヘンにズレています。意図的なのかワザとなのか、今となっては分かりかねますが・・・(泣)

カウンセラー役の故・二谷英明さん(神代警視正)、楠木営業部長役の本郷功次郎さん(橘刑事)、平手企画課長役の横光克彦さん(紅林刑事)ほか・・・。他のメンバーは居ない様です。他のメンバーが出ていたら、さしずめ大滝秀治さん(船村刑事)は守衛さん、藤岡弘さん(桜井刑事)は営業課長、誠直哉(吉野刑事)は営業係長か?

故・二谷英明さんは「世にも奇妙な物語」(フジ系)のタモリさんのような役どころ。しかし何故か妙にフレンドリー(笑)しかし本郷功次郎さんの部長役も貫禄があってハマってそう!ナレーターが故・中江真司さんじゃなくて久米明さんだったのがチト残念でしたが・・・。

「特捜」の良さって、主役たちの(組織から/世間からの両方の意味で)はみだしぶりが印象的だったかとは思いますが、教育用ビデオ故旨くいっている組織のまっただ中でそこに馴染んでいる特捜メンツを見るのはチト寒い・・・(泣)サブタイトルは、第1部「遅れた報告」、第2部「切れたコミュニケーション」、第3部「部長の一喝」、第4部「無届直行」・・・。ちなみに長坂秀佳氏は脚本に参加していません。

キャスティング協力は演劇集団・円。特捜っぽいところでは梅原正樹さんや北村総一朗さんが起用されています。ちなみに北村さんは横光さんのライバルという設定。スタッフ的には監督・脚本の藤井邦夫氏、撮影の内田正司氏あたりがいかにも「特捜」ライク!藤井氏の話では、脚本や監督は殆ど経営者教育研究所が準備していたので、やることはほとんどなかったらしい。というか、あまり思い出したくない過去とか。演出面での藤井邦夫氏らしさが発揮されていたのは、本編とあまり関係ない社員のデートシーンやあんみつ食べに行くシーンとか(笑)


そして戦慄の主題歌♪戦士のバラード をチリアーノさん・・・ではなくて、ナンと横光克彦さん(現・民主党議員)が無表情に歌い上げる!(笑)この歌はロックなバラードらしいですよ。「野武士のように」という歌詞が、藤岡弘さん(桜井刑事)的!しかしまさか横光さんが主題歌をねぇ・・・(笑)血迷ったか?紅林刑事!!だから社民党から民主党に漂流しているワケか?(泣)横光さんにとっては完全に黒歴史でしょう!国会で追及されたらどう答弁するだろうな?(笑)でも当局的にはCD化希望!(お願いします!レコードメーカーさん!!)





$VBCテレビブログ放送-どう観ても・・・

どう見ても「特捜最前線」的なキャストとタイトル(笑)しかし制作者は何を思ってこんなビデオを思いついたのだろう?/(C)経営者教育研究所・東映





$VBCテレビブログ放送-豪華な?キャスト

豪華?なキャスト。出来れば藤岡弘さんも出して欲しかった・・・(泣)/(C)経営者教育研究所・東映
2012年01月21日(土) 18時00分00秒

デビューは派手だったが・・・~吹雪杏子刑事

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
'12年初の"G MENの刑事を語る"シリーズ!約1ヶ月ぶりに再開です。今回は4代目女G MENこと吹雪杏子刑事を取り上げます。

警視庁警備部SP隊所属の捜査官で、知らぬ間にG MENから姿を消してしまった(泣)津川蛍子警部補(演・夏木マリ)の後任として第253話から第306話迄出演しました。

この頃辺りからの「G MEN '75」は、初期の様に極力刑事の私生活を描かないという演出スタイルから、徐々に刑事の私生活をも描くという演出スタイルになっていき、吹雪杏子刑事もまたちょくちょくプライベート的な部分が描かれました。

都内の一戸建てに婦警の妹と二人暮らし。父は元殉職刑事。

元SP隊という事で、第253話の初登場時はラスト近辺でマンションの屋上でG MENが追いかけていた犯人に対し帽子を投げ捨て銃を発砲!何故G MENよりも先にマンションに居たのか?(笑)コートに身を包みG MENに名乗る事も無く話は次回へ・・・。衝撃的なデビューでした!

しかしその後はSP隊所属の射撃上手という設定は鳴りを潜め、これまでの女性G MENよりも親しみやすさと大衆性をアピールしたキャラクターだった気がします。

SP隊というとどうしても非情さとクールさが連想されがちですが(かつてG MENに居た村井刑事なんか特にそう!)、吹雪杏子刑事の場合そういった風潮はかなり薄かったと思います。

G MENの同僚と仕事終わりに一杯呑みに行き上司のくだを巻いたり・・・(笑)うかつにも自宅が空き巣に狙われたり・・・と、これまでにない演出でした。

霊感に強かったのもこれまでの女性G MENにはなかった設定で・・・(笑)

しかし1年の出演の後、FBIへの研修の為G MENを去る事になりました。

当時演じられていた中島はるみさんは'80年2月、「11PM」(日本テレビ系)の水曜日のカバーガールとして出演し、同年4月から「G MEN '75」にレギュラー出演し、女優デビュー!知的で少し陰のある顔立ちとスリムなプロポーションで人気を博しましたが、現在は芸能界を引退されているとの事。

たまたま「11PM」を観ていた故・近藤照男プロデューサーがお気に召し、「G MEN」に起用したのでしょう。でなければデビュー間もないタレントを起用したりはしないでしょう。

しかし番組との契約は1年も、当時視聴者からも人気を博し契約続投の話が出るも中島さんが当時所属していた事務所サイドが、イメージが固定する事を恐れもっと色んな役をさせたい等有ったらしく、番組を降板する事に・・・。当時人気を博していただけに事務所側の"背伸び"が悔やまれます(泣)


今はお元気にされていらっしゃるのでしょうか?





$VBCテレビブログ放送-帽子が印象的!

当時視聴者ウケも良かったという吹雪杏子刑事。契約どおり1年での降板が悔やまれる(泣)/(C)東映
2012年01月14日(土) 18時00分00秒

TBS系の無い秋田県での「G MEN '75」の放送事情

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
毎回主に「G MEN '75」の出演者を大々的に語ってきましたが、今回は新春第一弾という事でTBS系の無い当地(秋田県)での「G MEN '75」の放送事情を語ります。

ご存知の通り「G MEN '75」はTBS系にて'75年5月から'82年4月迄毎週土曜午後9時から放送され、最高で30%以上の高視聴率を獲得しました。'68年スタートの「キイハンター」から一貫してTBS系土曜午後9時台のアクションドラマに出演し続けられた故・丹波哲郎さんは"土曜9時の男"という代名詞までついた程!

しかしTBS系の無い秋田県ではこの代名詞は当てはまりませんでした。

最初秋田県で「G MEN '75」が放送されたのは、AKT秋田テレビ(フジ系)で平日午後2時から2時55分迄の帯ドラマ枠(「おたのしみ劇場」)枠内で集中放送されました。本放送と並行しての放送だったのである一定の話数を放送すると中断し、また間を空けて暫くしてからまた連日集中放送され・・・と非常に落ち着かなかったです(泣)ただ・・・最終回の2時間スペシャル版は未放送だった様な?(泣)ちなみに続編の「G MEN '82」も同枠で連日放送されました。

時は過ぎ'97年、AAB秋田朝日放送(テレビ朝日系)で平日午後3時台の帯ドラマ枠で「特捜最前線」(テレビ朝日系)の後番組として突如「G MEN '75」のリピート放映が開始!開局まだ5年足らずで、当然殆どの番組がテレビ朝日系の番組ばかりだった時代に、TBSきっての人気ドラマのリピート放映にとても驚かされました。

セピア色の画面(泣)初回放送では黒バックが赤色だったり、肌色が紫色だったり(泣)当時殆どリピート放映がされていなかった時代で、相当フィルムが劣化していたのでしょう。

何故か新聞のラ・テ欄のキャスト欄には連日"丹波哲郎 若林豪ほか"と表記されていました。AAB秋田朝日放送では第1話からの放送だったので、若林さんは第1話から出られていなかったのですが・・・。それだけ"G MEN=若林豪"というイメージが抱かれていたのでしょうね。

しかし何故か'98年3月中旬、中途半端に第152話「女だけの通夜」をもって同局での放送は打ち切りに(怒)その後同枠では「はぐれ刑事純情派」(テレビ朝日系)をほんの数話放送しただけで、'98年3月最終週からは同枠で「刑事貴族」(日本テレビ系)を放送したのでした。

AAB秋田朝日放送に「G MEN '75」打ち切りについて抗議の電話をすると「その話数(第152話)迄しか番組を購入していませんので」とつれない返事(泣)何故それ以降の話数は購入しなかったのか?当局が「視聴率が悪かったのか?」「何故打ち切るのか?」とかなり食い下がるもAAB秋田朝日放送の担当者は曖昧な対応に終始。結局AAB秋田朝日放送では二度と「G MEN '75」は復活しませんでした(泣)


その後スカパー!ファミリー劇場で全話放送されましたが、もはやこういった硬派な刑事ドラマを地上波でリピート放映は出来ないものでしょうか?





$VBCテレビブログ放送-(C)東映

初期メンバーより。関屋警部補役の原田大二郎さんのインパクトが大きかった!/(C)東映
2011年12月10日(土) 18時00分00秒

番外編「G MEN」中期の名物犯人~望月源治

テーマ:刑事ドラマをコアに語る
この名前にピンと来たら110番もとい「G MEN」マニア!

物凄いインパクト有る犯人役となった長野県黒谷郡黒谷町きっての極悪犯人・望月源治(演・蟹江敬三)!

1950年9月生まれ(初登場時30歳)、前科三犯。趣味は欲望と本能のままに生きる事と斧を振り回す事。何度とっ捕まっても脱獄し獲物(=片桐ちぐさ/演・島かおり)を追いかけるという悪魔みたいなどーしようもない人間でした(泣)

幾度となく立花警部(演・若林豪)と激しい格闘を展開!小川でズブ濡れになりながら望月源治と激しい格闘を演じ望月源治の振り下ろした斧で負傷しつつも最後、立花警部が望月の口に拳銃の銃口を突っ込み、今にも発砲しかねない状況になったのが忘れられない・・・。

しかしそんな悪魔も、最後は騙して自分の意のままに操っていた女・きくよ(演・左時枝)に刺し殺されきくよ共々崖下に転落死してしまったという。

しかし中期の「G MEN」ではよっぽど好評を博したのか、その後も幾度となく黒谷町シリーズが制作され続けました。

やれ"望月源治の兄"だの"望月源治の親戚"だの、次から次へと望月源治の"亡霊"と戦う事を余儀なくされた立花警部(泣)若林豪さんのダイナミックな体当たりアクションは、当時イマイチ存在感の薄かった(泣)島谷刑事役の宮内洋さん以上のものがありました!

それまで「G MEN」というと他の刑事ドラマよりも都会的な雰囲気が感じられたドラマでしたが、黒谷町シリーズでは長野県ならではの雄大な自然を背景に大八車・手斧等田舎ならではのオブジェも印象的でした。

しかし放送当時、この番組の影響で長野県への風評被害とか無かったものでしょうか?「長野県には望月源治みたいな極悪犯が居る」みたいな・・・。今だと大幅な県のイメージダウンに繋がると思うのですが(笑)今で言ったら「相棒」(テレビ朝日系)ぐらいのヒット番組で、事ある毎に長野県に悪魔みたいな凶悪犯が居る・・・という展開だと長野県及び長野県民から抗議が来ると思うのですが。それだけ当時は視聴者も県もマッタリしていたという事か?

それにしてもまだ当時駆け出し中だった蟹江敬三さんの鬼気迫る演技も物凄かったです。今では重鎮俳優として大活躍されていらっしゃいますが、当時は各種刑事ドラマの犯人役に引っ張りダコでしたね。


「G MEN」の犯人役としては、香港ロケでお約束だった揚斯さんに次ぐ名物犯人と言えましょう。





$VBCテレビブログ放送-このキャラ(笑)

蟹江さんのハマり役だった望月源治!これだけアクの強い犯人もそうそう居なかったかと?無精ヒゲ、血走った眼、手には斧・・・物凄い井出達でした(笑)/(C)東映

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