名悪役列伝～ウイリー・ドーシー

味わいのある名悪役を語るシリーズ。

チコ・ローランドさん(故人)と並ぶ黒人系俳優として、'60年代から'80年代に掛けて数多くの日本の映画・テレビドラマに出演。 その大柄な体型を活かしたレスラー、ボクサー役が多かったのが特徴的でした。

流石に時代劇には不向きでしたが(笑)刑事ドラマのみならず、特撮ドラマの出演歴も多数ありました。

当局的には「西部警察」(テレビ朝日系/'79～'82年)の第1～2話「無防備都市」に"J.J."なる軍曹っぽい役柄で出演していたのが印象的でした。

いや、この作品では"特殊武装した装甲車が国会議事堂前やテレビ朝日局舎前、銀座を走行した"というシーンが大変印象的でしたが、ウイリー・ドーシーさんは装甲車の中で主に運転を担当していましたな・・・。

各種ネット上での情報では、地上波で放送されたドラマの最後の出演歴が「ベイシティ刑事」(テレビ朝日系/'87～'88年)のバーのマスター役だったとか。これは悪役ではありませんでしたが、藤竜也さん演じる小池刑事と世良公則さん演じる星野刑事らがちょくちょく立ち寄るバーのマスター・・・というものでした。

かなりインパクトのある大柄な図体で印象度は高かったものの、外国人故?データが少ない・・・。生没年月日すら不明だという。分かっているのは、既に故人だということ。

う～ん・・・殺しても死ななさそうな立派な体格だったんですけどねぇ。でも意外とそういった方程、案外短命だったりするんですよね。

近年のドラマでは"見るからに悪役"な外国人が出てくるようなドラマも無いのですが(泣)かつては引っ張りダコだったんですけどねぇ。露出度が高かった俳優ですら、最終的な足取りが分からないとは。


情報化社会とはいえ、まだまだ未知なる世界もあるものですね・・・。

ウイリー・ドーシーさん。既に故人なんだとか。バラエティー番組の出演歴は無かったようです。